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ハイゼットカーゴのカスタム方法とパーツ|内装/軽トラ

更新日:2023年12月11日

ハイゼットカーゴのカスタムについて、方法やパーツ、内装のドレスアップ、また軽トラックのカスタムについて解説します。誕生から55年以上の長い歴史を持ち、商用車のみならずバニング&トラッキンのベースに最高な車、ハイゼットカーゴの耳寄りな情報を紹介します。

ハイゼットカーゴのカスタム方法とパーツ|内装/軽トラ

ハイゼットカーゴのカスタム方法

ダイハツの軽キャブオーバーバン「ハイゼットカーゴ」は商用車や貨物車としての高い車です。ハイゼットカーゴはそうしたビジネスユースのみでなく、日本流バニングカスタムのベース車両としても注目を集め、数多くのカスタムパーツやドレスアップのバリエーションが豊富な楽しい車です。

そのようなハイゼットカーゴのカスタムについて、方法やパーツ、内装のドレスアップ、またハイゼット軽トラックのカスタムについても解説していきます。

キャブオーバーって何?

ダイハツ・ハイゼットは日本のバンタイプ軽自動車として55年以上の長い歴史を持つ信頼性の高い車です。初代モデルの登場は1960年で当初はボンネットを備えたライトバンとピックアップトラックでしたが、64年にフルモデルチェンジした2代目からはキャブオーバータイプのバンとトラックに変更されます。

キャブオーバーとはキャブ(室内)がエンジンのオーバー(上)にある車のことです。キャブオーバーの車は貨物用トラックを始め、ハイエースなどのワンボックスカーがそれに当たります。

小さくても室内が広いのが魅力

キャブオーバーの良いところはエンジンを含めたパワートレーンが全て車体下部に収まっているため、ボディの前から後ろまで全てをスペースとして活用でき室内がとても広いことです。

ハイゼットカーゴは軽自動車のキャブオーバーバンとして小さい車体ながら広い室内スペースを持ち、またコロンとした箱型ボディのかわいさから日本流バニングカスタムのベース車として非常にが高い車です。そのためハイゼットは多彩なバリエーションのカスタムカーが製作され注目を集めています。

日本流バニング&トラッキンに最適な車

バニングとは、バンタイプの車やピックアップトラックをベースに内外装を好みにカスタムする自動車趣味のひとつで、元は1960年代にアメリカの若者たちの間で流行したカスタム手法です。またバニングの手法でトラックをベースにしたカスタムはトラッキンと呼ばれています。

日本流バニングは1970年代が始まりとされ、初めはアメリカンカスタムカーの王道「ホッドロッド」を参考にしていましたが、次第に日本独自の方向性を導き出して自動車文化として定着しています。

カスタムベースとして最高に楽しいハイゼット

日本流バニング、トラッキンの特徴はド派手なエアロパーツと大径ホイール、そしてラウンジ風に改装したインテリアでしょう。さらにラゲッジルームを巨大なスピーカーで埋め尽くすのも独特の手法でしょう。

ハイゼットのバニングカスタムはバリエーションがとても豊富です。おなじみの派手なローダウンを始め走りを意識したスポーティー仕様もあります。さらに車高をリフトアップしたヘビーディーティーカスタムや潮風とサーフィンが似合うカリフォルニア風カスタムなどもあり、ユーザーを存分に楽しませてくれます。

軽トラ

ハイゼットカーゴの軽トラックタイプが「ハイゼットトラック」です。ハイゼットトラックは日本の軽トラックとして56年もの長い歴史を持ち、その頑丈で小回りの利く車体は、道幅が狭く路面状態の悪い山間部の農村で大活躍しています。

ハイゼットトラックは、軽トラックながらダイハツらしいアバンギャルドなデザインのフロントマスクを持ち、トラッキンカスタムのベース車両として最適な車です。

走りを感じさせるレーシーなカスタムが

ハイゼットトラックのカスタムの基本はまずローダウンで車高を落とし、インチアップした深リムのアルミホイールにオーバーフェンダーを装着します。さらに大型のフロントエアダムスカートで決めればいかにも速そうなスタイリングのトラッキンに変身します。

このようにハイゼットトラックをレーシーにカスタムすれば、あの田んぼと農道が似合う軽トラックとは思えないほど見違えるように変貌します。ハイゼットトラッキンのその姿に、きっと誰もがしびれる事でしょう。

ワゴン

ハイゼットカーゴの乗用車タイプとして、1981年から販売されているのが「アトレーワゴン」です。2017年に大掛かりなマイナーチェンジを受けたアトレーワゴンは、ダイハツの親会社であるトヨタの高級ミニバン「ヴェルファイア」に似た、精悍で押しの強いフロントマスクが与えられ、そのままでもカスタムされた車みたいに楽しめるのが魅力です。

アトレーワゴンのカスタムはやはりエアロパーツとホイールが中心です。軽キャブオーバーバンながらラグジュアリーな雰囲気が似合うアトレーワゴンには、あまり派手なカスタムではなく、ボディにフィットしたルーフスポイラーやメッシュホイールなどでゴージャスに仕立てあげるのがです。

内装

ハイゼットカーゴの内装カスタムは、やはり今、最も注目度の高いキャンピングカーがでしょう。現在、軽キャブオーバーバンをベースにしたキャンピングカーカスタムは驚くほど進化しています。それはまるでトラックをベースにした本格的なキャンパーに迫る充実ぶりです。

夢のハイグレードなキャンピングカーが実現

その内容は、まずキャンピングカーとして室内で快適に過ごせるよう、ハイゼットカーゴの広い室内スペースを利用したゆったりとしたダイネット(ダイニング)モードから、快適なベッドモードへと変身します。もちろん走行時には通常の後部座席に戻すこともできます。

また便利な18ℓのコンプレッサー式冷蔵庫や四連装の換気扇を装備し、オプションで電子レンジや地デジ対応テレビなども設置可能です。さらに走行中に充電ができるソーラーパネルも搭載しています。これなら一人旅はもちろん恋人同士や夫婦での旅行にも快適なキャンパーライフが楽しめます。

ハイゼットカーゴの内装カスタムなら、ぜひキャンピングカーに注目してみましょう。

S100

ハイゼットS100シリーズは初代から数えて8代目となる車で、フルキャブオーバー型のハイゼットとしては最後のモデルとなります。

特徴は先代モデルよりも広くなった室内スペースで、それを生かした「デッキバン」と呼ばれるバンの後部をトラックのような荷台(デッキ)としたバンと軽トラのハイブリッドモデルがあります。またトラックのキャビンを大きく延長し座席のリクライニングが可能な「スーパージャンボ」というモデルも存在します。

フルキャブオーバー型のハイゼットS100にはローダウンも良いですが、そのコロコロしたかわいいスタイリングにはやはりリフトアップして車高を上げたヘビーデューティー仕様がとても似合います。ボディーカラーを軍用車みたいなモスグリーンに塗装すれば、ロシアの多目的四輪駆動車ワズ(UAZ)みたいでカッコイイです。

S500

ハイゼットカーゴは9代目のS500シリーズから、小ぶりなボンネットを備えたセミキャブオーバータイプへとチェンジしています。これは衝突安全性を向上させるためで現在の軽キャブバンの主流となっています。

小さいながらボンネットを備えたS500のデザインは、キャブオーバーながらミニバン風の安定感のあるスタイリングです。このS500シリーズ以降の軽キャブバンカスタムのバリエーションは多彩です。

その代表的な物がフロント部をそっくり変更して、1940年代に登場したフランスのシトロエンH(アッシュ)型バン風にカスタムした車です。そのノスタルジックな外観がハイゼットのシックな雰囲気にぴったりです。

他にもVWデリバリーバン風やフォード・エコノライン風などもあり、好みに合わせて楽しめる車です。

クルーズ

クルーズは9代目ハイゼットS500から追加されたグレードです。クルーズは商用車のハイゼットカーゴの中でもレジャーを快適に楽しめる乗用車としての機能を考慮した仕様で、電動格納式リモコンミラーや集中制御式パワーウインドーを標準装備しています。

また豪華な撥水素材を使用したファブリックシートを採用し、後部座席にも同じ素材の二分割式シートを備えています。

商用車ながら快適性を重視したクルーズは、やはりキャンピングカーカスタムのベースとしてが高いです。

ジャンボ

ジャンボはハイゼットトラックのキャビンを拡大し、座席のリクライニングが可能で後部に大型トラックみたいな小さな窓を備えたおしゃれな車です。こちらは1983年登場の6代目モデルからラインナップされ、軽トラックながら長距離の運転でも快適な車です。

ジャンボのカスタムなら、何と言ってもそのおしゃれなデザインを生かしたデコトラ風カスタムが最高に素敵でしょう。ハイゼットジャンボには本物のデコトラさながらのピカピカしたメッキパーツや電飾照明キットが販売されています。

カスタムしたハイゼットは中古で売れる?

新しい車に買い替えるなどして愛車を手放す場合、通常ではノーマルの状態の方が中古車での査定額が上ります。しかし、ハイゼットみたいなカスタムがあまりにも定着している車では、そのようなすでにカスタムが施された中古車を求める顧客も多いため、カスタムの仕様によっては高値で売却することが可能です。

ハイゼットは車だけに、ユーザーにとってはうれしい話です。

ハイゼットのカスタム用パーツ

ハイゼットのカスタムパーツについて説明します。

足回りパーツが絶対に

ハイゼットみたいなキャブオーバー車は、ラダー(はしご型)フレームの上にボディを乗せる構造のため頑丈なつくりですが、どうしても室内の床が高くなってしまい車体が揺れやすく、乗り心地や走行性能の面で非常に不利です。

ハイゼットをカスタムするなら、走り重視でも快適性重視でも足回りのカスタムが必須でしょう。ハイゼットには最適なアフターマーケット品のサスペンションキットが販売されています。

ハイゼットのカスタムは足元からが基本でしょう。

ハイゼットはカスタムで骨の髄まで楽しめる愉快な車

ハイゼットカーゴのカスタムについて、方法やパーツ、内装のドレスアップ、またハイゼット軽トラックのカスタムについて紹介しました。

ハイゼットは信頼性が高いの軽キャブバンで、現在はカスタムのベースとして注目が集まっています。その内容はスポーティーなローダウンを始め広い室内を上手く生かしたキャンピングカーも注目され話題となっています。

その他にも古き良き時代の名車を模した外装のドレスアップや、車高をリフトアップしたヘビーデューティーカスタム、デコトラ風など盛りだくさんです。車を好みにカスタムしたい人なら、ぜひバリエーションが豊富なハイゼットに注目してみましょう。

初回公開日:2018年04月25日

記載されている内容は2018年04月25日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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