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府中の銭湯3|24時間/料金が安い

更新日:2024年01月21日

府中の銭湯は地域密着度が高く、営業時間もどちらかというと短めのところが多く見受けられます。郊外ということで、駐車場を持つスーパー銭湯もがありますが、昔ながらの銭湯も頑張っています。府中には、手足を伸ばして体の芯から温まる銭湯の魅力健在です。

府中の銭湯3|24時間/料金が安い

銭湯がある府中ってどんな街?

府中は日本ダービーなどが開かれる東京競馬場(府中競馬場)で有名ですが、府中には奈良時代に国の重要機関である武蔵国の国府が置かれていたところからもわかるように、当時から交通の要所となっていました。

また同時代、国立のお寺とも言える国分寺も各地に造営され、今も府中の北側に武蔵国医王山最勝院国分寺が現存しており、駅名や地名にもなっています。

今でも、神奈川県、千葉県、埼玉県、東京郊外を結ぶ国道16号線、国道20号線(甲州街道)、府中街道、鎌倉街道、中央高速道が通っています。

また鉄道でもJR武蔵野線、南武線、京王線、北側にはJR中央線、南側には小田急多摩線がそれぞれ東京の区部と郊外、神奈川県、埼玉県・千葉県方面を結んでいます。

府中駅前には国府設置以来その中心となっている大國魂(おおくにたま)神社に続く、古木のケヤキ並木が落ち着いた佇まいを見せています。

営業時間別の府中の銭湯

府中の街角には、古い商家が保存されていたり、大国魂(おおくにたま)神社境内にある「ふるさと府中歴史館」で奈良時代にタイムスリップできたり、全体的に由緒ある落ち着いた雰囲気となっています。

一方で24時間営業の居酒屋、ファーストフードやカラオケ、朝4〜5時まで営業の飲食店など、眠らない街の側面もあります。

そういう府中の周辺にある営業時間別の銭湯をご紹介いたしましょう。

府中で朝から入れる入浴施設は?

府中の銭湯は、開店時間が概して遅い傾向があり、夕方4時に開けるところも多くあります。残念ながら朝風呂をやっている銭湯は、季節の例外を除き見当たりません。

どうしても朝から入浴したい場合には銭湯ではなく、府中とその近辺にあるスーパー銭湯に行くことをいたします。

府中でほぼ24時間入浴可能なスーパー銭湯「縄文の湯」

縄文の湯は、けやき並木通りの伊勢丹前にあるスーパー銭湯です。京王線府中駅南口から徒歩1分、複合商業ビルの6階に受付があります。

営業時間は午前10:00から翌朝の9時までとなっており、朝8時までなら入浴を受け付けています。ただし、浴場内清掃のため、深夜2:50~5:00までは入浴できません。

地下1500mから汲み上げられる温泉は肌にもよいナトリウム塩化物・炭酸水素塩泉の黒いお湯で、保温効果が高く湯冷めしにくい特徴があります。

9〜10階は女性専用で大浴場とミストサウナルーム、11〜12階は半露天風呂と大浴場がある男性専用フロアとなっており、その他の階は休憩や食事をゆったり堪能したり、エステやマッサージのサービスが受けられるフロアとなっています。

木や石をふんだんに使ったインテリアは大人の空間、また、小学生以下は入館不可のため、静かにゆったり利用できるスーパー銭湯です。

【縄文の湯詳細】

【所在地】東京都府中市宮西町1-5-1 フラココ第8ビル6F
【料金】90分1500円
【営業時間】10:00〜翌朝9:00
【休業日】年中無休
【連絡先】0120-041-265
【アクセス】京王線府中駅から徒歩3分、JR府中本町駅・京王線競馬正門前駅から徒歩10分
車:中央自動車道国立府中ICより都道20号経由にて約10分
【料金】基本セット大人2400円(土・日曜・祝日2900円)、90分コース大人1500円 ※24:00以降深夜料金1500円追加、クレジットカード:可
【駐車場】150台(3時間無料)

お正月の2日は特別に朝風呂に入れる「鳩の湯」

正月2日のみ、朝(8時〜13時)から初風呂が楽しめるのは国立地域に唯一残る銭湯「鳩の湯」です。鳩の湯の詳細内容については「国立で唯一の銭湯・北山町近辺の鳩の湯」の項をご覧ください。

【鳩の湯】東京都国立市東2-8-19

朝9時から利用できる稲城天然温泉「季の彩」(ときのいろどり)

府中市是政(これまさ)から多摩川を隔てたお隣り稲城市にあるスーパー銭湯「季の彩」は朝9時から営業しています。駐車場も完備しており、遠方から訪れるお客さんにもの施設となっています。

詳しくは「稲城天然温泉 季乃彩(ときのいろどり)」をご覧ください。

【稲城天然温泉 季乃彩(ときのいろどり)】東京都稲城市向陽台6-13

特徴別の府中の銭湯は?

府中周辺で料金が安い銭湯はどこ?

銭湯は料金が一律で大人460円、中人(小学生) 180円、小人(未就学児) 80円、というのが一般的です。お風呂だけに浸かるのであればどこの銭湯でも同じです。

しかしながら、サウナの設備がある銭湯ではサウナが別料金となっているのが通例で、サウナも利用する場合は銭湯の入浴料金にサウナ料金を追加します。

このサウナ料金はそれぞれの銭湯でまちまちなので、安くサウナが利用できる銭湯はそれだけお得に入浴できる事になります。

一番安いのは国分寺の「桃の湯」で、ミストサウナがなんと無料で利用できます。次は国立にある「鳩の湯」で料金は200円ですが、こちらは男性のみとなっています。その次に安いのが210円のあけぼの湯で、こちらは貸しタオル料コミとなっていてお得感があります。

なお、「桃の湯」「鳩の湯」「あけぼの湯」の各銭湯の詳細についてはそれぞれの項でご紹介しているのでそちらをご覧ください。

クレジットカードが使えるのは?

府中周辺でクレジットカードが使える銭湯はありませんが、スーパー銭湯ではクレジットカードで入浴が可能です。

スーパー銭湯は府中市の「縄文の湯」(じょうもんのゆ)とお隣り稲城市にある「季の彩」(ときのいろどり)の二つがです。

施設詳細については「縄文の湯」「季の彩」にてご紹介しているので各項をご覧ください。

【縄文の湯】東京都府中市宮西町1-5-1 フラココ第8ビル
【季の彩】東京都稲城市向陽台6-13

府中の銭湯

のレトロ銭湯「あけぼの湯」

あけぼの湯は京王線府中駅からケヤキ並木通りを北上する事10分あまり、昔ながらの一棟建てのファミレスのような外観を持つ銭湯です。

浴室中央にある浴槽は座湯と寝湯の二つ、座湯は強めの噴流が心地よいジェットバス、また枕付きのバイブラの寝浴となっています。足裏や腰へのマッサージ効果抜群のお風呂です。

外気に触れることができる露天風呂は少々ぬるめ、円形の浴槽が手すりによって真ん中で仕切られており、奥は電流マッサージが刺激的な電気風呂となっています。

6名くらい入れるサウナは別料金となっていますが、2段式となっていてお好みで熱さを選択できます。これに水風呂と立ちシャワーの設備があります。

レトロ銭湯ですが、壁面は小さ目の白いタイル貼りで清潔感があります。レトロ銭湯の定番の壁絵はありません。館内は全面禁煙となっていて子供連れにはありがたい配慮がなされています。

【あけぼの湯詳細】

【所在地】東京都府中市晴見町1-11-1
【連絡先】042-361-5068
【アクセス】京王線府中から徒歩10分
【休業日】月曜、祝日の場合は翌日休み
【営業時間】16:00〜24:00
【料金】大人460円 、中人180円、小人80円
サウナ入浴料+210円(大人のみ)
フェイスタオル150円

地域別府中の銭湯

府中と一口に言っても、東西南北広い地域が含まれます。ここでは地域別の銭湯をご紹介いたします。

府中駅にほど近い薪と井戸水の「旭湯」

京王線府中駅から徒歩6分、JR府中本町からは徒歩10分ほどの、ちょうど南武線と京王線が交差する近くにある高い煙突が目印の昔ながらの銭湯です。日曜日は午後早めからお風呂に浸かれるので地元の人に好評です。

煙突があるということは、薪で井戸水を沸かしている貴重な存在、浴室にはレトロ銭湯には欠かせないペンキ絵が描かれています。こちらは富士山ではなく松島風の景色です。青色のポカリスェットの洗面器が珍しいです。

脱衣場には「シェブールの雨傘」や、クラシック音楽が流れ、往年の映画スターなどのポスターが貼ってあります。

浴室は銭湯ながらの高い天井とペンキ絵、浴槽は熱めの深湯は超音波気泡風呂、強力なジェットの座風呂、サウナ、水風呂、立ちシャワーの設備があります。「長寿の湯」と書かれた浴槽は日曜・祝日には薬湯となります。

風呂上がりのドライヤーは3分20円、一時期閉鎖されていましたが、再開しています。

【旭湯詳細】

【所在地】東京都府中市宮西町3-6-2
【連絡先】042-361-9362
【アクセス】京王線府中駅から徒歩6分
【営業時間】16:00〜23:00、日曜14:00〜23:00
【休業日】月曜、祝日は営業
【料金】大人460円 、中人180円、小人80円

女性に嬉しい軟水がウリの「桜湯」

京王線府中駅からは徒歩4分ほど、競馬場西門駅からは徒歩8分ほどのところにあるビル型銭湯です。

フロント式の脱衣場はコンパクトにまとまっていますが、ロビーにはテレビ、マッサージチエアーが1台設置されています。

浴室はジェット、マッサージバス、リラックスバス、サウナ、日替わりの薬湯などがあり、よく冷えた水風呂も好評です。薬湯浴槽は底からのバイブラとなっています。

桜湯は軟水の井水を使用しているため、ボディソープの泡立ちも素晴らしく、シャンプー後の髪もサラサラになります。

サウナはプラス別途300円ですが現在サウナは使えない状態です。6人くらい入れるゆったり目の二段式サウナで、気持ちよく発汗できると評判なので残念です。セットの水ぶろも軟水で気持ち良いです。腰痛には電気風呂が強い味方です。

桜湯は美肌効果も期待できる軟水使用の女性に嬉しいビルに併設されたコンパクトな銭湯です。

【桜湯詳細】

【所在地】東京都府中市宮町1-23-3グランドメゾン101
【連絡先】042-361-2173
【アクセス】京王線府中駅から徒歩4分
【休業日】 金曜
【営業時間】16:00〜22:00
【料金】大人460円 、中人180円、小人80円

元ビジネスホテルだった「藤の湯」

藤の湯は西武多摩川線多磨駅から歩いて3分のところにあるビル型銭湯です。建物は今はマンションとして使われていますが、2006年に開業の元ビジネスホテルで、当時からビジネスホテルに併設の銭湯として親しまれて来ました。2011年にホテルは他所に移動しましたが、銭湯は今でも営業を続けています。

地下水を使用した白いタイル貼のお風呂は内湯のみで、エステバスと呼ばれるボタン式のつぼ湯ボディジェット風呂、寝風呂の2浴槽があります。温度は40℃とぬるめでゆったりのんびり入浴が楽しめます。

浴室内に備付のボデイソープやシャンプー・リンスはありませんが各30円前後で販売してます。タオルセット(280円)もあるので、手ぶらで訪れても利用しやすい銭湯です。

また、湯上りにはホテルの名残がある、ゆったりくつろげるロビーもあります。

【藤の湯詳細】

お遍路番号 府中市 9
【所在地】東京都府中市朝日町2-27-20
【連絡先】042-361-4422
【アクセス】西武多摩川線多磨駅から徒歩3分
【休業日】月曜
【営業時間】16:00〜23:00
【料金】大人460円 、中人180円、小人80円

国立で唯一の銭湯・北山町近辺の「鳩の湯」

府中北山町のお隣、国立(くにたち)市東2丁目にある鳩の湯は国立市に唯一残る銭湯です。国立駅南口から旭通りを歩く事10分程、通りから一本入ったところにあり少々わかりづらいのですが、駐車場も完備しているレトロ銭湯です。

のれんをくぐるとフロントがあり、その先に昔ながらの脱衣場と手作り風喫煙スペース、浴室正面には丸山清人氏による富士山のペンキ絵、氏は近所にお住まいで、2016年に銭湯ペンキ絵制作のライブイベントをこちらで行いました。

また男湯と女湯の境の壁面のタイル絵は、連なる太鼓橋を描いたもので一見の価値があります。タイル絵銭湯文化を堪能しながら湯船に浸かるのも銭湯の楽しみの一つです。

お風呂はスーパージェット風呂、ボティーマッサージ風呂などの設備と、土曜日と日曜日に実施されるラベンダーやバラなどの薬湯、サウナと水風呂があります。

正月2日には朝風呂(8時〜13時)が楽しめます。

【鳩の湯詳細】

【所在地】東京都国立市東2-8-19
【連絡先】042-572-0918
【休業日】月曜
【営業時間】15:00〜24:00
【料金】大人460円、中人(小学生) 180円、小人(未就学児) 80円
サウナ (男湯のみ)200円

国分寺周辺にある銭湯

国府と国分寺は切っても切れない縁があります。国府が置かれた府中の北側に位置する国分寺にある銭湯をご紹介いたします。

ミストサウナが無料!「桃の湯」

国分寺駅北口から府中方面へ10分ほど歩くと、銭湯のシンボルマークの煙突が見えてきます。メインの道路からはレトロ銭湯の全容は見えませんが、ビルに挟まれた奥にエントランスがあります。入り口を入って、居並ぶコインランドリーを通り抜けた先にフロントがあります。

昔ながらの天井が高い脱衣室、銭湯の典型がここにはあります。アルミサッシの向こうに浴室が見えます。

浴槽は左からジャグジー、ジェット浅湯、深湯となっており、仕切りはありますが浴槽は繋がっています。薪で沸かすお湯はそれぞれの浴槽で温度が微妙に違い、お湯自体はとても柔らかく、銭湯ならではの大きな空間でリラックスできます。

特筆すべきは桃の湯のミストサウナはなんと無料、温度は高くありませんが湿度で発汗を促すタイプです。そのために水風呂はなく、立ちシャワーが設置されています。

【桃の湯詳細】

【所在地】東京都国分寺市東元町3-1-20
【アクセス】JR国分寺駅北口から徒歩約10分
【連絡先】042-321-2610
【休業日】毎月7日、17日、27日※日曜は前日休、祝日の場合は翌日休み
【営業時間】16:00~24:00
【料金】大人460円 、中人180円、小人80円

是政(これまさ)から多摩川を渡りの天然温泉へ

是政(これまさ)は府中南部、多摩川に面する地域で、府中から是政橋を渡ると稲城市です。地名にもなっている是政(これまさ)は井田是政(いだこれまさ)という武士の名前で、主君の北条氏照が自害した後に横山村と呼ばれたこの地に入り、一帯の開拓を行った領主です。

是政橋を渡ったところに天然温泉でのスーパー銭湯があるのでご紹介します。

稲城天然温泉 季乃彩(ときのいろどり)

西武多摩川線終点の是政駅から是政橋で多摩川を渡り15分ほど、南武線の南多摩駅からだと5分くらい歩いたところに温泉や岩盤浴が楽しめるスーパー銭湯「季の彩」があります。郊外型のため駐車場もたっぷり、日帰り温泉としてもがあります。

種類豊富なお風呂は、源泉掛け流しの露天の岩風呂、日替わりで色々な香りを、土日祝は季節の花や果物風呂が楽しめる檜風呂、源泉掛け流しの寝転び湯、一人用の石釜風呂などがあります。

内風呂はナノ水使用の大浴槽、炭酸泉、寝湯、座湯、スーパージェット、電気風呂など種類も充実、また上下2段のドライサウナ、薬草の成分の蒸気で発汗する草蒸し風呂と水風呂があります。

入浴料に600円の追加で春夏秋冬をテーマにした四季の岩盤浴も楽しめます。
入浴後、広い休憩スペースや食事処でのんびりできます。

タオル、館内着は別料金となっているので前もって持っていく事をします。

【季の彩詳細】

【所在地】東京都稲城市向陽台6-13
【連絡先】042-370-2614
【営業時間】 9:00~深夜1:00(最終受付24時)
【 休業日】3月・6月・9月・12月の第3火曜日
【料金】大人800円小人450円、土日祝それぞれ950円、650円
岩盤浴:入浴料+600円(浴衣、マット付き)
【アクセス】南多摩駅出口から徒歩約6分、是政駅出口から徒歩約18分、稲城長沼駅出口から徒歩約19分

歴史ある街・府中で良質なお湯に浸かろう!

府中は奈良時代から国府が置かれた歴史のある街、万葉集にも歌われた多摩川にもほど近く、良質な地下水に恵まれています。また、同時代に置かれた国分寺も現存しており、武蔵の台地に残るけやきの大木とともに落ちついた街並みを形成しています。

ご紹介した府中の銭湯に浸かりながら、遠く奈良や天平の時代に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

初回公開日:2018年01月23日

記載されている内容は2018年01月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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