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ノアの燃費は悪いの?・燃費向上方法・燃費比較など紹介

更新日:2024年02月19日

トヨタのミニバン「ノア」の燃費に迫っていきます。ミニバンの売り上げでもいつもクラスを維持していますが、燃費は関係があるのでしょうか。本記事では、過去の「ノア」も含め、「ノア」の燃費について解説します。競合車との燃費比較もしてみましょう。

ノアの燃費は悪いの?・燃費向上方法・燃費比較など紹介

「ノア」の燃費に迫れ!

トヨタのミニバン「ノア」は、数あるミニバンの中でもクラスの売り上げを誇っています。本記事では、「ノア」の燃費に注目し、過去のモデルも含めてご紹介します。時代とともに、燃費はどのように変化してきたのでしょうか。

タウンエースノア/ライトエースノア

「タウンエースノア」は1996年にデビューしています。後の「ノア」の前身となったモデルです。それまでのタウンエースは、キャブオーバータイプのボディーをしていましたが、小スペースながらボンネットのついたセミオーバータイプに変更されました。

衝突安全基準の見直しで、エンジンを搭載する位置や前輪の位置などに大幅な変更が行われました。当時のトヨタの衝突安全ボディーである「GOA」が採用されました。同時に乗用ワゴンモデルには、「ノア」という名称がつけられました。

グレード構成は、ラグジュアリー志向の「ロイヤルラウンジ」と「V」、アウトドア志向の「フィールドツアラー」、基本装備を充実させた「スーパーエクストラ」と「G」、実用性重視の「LD」、「L」、「SW」というラインナップでした。

の車でしたが、「ノア」の登場する2001年に生産が終了しました。販売店で呼び方が異なり、タウンエースノアはカローラ店で、ライトエースノアはネッツ店での販売でした。

心臓部には、2.0Lの4気筒DOHC16バルブエンジンと、2.2Lの4気筒OHCディーゼルターボエンジンが積み込まれていました。トランスミッションは、5速マニュアルと4速オートマチックが設定され、駆動方式は、ガソリン車の5速マニュアル車だけが2WDのみの設定で、あとは2WDとフルタイム4WDが選択可能でした。

燃費はどうなの?

では、タウンエースノア・ライトエースノアの燃費を見てみましょう。トヨタ公表のカタログスペック(10・15モード燃費)を参照すると、ガソリン車の5速マニュアル車は、1リッターあたり13.0km、4速オートマチックの2WDが、1リッターあたり11.0km、フルタイム4WDが1リッターあたり10.2kmと測定されています。

ディーゼルターボ車については非公表となっています。当時の2.0Lクラスのミニバンとしては、燃費は良好といえるでしょう。

平成14年式(2002年式)

平成14年式(2002年式)の「ノア」は、初代モデルになります。「ノア」はカローラ店で、「ヴォクシー」がネッツ店での販売となり、タウンエース・ライトエースの文字は消えました。キャッチフレーズは、「ノアなら叶う、夢がある」でした。

大型のグリルとヘッドランプ、赤色リアコンビネーションランプの採用で、商用車っぽい雰囲気は一掃されました。先代の「タウンエースノア・ライトエースノア」の後輪駆動方式から、前輪駆動方式に変更されました。同じトヨタから発売されていた「イプサム」のプラットフォームを活用し、床面を低くしてスライドドアを両側に配置するなど、乗用車ワゴンらしい改良がなされました。

グレード構成は、ベーシックタイプとなる「X」、大型バンパーや専用アルミホイールを装着したスポーティーな「S」、オプティロンメーターやMD/CDデッキなどの充実装備の「L」というラインナップでした。また、上級装備を施した「Gセレクション」や、それにスライドドアイージークローザーなどを装備した「Vセレクション」を、「X」と「S」に用意していました。

安全装備にも抜かりはなく、全車にデュアルエアバッグ、EBD付ABS、ブレーキアシスト、プリテンショナーとフォースリミッターが付いたシートベルトなどが装備されました。

心臓部には、2.0Lの4気筒DOHC直噴D-4エンジンが積み込まれていました。トランスミッションは4速オートマチックのみの設定で、駆動方式は2WDとフルタイム4WDが選択可能でした。

気になる燃費は?

では、平成14年式「ノア」の燃費はどのようなものでしょうか。トヨタ公表のカタログスペック(10・15モード燃費)を参照すると、2WD車が1リッターあたり14.2km、フルタイム4WD車が1リッターあたり12.6kmと計算されています。

直噴エンジンになり、国土交通省から「良-低排出ガス」の認定を受けることができ、燃費の向上に寄与していました。

平成15年式(2003年式)

平成15年式(2003年式)「ノア」も初代モデルとなります。この年に、トヨタは「ノア」の特別仕様車を発表しました。その名は「Xエルセオエディション」と「Xエルセオエディション・ブルーパッケージ」です。

ベースとなるグレードは「X」です。オートエアコンやUVカットプライバシーガラスを装備し、さらにG-BOOK対応のDVDボイスナビゲーションシステム、音声ガイダンス機能付きバックモニター、ブラインドコーナーモニターを装備していました。

さらにブルーパッケージは、ボディーを専用色のダークブルーマイカでカラーリングし、グレーのインテリアは青の木目調のパーツでアクセントが付けられていました。ベースグレードよりも48万円高い価格設定でしたが好評でした。

エンジンは、2.0Lの4気筒DOHC直噴D-4が搭載されていました。トランスミッションは4速オートマチックのみの設定で、駆動方式は2WDとフルタイム4WDが選択可能でした。

燃費やいかに?

それでは、「Xエルセオエディション」と「Xエルセオエディション・ブルーパッケージ」の燃費を見てみましょう。トヨタ公表のカタログスペック(10・15モード燃費)によると、2WD車が1リッターあたり14.2km、フルタイム4WD車が1リッターあたり12.6kmと測定されています。ベースグレード「X」よりも48万円高い価格設定でしたがなかなか好評でした。

平成17年式(2005年式)

平成17年式(2005年式)の「ノア」も初代のモデルとなります。グレード構成は、スタンダードタイプの「X」、大型バンパーや専用メタリックアルミホイールなどを装着したスポーティーグレードの「S」、多彩なレイアウトが可能な2列シートの5人乗りグレード「YY」というラインナップでした。

また、15インチアルミホイールやディスチャージヘッドランプ、オプティロンメーターを装着した「Gエディション」や、一部の装備を簡略化した「Eエディション」がラインナップされていました。

一部改良がおこなわれており、排出ガスをさらにクリーンにすることによって、国土交通省の低排出ガス車認定制度で、「平成17年基準排出ガス75%低減レベル」を取得していました。またディスチャージヘッドランプに、対向車に配慮した光軸調整用のオートレベリング機構を採用し、さらには助手席側の側面部を見やすくする補助確認装置も採用していました。

またオプション設定とはなるものの、HDDナビゲーションシステムも最新の機能が満載でした。複雑な道路状況を3次元的に判断し、ナビからの道路情報と車両からの勾配情報の両方を活用して、最適な変速費を自動的に選択するという先進的なシステムが搭載されていました。

心臓部には、2.0Lの4気筒DOHC直噴D-4エンジンが積み込まれ、トランスミッションはCVTのみの設定となり、駆動方式は2WDとフルタイム4WDが選択できました。

気になる燃費は?

それでは、平成17年式「ノア」の燃費を見てみましょう。トヨタ公表のカタログスペック(10・15モード燃費)を参照すると、2WD車が1リッターあたり14.2km、フルタイム4WD車が1リッターあたり12.6kmと測定されています。

ハイブリッド

低燃費といえばハイブリッドが挙げられますが、もちろん新型「ノア」にもハイブリッドモデルが準備されています。

「ノア」のハイブリッドは駆動用電池がある程度充電されていれば、モーターのみで発進することができます。静かであり、速度がアップしてくるとエンジンが始動する仕組みになっています。エンジンに切り替わる時のショックもまろやかで、ドライバにストレスを与えることはありません。

元々、「ノア」に搭載されているハイブリッドシステムは、同じトヨタのハイブッリッドカー「プリウス」への搭載を目的に開発されているため、車両重量が約300kgも重い「ノア」には、フル加速時などに少々力不足の感があるのも否めません。

もちろん、通常の走行では不足のないレベルですが、ガソリンモデルの方が、高回転までエンジンを回した時の力強さは一歩上です。でも、ハイブリッドモデルの上質感ある走りのスムーズさは「ノア」の大きな魅力となっています。

エンジンは、1.8Lの4気筒DOHC+モーターで、トランスミッションはCVTのみの設定となり、駆動方式は2WDのみの選択となっています。

燃費はどうなの?

気になるハイブリッドの燃費はどのようなものでしょうか。トヨタ公表のカタログスペック(JC08モード燃費)によると、1リッターあたり23.8kmと測定されています。因みに、ガソリンモデルの燃費は1リッターあたり16.0kmとなっていますので、ハイブリッドの燃費がいかに優れたものかが分かります。

「ノア」の実燃費を見てみよう

では、新型「ノア」の実燃費はどのようなものでしょうか。「ノア」のユーザーの声を集めてみました。それによると、平均の燃費は1リッターあたり9kmから10kmといった燃費数値となっています。市街地などでは1リッターあたり9kmを割ってしまうといった意見も聞かれますが、長距離高速走行では1リッターあたり13km前後の年譜数値を記録しているドライバーもいます。

車両重量の大きいミニバンは、市街地走行は全体的に不得意ですので、これらの燃費数値は決して悪いものではありません。ただ、カタログ燃費の数値には届いていません。

「セレナ」と「ノア」の燃費を比較すると?

「ノア」には競合車が多数存在します。ミニバンブームで各メーカーが続々とミニバンを輩出したからです。その一つである日産自動車の「セレナ」の燃費と比較してみましょう。

まずはハイブリッドモデルです。日産公表のカタログスペック(JC08モード燃費)を参照すると、「セレナ」のハイブリッドの燃費は1リッターあたり15.2kmとなっています。一方の「ノア」のハイブリッドの燃費は、前述のように1リッターあたり23.8kmとなっています。比較すると「ノア」が大きくリードしています。

ガソリンモデルはどうでしょうか。「セレナ」は1リッターあたり12.6kmから13.6kmとなっています。一方の「ノア」は、前述のように1リッターあたり16.0kmとなっています。ガソリンモデルも「ノア」が大きくリードしています。

ハイブリッドモデルについては、「セレナ」と「ノア」ではシステムに大きな違いがありますので、単純な比較はできません。ただ、ガソリンモデルについては「ノア」に大きく差をつけられてしまいます。

ノアの燃費を向上させる方法とは?

少しでも「ノア」の燃費を向上したいというユーザーのために、日頃からできる燃費向上方法をご紹介しましょう。ぜひ実行してみてください。

●アクセルをゆっくりソフトに踏んでスタートする

●急発進急加速を避ける

●車間距離を適正に保ち,一定の速度で走行する

●エアコンの使用をできる範囲で控えめにする

●タイヤの空気圧を適正に保つ

●エンジンオイルを定期的に交換する

●エアーエレメントをきれいにする

「ノア」をあなたの愛車に!

本記事では、「ノア」の燃費について解説してきました。「ノア」は、ハイブリッドモデルもラインナップされ、燃費良好なミニバンです。みんなでロングドライブをするにはもってこいの車でしょう。ぜひ皆さんも、「ノア」を愛車にしてみるのはどうでしょうか。きっと満足するに違いありません。

初回公開日:2017年11月06日

記載されている内容は2017年11月06日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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