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トリップメーターのリセット方法・後付は出来るのか・使い方

更新日:2023年12月25日

車やバイクに搭載されている走行メーターには、「オドメーター」と「トリップメーター」という2種類が装備されている製品があります。果たして、どういった違いがあるのでしょうか。今回は、トリップメーターを中心としてご紹介しています。ぜひご覧ください。

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トリップメーターとは?

車やバイクには、いろいろなメーターが搭載されていますが、その中にトリップメーターというものがあります。こちらは走行距離を表示しているのですが、都度「0」に戻せる機能を備えたメーターです。つまり、ガソリン燃費を計算したり、行先までの距離を計測するために使う利便性の高いメーターです。

いろいろな計算がしやすく、快適に走行するための重要な機能を備えています。中には、複数のトリップメーターを搭載している製品もあります。それにより、多数の距離間や燃費などを計測できます。車両に搭載されている場合、ぜひ活用してみましょう。

どこにあるの?

車であれば、ダッシュボードの走行距離メーターに含まれている機能です。または、バイクでも同じようにヘッドライトの上部に装備されている車両が多いです。ボタン1つで画面の切り替えができますので、手軽にいろいろな計測をすることが可能です。

車両のメンテナンスにも役立ちます。オイル交換の目安にもなりますので、トリップメーターが搭載されている場合は、大いに活用することがです。主に、9,999㎞や1万㎞代以上の走行距離を表示できます。そのため、年間の「多走行での距離を計測」する場合でも容易に活用できる製品が多いです。

トリップメーターのリセット方法

トリップメーターの表記を「0」にリセットしたい場合、各製品にはボタンが付いています。軽く押すだけでリセットできてしまうようですと、走行中やメンテナンスの最中に不意にリセットしてしまう可能性があります。そのため、「長押し」することでリセットすることができる仕組みです。

ボタンの位置は各製品によっても異なりますが、誰でも簡単にリセットできる仕組みになっています。デジタル式の製品が中心ですので、表示も見やすく、リセットした後でも走行距離を判断しやすいスタイルです。

トリップメーターの後付は出来るのか

現在、車両に搭載されていない場合でも、トリップメーターを後付けすることが可能です。ですが、車の場合は走行メーターに内蔵されているものですので、簡単に後付けすることはできません。ただバイクであれば、走行メーターを一式交換するだけで、簡単にトリップメーター機能をもった製品を付けることができます。

やはり車の場合ですと、メーター周りが複雑ですので、それに合ったサイズの製品を探したり、ワンオフで制作しなければなりません。どうしても、トリップメーターを搭載してみたい場合、やはり専門のショップに相談することが最善です。メカニックがベストな方法を検討してくれることでしょう。

トリップメーターの使い方

トリップメーターを使う方法は先のようにいくつかありました。区間の距離を計測することや、燃費を計測するため、もしくはメンテナンスをする判断などに用いる方法です。いずれにしてもメーターの数値を「0」にリセットしてから使います。そうすることで、計測したい距離間を自在に測ることができます。

トリップメーターは1つのみではなく、2つの計測ができる仕様のものもあります。これにより、2箇所の距離感を自在に計測することもできます。いずれにしても、使い方次第でいろいろなアレンジが楽しめるメーターと言えます。

トリップメーターが故障したらどうするか

トリップメーターは電子機器ですので、経年で故障してしまうことがあります。壊れてしまうと、当然ながら数値の表記は完全にリセットされ、失われてしまいます。いろいろな故障要因がありますが、代表的な故障を例に挙げてご紹介いたしましょう。

リセットされる

何も操作しなくてもリセットされてしまう破損は、内部の基盤故障が考えられます。表面からは修理できませんので、1度完全に分解して修理をする必要があります。専門的な作業ですので、やはりショップに相談することが最善です。

もしくは、リセットボタンの劣化も挙げられます。経年でボタンがスムーズに可動しなくなり、稀に常に押したままの状態となってしまうことがあります。この場合、ボタンを手前に引っ張ってみると簡単に直ることがあります。ただ、時間が経過するとまた同じ症状が出る可能性もあります。

いずれにしても根本的な解決をするには、やはり専門的な修理を要します。自分で分解して壊してしまうと、多額の修理費用がかかるケースもありますので、どうしても修理できない状態になったら、近くのショップまで相談をしましょう。

動かない

動かなくなったトリップメーターを直すには、どのような方法があるのかご紹介いたしましょう。メーターは車両の「バッテリーから電源をとって可動」しています。そのため、バッテリーがなくなったり、老朽化することにより、電圧不足となってしまします。

このような時には、バッテリーを新品に交換すれば直ることが多いです。もしくは、単なる接触不良といったケースもあります。走行の振動により、配線が外れてしまうと起きる現象です。この場合は、外れてしまった配線を付け直すことで可動するようになります。いずれにしても、まずはバッテリーの電圧を確認してみるとよいでしょう。これでバッテリーの寿命を判断できます。

トリップメーターの見方

トリップメーターを常時見られようにするには、製品ごとにボタン操作をする必要があります。一般的には、1度押すことでトリップメーターの表示がされることが多いです。画面表示は「TRIP・A」や「B」といった英語で表される製品が多いです。続けて押すことで、画面が変わるメーターが多いです。おおむね1万キロまで表記される製品が主流です。そのため、99,999キロになると「0」に戻るメーターもあります。

オドメーターとは?

走行メーターは「オドメーター」とも呼ばれています。トリップメーターとは異なり、リセットできたり、複数搭載されていることはありません。たとえば、車両を新車で購入した際、走行距離が「0」であった場合、走るごとに走行距離が加算されていきます。ボタンを押しても、変動されることがありません。つまり、車両の「総走行距離」ということが言えます。

こちらはメーター自体を交換しない限り、距離数を変えることができませんので、基本的に手動でいじることはできません。そのため、中古車を購入する際はオドメーターでの走行距離で判断をすることとなります。メーターが交換されていなければ、その数値が走行履歴となります。

トリップメーターとオドメーターの違い

走行メーターにはトリップメーターとオドメーターがあることで、運転者は車両での走行距離をいろいろな形で判断することができます。両者で違う所は、「リセット」できるということです。先のように、オドメーターは基本的にリセットすることはできません。そのため、車両を所有していた期間の走行距離を確認することが可能です。

トリップメーターとは、随時リセットできますので、計測したい距離や燃費の計測に重きを置いたメーターです。どちらでも、使い方次第で利便性を感じることができます。オドメーターは常時確認できるものですが、トリップメーターは使ったことがない方も多いのではないでしょうか。とても便利なメーターですので、ぜひ使いながら走行を楽しむことをいたします。

最後に

今回は、走行を計測できる「トリップメーター」についてご紹介いたしました。車両とは切っても切れないメーターです。使い方次第では、より一層と走行することが楽しくなります。年間の燃費を計測することも、走行を満喫する1つの楽しみ方です。

ぜひ今回ご紹介した内容を参考としながらも、いろいろな「アレンジをした使い方」も発見してみてください。

初回公開日:2018年03月09日

記載されている内容は2018年03月09日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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