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ワンオフマフラーの平均値段・注文するときの注意点・車検対応

更新日:2023年12月15日

バイクのワンオフマフラーといえば「大音量」をイメージする方も多いことでしょう。ですが、車検適応内のマフラーであれば、カスタムを楽しめるポイントとなります。今回は「ワンオフマフラー」に関する内容を詳しくご紹介しています。ぜひ、自分流カスタムを楽しみましょう!

ワンオフマフラーの平均値段・注文するときの注意点・車検対応

ワンオフって何なの?

ワンオフマフラーというのは、オリジナルマフラーと言い換えることができます。つまり、純正品ではなく、車両に対してオリジナルとして制作をしたマフラーです。純正品に飽きてしまったり、イメージチェンジをしたい場合などに制作することが多いです。

純正品ではありませんので、一点物のため、目立つ車両になったり、特殊な音になったりします。カスタムとして楽しめる箇所ですので、ワンオフマフラーを好むバイカーも数多くいます。

どこで作るの?

主にカスタムショップで作ります。専用の機材で専門のメカニックが制作してくれます。好みのサイズや形を伝えれば、依頼どおりに作ってくれます。ただし、ディーラーなどの正規代理店では、カスタムマフラーの制作を受け付けていません。あくまでも、カスタムショップにて受け付けてくれる内容です。

懇意にしているカスタムショップあれば、すんなりと制作してくれることが多いですが、一見のショップでは断られる可能性もあります。ですので、事前にショップまで問い合わせてから制作依頼をしておくことが望ましいです。

ワンオフマフラーの作り方とは?

ワンオフマフラーは鉄パイプから作られます。バイクのマフラーの形状は円筒形をしており、中は空洞です。それにより排気ガスがとおり抜けることができます。金属の造形は、まず素材を熱することからはじめます。硬い金属でも熱することで柔らかくなり、造形しやすくなります。真っ赤になるまで熱して、その後、好みの形に曲げたり、切ったり、叩いて理想の形を造っていきます。

しっかりと、排気ガスが効率よく通過できるような形が望ましいため、専門的な技術を必要とします。高温になった金属を扱いますので、危険な空間となります。

ワンオフマフラーを作ってくれる製作所

各地にワンオフマフラーを制作している工場があります。埼玉県上尾市にある「ユキ製作所」という工場でワンオフマフラーの受注をしています。「熟練された職人の技術」・「製作の全てに目が行き届く環境」・「迅速で丁寧な対応」といった点にこだわって受注しています。

神奈川県でもワンオフマフラーを受注している工場があります。「Garage-ochiai」という工場です。さまざまな制作例も掲載していますので、とてもわかりやすく発注ができます。

まだまだ、工場は各地域にも豊富にあります。ぜひ、居住している地区に工場があれば、問い合わせてみましょう。きっと素敵なワンオフマフラーが手元に届くことでしょう。

ワンオフマフラーを注文するときの注意点とは?

理想のワンオフマフラーを発注する際、注意する点がありますのでご紹介いたしましょう。マフラーは排気音量と大きく関係しています。そのため、「騒音問題ともなりかねない」カスタムです。251㏄以上のバイクですと車検が必要となりますので、2年に1度検査に合格しないケースが生じます。

検査場では、音量を測る機械で点検します。既定の数値以上の音量ですと車検はとおりません。そのため、ワンオフマフラーを注文する際、排気音量に注意して制作してもらいましょう。車検後にカスタムしたバイクで、大音量の騒音で走行していると警察官に指摘されます。整備不良という違反で、大きな罰則を受けることとなりますので注意が必要です。

大きさが大事なの?

ワンオフマフラーを発注する際、重要なことは大きさです。たとえば、ネットで注文をして届いたマフラーが「バイクに付かない大きさ」だったということでは、せっかくのオーダーも台なしです。バイクはステップやフレームがむき出しですので、大きさや角度の計測が重要です。しっかりとした製図を制作できれば、ネットからの発注でも問題ありませんが、言葉だけで伝えるのは曖昧なことです。

間違いがない発注は、やはりバイクをショップまで持ち込み、制作者に実際に計測してもらうことがベストです。ほんの数ミリのサイズが異なるだけで、しっかりと装備できなくなってしまいます。太さや長さ、そして角度をしっかりと判断してから好みのワンオフマフラーをオーダーしましょう。

平均価格はいくらなの?

ワンオフマフラーを発注する際の平均的な相場をご紹介いたします。バイクは単気筒や複数の気筒数がありますが、1本当たりの価格相場をお知らせいたします。約60,000円ほどが最低でも必要な価格相場です。構造が複雑になり、手が込んで行くほど値が上がります。そのため、20万円を超えるワンオフマフラーも存在しています。

1本ずつが手作業で制作されるマフラーです。しかも、車体ごとに合ったサイズや角度、さらには排気音量まで計算されて制作されていますので、やはり高額なパーツとなります。全国各地にあるショップへ「制作依頼の見積もり」をお願いしてみましょう。きっと、お望みのワンオフマフラーを入手することができます。

格安ワンオフマフラーがあるの?

極力お金を費やさないでワンオフマフラーを入手する場合、どういった方法がなのかご紹介して参りましょう。形が複雑化すると、それだけ職人の手間がかかります。そのため価格も高騰しますので、格安で入手するには「余計な加工」を依頼することは控えましょう。

簡単に言えば、鉄パイプを曲げただけのマフラーもあります。ですが、これでは排気音もさることながら、抵抗が付かず、前進することもできません。シンプルなマフラーを依頼することが基本ですので、材質を高価なチタン製品ではなく、安価なステンレスでオーダーすることも安価で購入するには有効です。

車検対応にする方法があるの?

先のように、車検の必要なバイクであれば排気音量や大きさが重要となります。規定音量がありますので、アイドリング時と走行時とも規定内に収まるように制作します。これには、素人作業では難儀しますので、プロショップに依頼することが最善です。

さらに大きさも重要ですので、車体の全体・横幅が大きく変わってしまうようなワンオフマフラーですと車検に合格しません。幅が約1センチほどのサイズアップであれば問題ありませんが、それ以上過度にアップするようですと不合格となります。

バッフルが必要なの?

マフラーには排気音を制御したり、抵抗を付けるために「バッフル」というパーツが内蔵されています。これにより規定内の音量に調整したり、前進できる抵抗力を付けることができます。そのため、バッフルを抜いてしまうと大きな排気音量となってしまうため、違法改造となります。

マフラーを制作する場合、素人作業ではこうしたパーツ装着を忘れがちですので、やはりプロショップに依頼して正規のマフラーを装備して公道を走りましょう。

250㏄のバイクはどうするの?

排気量が250㏄以下のバイクですと車検が必要ありません。そのため、バッフルを抜いていたり、そもそもバッフルを入れずにワンオフマフラーを装備しているバイクがあります。街中で見かける爆音のバイクはこうした状態です。警察官がいればすぐに指摘され、整備確認を行います。大抵が違法改造ですので、大きな罰則を受ける要因となります。

車検がないからといって、爆音のバイクで公道を走行してもいいというではありません。やはり、正規の整備をしっかりと済ませたバイクで走行を満喫することが最善です。仮に警察官に指摘されても、違法改造していなければ罰則を受けることはありません。

正しい整備で愛車のカスタムを楽しもう!

今回は「バイクのワンオフマフラー」に関する内容をご紹介して参りました。愛車をいじることはとても有意義なひと時です。ですが、公道では違法改造した車両で走行することは禁じられています。しっかりと排気音量を守ったマフラーを装備して、快適なツーリングを満喫しましょう。

初回公開日:2018年03月07日

記載されている内容は2018年03月07日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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