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ナンバー灯のLED化の車検での問題点・交換方法・色の選び方

更新日:2023年12月27日

ナンバー灯をLEDにすることで車をかっこよく演出することができますが、ナンバー灯をLEDに交換した場合は車検基準に適合するように取り付けなければなりません。販売されているLEDバルブの中には車検に合格しないバルブもあるので、車検適合のバルブを取り付けましょう。

ナンバー灯のLED化の車検での問題点・交換方法・色の選び方

車検に合格するナンバー灯の選び方は?

ナンバー灯は車のナンバーを照らすランプですが、この電球をLEDに交換することでナンバー灯の色を変えることができます。しかし、ナンバー灯をLEDに交換する場合は車検に合格するようにしなければいけません。

ナンバー灯をLEDに交換したいと考えていても、車検に合格するナンバー灯がどんなものか、交換する方法や注意点などが分からない方も多いでしょう。そこでこの記事では、車検に合格するナンバー灯がどんなものかご紹介してまいります。

ナンバー灯とは?

ナンバー灯とは車のナンバープレートを照らすためのランプで、車の後ろに付いているナンバープレートを照らします。

ナンバー灯は正式名称で「番号灯」となっており、保安基準ではナンバー灯のことを番号灯と呼んでいます。車検では番号灯に関する基準がナンバー灯に関する基準となるので、LEDに交換する場合は、番号灯の保安基準に適合するように取り付ける必要があります。

ナンバー灯をLEDに交換するメリットは?

ナンバー灯をLEDに交換した場合は、大きく分けて2つのメリットがあります。1つ目のメリットは、車をかっこよく演出することができる点です。

ナンバー灯に普通の電球が使われている場合、ナンバープレートを照らす灯りは電球色になります。これをLEDに交換するとナンバープレートを真っ白な光で照らすことができるので、夜間の車をかっこよく演出することができます。

2つ目のメリットは、消費電力を少なくすることができる点です。LEDバルブは普通の電球よりも消費電力が少なくなるので、バッテリーへの負担を小さくすることができます。また、消費電力が小さくなることで発電機の稼働力も小さくすることができ、燃費向上にも繋がります。

ナンバー灯のLED化で問題になる車検基準は?

ナンバー灯をLEDに交換する場合は、車検の基準で定めている内容に合格するように取り付けをしなければなりません。ナンバー灯に関する車検の基準はどんなものがあるか、次の項目から詳しく見ていきましょう。

ナンバー灯の明るさ

ナンバー灯をLEDに交換する場合に注意したい点は、明るさが十分にあることです。ナンバー灯の明るさは、試験機で測定した時に8ルクス以上あることが求められています。

「LEDはハロゲン球よりも明るいから、明るさに関しては問題ないのでは?」と感じる方もいるでしょう。しかし、LEDに交換した場合でもナンバー灯が暗くなってしまうことがあります。

車のナンバー灯をハロゲン球からLEDに交換する場合、車両側はハロゲン球に対応した作りとなっており、LEDバルブに適合した作りにはなっていません。ハロゲン球とLEDは光の届き方に違いがあるので、車によってはLEDバルブに交換しても十分な明るさにならない場合があります。

明かりの届き方

ナンバー灯は明るいものであればどんなものを取り付けても良い訳ではありません。ナンバー灯は明かりの届き方にも注意する必要があります。

LEDに交換した場合に起こりやすい現象は、明かりが不均一に届いてしまうことです。LEDはハロゲン球とは光の届き方が異なり、LEDバルブの種類によってはナンバープレート全体を均一に照らすことができないものもあります。

ナンバー灯はナンバープレート全体を均一に照らす必要があるので、LEDに交換する場合は光の届き方にも注意しましょう。

ナンバー灯の色

LEDバルブには多くの種類があり、ネット通販などではさまざまな色のバルブが販売されています。しかし、ナンバー灯を交換する場合はどんな色のLEDバルブを取り付けても良い訳ではありません。

ナンバー灯の明かりは白であることと保安基準で決められています。そのため、ナンバー灯をLEDに交換する場合は白色のLEDバルブにする必要があります。白以外の色は車検に通すことができないので、LEDバルブに交換する場合は光の色にも注意しましょう。

ナンバー灯の交換方法は?

ナンバー灯をLEDに交換する作業は非常に簡単で、自分で交換することも可能です。

ナンバー灯を交換する場合は純正の電球をLEDバルブに交換しますが、純正の電球は車両の外側や内側から外すことができます。バルブを外から外す車の場合は電球カバーの隙間にマイナスドライバーなどを入れ、内部にあるツメを押すことでバルブを取り外すことができます。

バルブを内側から外す場合はバルブを交換するための穴があるので、その穴からバルブを交換します。穴の上にはカバーなどが付いていることがあるので、マイナスドライバーなどを使ってバルブを取り外しましょう。

バルブを取り出すことができたら、LEDバルブを差し込みます。この時にLEDバルブが光るかどうか確認しましょう。LEDが光らない場合はバルブの向きが合っていない可能性があるので、バルブの向きを入れ替えて差し込んでみましょう。

車検に合格するナンバー灯の選び方や注意点は?

これからLEDバルブを購入する時は、車検に合格するバルブを購入する必要があります。車検に合格するLEDバルブはどんなことに注意すれば良いか、次の項目から詳しく見ていきましょう。

ナンバー灯に使うことができるバルブを選ぶ

LEDバルブには大きく分けて2種類のバルブがあり、ポジション球に使うバルブとナンバー灯などに使うバルブの2種類があります。

ナンバー灯に使うことができるバルブは光をバルブ周辺に飛ばし、ハロゲン球などと同じように光を届けることができます。一方ポジション球などに使うLEDバルブの場合は、光を一方向にのみ飛ばす特徴があり、光が横方向に届かない特徴があります。

ポジション球に使うLEDバルブをナンバー灯に使った場合はハロゲン球とは異なる光の届き方をするため、ナンバープレート全体を照らすことができなくなってしまいます。

ナンバー灯をLEDにする場合は光を全方向に飛ばす必要があるので、バルブを購入する時はナンバー灯に使うことができるバルブを購入するようにしましょう。

LEDバルブのメーカーや値段に要注意

LEDバルブは数多くの種類があり、同じ規格のバルブでも安いものもあれば高いものもあります。

安いLEDバルブは費用をかけずにLEDバルブに交換することができますが、安いLEDバルブにはリスクもあります。そのため、ナンバー灯をLEDバルブに交換する場合は信頼できるバルブを購入すると良いでしょう。

信頼できるメーカーのLEDバルブは値段が高くなりがちですが、車検に適合するように作られている点や耐久性などを考えて作られています。そのため、確実に車検を通すことができるものを購入したいと考えるのであれば、信頼できるメーカーのLEDバルブを購入すると良いでしょう。

青色のバルブは車検に合格しない

LEDバルブには青色のLEDバルブが販売されています。しかし、ナンバー灯は白色であることと保安基準で定められているため、青色のLEDバルブは車検に合格しません。LEDバルブを購入する時は、白色のLEDバルブを購入しましょう。

明るすぎるLEDは車検に通らない

ナンバー灯をLEDバルブに交換した時に、車によっては光が明るすぎることがあります。この場合は車検に合格するかどうか気になります。

ナンバー灯の基準には「他の交通の妨げとなってはならない」と定められています。そのため、ナンバー灯の明かりが眩しすぎる場合は車検に合格しません。そのため、LEDバルブを購入するときは明るすぎないLEDバルブを購入しましょう。

爆光であれば車検に合格するのか

LEDバルブには、「爆光」と紹介しているLEDバルブがあります。「光が明るければ車検に合格するのでは?」と考える方もいるでしょう。しかし、LEDバルブがどんなに明るいものでも、ナンバープレートの全体を照らすことができないものは十分な明るさがあっても車検に合格しません。

LEDのナンバー灯は明るさよりも光の届き方で引っ掛かることが多いので、ナンバー灯をLEDに交換する場合は明るさよりも光の届き方に注意して選ぶと良いでしょう。

ナンバー灯の交換費用はどのぐらい?

ナンバー灯を交換する場合、自分で交換する場合とお店で交換してもらう場合では費用が異なります。自分で交換する場合は部品代のみ用意すれば交換できますが、お店で交換する場合は部品代の他に工賃も必要になります。

ナンバー灯を交換する時にかかる工賃は店舗によって差がありますが、安いところであれば1箇所500円前後で交換することができます。車の構造が複雑で工賃が高くなる場合でも、1箇所1,000円前後で交換することができます。

交換工賃はそれほど高額でないので、自分で交換することが難しいと感じた場合は無理せずにお店で交換してもらいましょう。

お店でナンバー灯を交換する場合の注意点は?

お店でナンバー灯を交換する場合は、ナンバー灯の持ち込みができるかどうか確認する必要があります。

LEDのナンバー灯は数多く販売されており、場合によっては車検に合格しないバルブも販売されています。車検に合格しないLEDバルブはお店で交換できないという理由があることから、LEDバルブを持ち込んで交換できないお店があります。

LEDバルブを持ち込んで交換する場合は、LEDバルブを持ち込んで交換できるかどうかお店に問い合わせてみると良いでしょう。

車検以外で起こるLEDバルブの問題は?

LEDのナンバー灯に起こる問題は、車検以外の場面でもあります。LEDバルブは数多くのものが販売されていますが、中には作りの悪いLEDバルブもあります。

作りが悪いLEDバルブは、使用中の熱によってバルブが壊れてしまう可能性があります。LEDバルブが熱で壊れてしまうと、ハロゲン球よりも短い時間で切れてしまうことや光が安定して点灯しないなどのトラブルに繋がってしまいます。

LEDバルブが壊れたままになってしまうと車検に合格しないので、LEDバルブを購入する場合は信頼できるメーカーのLEDバルブを購入すると良いでしょう。

決まりを守ってナンバー灯を選ぼう

ここまでナンバー灯に関する基準などについてご紹介しましたが、ナンバー灯に関する基準をきちんと押さえておけば車検を無事に通すことができます。また、ナンバー灯に関する基準を合格するLEDバルブも多く販売されているので、基準を満たせば純正の電球からLEDに交換した車でも車検を通すことができます。

ナンバー灯の基準を理解した上でバルブを購入すれば車検も楽に通すことができるので、自分の車をLEDのナンバー灯にしてみてはいかがでしょうか。

初回公開日:2018年03月31日

記載されている内容は2018年03月31日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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