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初心者の方が運転にきをつけるべき事・運転のコツ・車は?

更新日:2024年04月12日

初めての運転で一人はとても不安な気持ちになります。初心者の方が、運転するのに役立つ『運転のコツ』や『車』や『気をつけたいこと』などを紹介しています。楽しく、安全に運転ができるように紹介していきます。ぜひ、参考にしてください。

初心者の方が運転にきをつけるべき事・運転のコツ・車は?

初心者の方が運転に気をつけるべきこと

免許を取得したら、いよいよ一般道路で運転が始まります。実際に運転するとなると、事故の不安もあるのではないでしょうか。今回は、免許を取ったばかりの「運転初心者」の方にむけての、運転の仕方やコツ・車など、初心者ならではの『あるある』も紹介していきます。

初心者マークの義務期間から貼る位置について

■初心者マークの表示義務期間は1年

初心者マークはいつまで車に貼っておく必要があるのでしょうか。簡単に説明すると免許取得後、1年間が表示義務期間となります。道路交通法第71条の5では、普通自動車免許を受けていた期間が1年に達しない人に、表示義務があるとされています。

免許を取得してから1年以内にその免許が免許停止処分を受ける、また取り消しや返上後に免許を再度取得した場合など、例外的に1年を超えても表示義務が生じる場合もありますが、基本的には1年間だと考えていいでしょう。

■初心者マークを貼る位置は?

初心者マークは、車体の前面と後面の両方に、地上0.4メートル以上1.2メートル以下の見やすい位置に装着する必要があります。自家用車の他にもタクシーなどの営業車も表示対象車です張っても見えない位置ですと意味がないので、前方と後方両方の位置・見えやすい位置は必ず守って初心者マークを表示しましょう。

■1年以上いつまでもつけてていいの?

ペーパードライバーなど、運転に不慣れな人のなかには1年を超えても初心者マークをつけ続けたいという人もいるのではないでしょうか。実は1年の表示義務期間を超えて初心者マークを貼っていても違反にはなりません。掲示義務のある人が掲示していないときの罰則はありますが、掲示義務がない人が掲示していても罰則はないです。

もうすぐ免許取得から1年になるけれど毎日運転してきたという人と、免許を取得して10年以上たつけれども、教習所以来1度も車を運転していないという人とでは、後者の方が運転に不慣れなのは明らかです。そのため法律も弾力的な運用が行われています。まだ車の運転が怖いという人は、1年を超えても無理に初心者マークを外さず、慣れるまで装着しておくことをします。

初心者の方が1人で運転する場合

実際に公道を走るとなると、誰でも最初は緊張します。ここでは、初心者が1人で運転する際に気を付ける点をお話しします。

①運転前の確認

シートに深く座ってフットレストの上に左足を踏ん張ります。このとき膝がしっかりと曲がるよう、シートの位置や高さを調節します。次に、ハンドルの高さを調節します。肘が伸びたままでは、カーブに差しかかったときに腕が曲がらず、うまくハンドル操作ができないのでしっかりと調節しておきましょう。

シートとハンドルの位置を確認したら、次はミラーの調整を行います。バックミラーは後続車が真ん中に見えるように、サイドミラーは路面の3分の2くらいが映るように下に向けます。

②ブレーキとアクセル

ブレーキ操作は、いきなりブレーキペダルを踏みこまず、アクセルペダルから足を離したらゆっくりとブレーキペダルに体重をかけるようにします。急ブレーキは後続車から追突される原因になるので注意しましょう。また、アクセルペダルも急に踏みこむのではなく、ゆっくりと圧をかけて徐々に加速させましょう。

急発進は前の車と衝突する原因になるだけでなく、助手席に座っている人を危険な目にあわせてしまう可能性があります。気をつけましょう。

③右折と左折

右折、左折とともに、30メートル手前からウインカーを点けるようにします。左折の場合は、ウインカーを点けた後徐々に左側に寄っていきます。その際、歩行者や自転車、原付バイクにぶつからないよう注意が必要です。交差点に差し掛かったら、バックミラー、サイドミラー、目視で歩行者などを確認し、徐行しながら左折します。

右折時に交差点で先頭車両になったら、停止線で一旦停止し、対向車の邪魔にならないよう注意しながら交差点の中心へ進みます。歩行者、自転車、原付バイクに気を付けながら、対向車が来ていないか、対向車の距離は明らかに遠いか、右折の信号は青か、を確認して右折します。

④人通りの多い道

人が多い道では、歩行者や自転車、原付バイクなどと十分な距離をとり、スピードを落として運転するように心掛けましょう。狭い道路では、歩行者に気を取られすぎて前の車に接触することがないように、前後左右に気を配りましょう。

運転初心者に練習法

運転に慣れるためには練習が必要です。免許を取りたての初心者の方はできるだけ頻繁に車に乗り、体で運転を覚えましょう。ここでは、運転初心者に練習法をご紹介します。

■時間帯・練習場所

交通量の多い昼間は避けて、早朝や深夜など人が少ない時間帯を選ぶと安心です。また、練習は公共の広い駐車場や家の周りの広い道路、深夜であれば街灯の多い明るい道で行いましょう。

■練習方法

最初のうちは、運転慣れしている家族や友人に助手席に乗ってもらい、アドバイスをもらいながら練習すると安心です。隣からあれこれ言われるのが苦手だという人は、インターネットの教材を利用するのもひとつの手。自分で調べながら練習できますが、その都度車を止めなければならず、誰かに教えてもらうよりも時間がかかるというデメリットがあります。

助手席の人に道路の端に立ってもらい、車両感覚をつかむ練習も行いましょう。慣れないうちは車と壁との距離感がつかめないからです。また、自家用車がなかったり、家族が日常的に車を使用している場合は、レンタカーを借りて練習しましょう。

免許を取った直後は教習所での練習をまだ体が覚えているので、感覚を忘れないよう、毎日練習することをします。忙しい人は1日10分でも構わないので、1~2カ月は毎日車に乗るようにしましょう。

駐車&車庫入れ

駐車や車庫入れは、運転初心者ではなくても苦手な人が多いので、初心者はなおさら注意が必要です。バック駐車のほうが車を出すときに楽ですが、車両感覚がつかみづらければ前から止めても問題ありません。運転に慣れてきたら、バック駐車に挑戦しましょう。その際も1回で入れようとはせず、何度も切り返して大丈夫です。

最初は、スーパーなどの広い駐車場を使った駐車の練習の仕方をします。

初心者が起こした交通事故

免許を取得して数ヶ月後の、少し運転にも慣れてきた頃こそ注意が必要です。運転に慣れてきた頃こそ、より安全運転を意識することが求められます。というのも、免許を取得してからの年数が浅い初心者は、自動車事故を起こしやすい傾向があるからです。

それは、警察庁の統計(※1)からも明らかです。原付を含む免許保有者10万人当たりの、平成28年における自動車事故件数を見ると、16歳から19歳のドライバーが起こした事故は1822件で、20歳から24歳は1070件です。

対して、事故件数が最も少ない55歳から59歳のベテランドライバーは472件。16歳から19歳の事故件数と比較すると、実に4倍もの差があります。20歳から24歳でも、2倍以上の開きがあることがわかります。

初めは慣れていないこともあり、教習所で学んだことを守って安全運転しているのが、慣れてくると気が緩んで、つい慎重さに欠けた運転をしてしまう人もいるのでは。自分はまだまだ初心者だという自覚を持って、安全運転を心がけることが必要です。

運転のコツは?

■まずは何ごとも形から。服装はOK?

まずは運転を始める前に、服装の確認からです。もっとも気を付けるべきは「靴」と「上着」です。特に女性の方は、ブーツやヒールのある靴は運転する時は避けましょう。正確なペダル操作ができなくなります。またサンダルも危険ですので、スニーカーのような靴を履くようにしましょう。そして上着ですが、車内の温度調節はエアコンに任せ、なるべく身軽な服装で運転するようにしましょう。

■ 運転姿勢はもっとも大切な要素。詰め過ぎず、開け過ぎずが大事

ドアを開ける際は、前後左右の確認を忘れずにまずシートに座ったら腰深くかけて、フットレストに左足を乗せて踏ん張ってみたときに膝が曲がるくらいになるように調整します。次にハンドルと背もたれの調節をしましょう。楽な姿勢で背中を背もたれにつけ、ハンドルを「9時15分」の位置で握ります。

そしてそのまま肩の位置を動かさずに「12時」の位置でハンドルを握りましょう。このとき肘が少し曲がるくらいがちょうどいいポジションです。ビギナーの方にありがちなのが、ハンドルとシートの位置が近いこと。怖い気持ちはわかりますが、詰め過ぎると腕が思うように動かなくなり、かえって危険です。正しい姿勢で、リラックスして運転することが大切になります。

■車線変更は、必ず目視の確認も行おう

ミラーには死角があり、後方すべての情報を映せるとは限りません。あくまでも補助する目的で付けられているということを忘れずに、必ず後ろを目で見たうえで車線変更を行うようにしましょう。

初心者の方にお車

初心者が運転しやすい車のポイント

・前が見やすい
フロントガラス横のボディ部分は運転席からの視界を邪魔します。ボディの幅が大きいほど視界が狭くなり、運転初心者は特に運転しくいと感じるでしょう。この幅が狭く、視界の広い車を選びましょう。

・長時間運転しても疲れにくい
疲れにくさのポイントはシートです。一般的に、座席やハンドルの位置は調節することができますが、動かせる範囲はメーカーや車種によって異なります。実際に運転席に座ってハンドルを握り、自分の体に合うかチェックしましょう。

・車高が高く、車幅と長さが短い車
車高が高いと、前や左右はもちろん、後方も見やすくなります。また車幅や長さが短い車のほうが、車庫入れや縦列駐車をしやすく、初心者にはです。

初心者に車

先程の点を踏まえて考えると、運転初心者に車は軽自動車です。ここでは、軽自動車の中でも特にの車種を3つご紹介します。

■スズキ ワゴンR■

①ワゴンRは車高が高く、軽自動車特有の狭さを感じさせないようになっています。また、内装はシートアレンジにこだわっており、「居心地の良さ」を提供しています。運転に慣れていない初心者にとっても乗りやすく、疲れにくい車です。

■ダイハツ タント■

②ダイハツのタントは室内空間が広く、人や荷物をたくさん載せたいとおもっている人に最適な軽自動車です。死角が少ないのも、運転初心者に優しい車です。

■ダイハツ ムーブ■

③ダイハツのムーヴは室内の広さや走り、燃費の良さのバランスが取れている車です。先述の「タント」に比べて高さや重量を抑えていることが走りや燃費の良さにつながっています。衝突回避支援システム「スマートアシストⅡ」が採用されているため、運転初心者が乗っても安心です。

初心者の『あるある』話

免許は取ったけど、自分のクルマはまだ持ってない。こんな方は、レンタカーを使うこともあるでしょう。乗り慣れないクルマに乗る時ほど、ドライビングポジションやハザードなどのスイッチ類の位置をしっかり確認するようにしてください。

分からない時は、お店の人に何でも遠慮せず聞きましょう。よくあるトラブルが、給油時に関することです。これはレンタカーに限ったことではありませんが、給油口の位置は左右どちらか、乗っているクルマの燃料の種類はどれか、事前にチェックしておきましょう(軽自動車だから軽油、というミスも初心者はやりがちです。気を付けてくださいね)。

とにかく経験すること。乗れば乗るほど身につく!

車の運転免許を取得したら、1日10分でも良いので毎日練習を重ね、運転・車両感覚を早く身に付けましょう。一般道路を走っていると、初めのうちは緊張し、怖い思いをすることも少なくありませんが、その経験が上達への近道です。

先程も書きましたが免許を取得して1年以内は「初心者マーク」をつけることが義務付けられています。初心者マークには、周りに運転初心者であることを知らせ、注意を促す役割がありますので、運転する際には必ず付けるようにしましょう。

初回公開日:2017年11月04日

記載されている内容は2017年11月04日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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