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コペンの燃費は悪いの?燃費比較・燃費向上方法とは?

更新日:2024年02月12日

軽自動車のオープンカーと言えば『コペン』と言われるほど、発売当初からのあります。そんなコペンはターボ車だけに燃費が悪いのでは、思われる方も多いでしょう。しかしスポーツカーでこの燃費は悪くありません。コペンについて詳しく紹介します。

コペンの燃費は悪いの?燃費比較・燃費向上方法とは?

コペンの燃費は悪い?

コペンは660ccの軽自動車です。軽自動車の平均燃費は現在27.0~28.0km/Lといったところでしょう。現在販売されている自動車はエコカーが一般的になっているので、元々昔から燃費が良いとされていた軽自動車もどんどんエコカーやハイブリッドタイプになっています。中には37.0km/Lなんて燃費をたたき出す車もあるくらいです。

ところで、コペンの燃費は悪いと言われています。なぜ悪いのか、軽自動車なのにどうしてでしょうか。

コペンはスポーツカーでエンジンはインタークーラーターボになります。ターボ車はノンターボ車に比べると走行性能をあげるために大量の空気をエンジンに送り込み、燃料を燃やすことでパワーを作っているからです。ノンターボに比べてターボ車であるコペンの燃費は平均燃費より悪くなるのは当然です。

ローブ

2014年6月に発売された2代目となるコペンになります。ローブという名前は「ROBE」というフランス語の衣類・衣装・服装だそうです。海外の卒業式で学生が着ている上着や聖職者が羽織っている上着のような形状が思い浮かぶローブですが、上着を羽織った印象からローブという名前になっているのでしょうか。

ローブのダイハツサイトが発表されているカタログ燃費は、CVT車25.2km/L、MT車22.2km/Lです。ローブにはRobeとRobeSの2つグレードがありますが、どちらも同じ燃費になります。

カタログ燃費の7割が実燃費と言われていますが、コペンローブの実燃費平均は高速道路走行で約19.0km/L、市街地走行が約15.0km/Lと予想範囲内の実燃費といえるでしょう。

セロ

ローブの販売から少し遅れて、2015年6月に発売されたセロは、初代のコペンの丸いライト類などを引き継いだの高いタイプになります。「Cero」の名前の語源は「Circle」と「Zero」を掛け合わせたもので、丸いという表現のCircleとこのセロの登場でX-PLAYというドレスフォーメーションをはじめるスタートになったため「ゼロ」という言葉を使用したそうです。

セロのダイハツサイトから発表されているカタログ燃費はCVT車25.2km/L、MT車22.2km/Lです。

セロもローブと同じカタログ燃費です。セロにもCeroとCeroSという2つのグレードがあります。どちらも燃費は同じですが、インテリア面などがスポーツ仕様のSとノーマルタイプの2種類になります。

セロの平均的実燃費も、ローブと同じで高速道路使用は約19.0km/L、市街地走行が約15.0km/Lと、カタログ燃費から考えると実燃費予想17.0km/Lなので、想定内の燃費となります。

旧型

現在発売されているコペンは2代目コペンと言われる「LA400K型」になります。初代のコペンを『旧型コペン』と分類され「L880K型」と言われています。

このL880K型は2002年から2012年まで発売された軽自動車としては初となる電動ルーフで一躍注目された車でした。現在でもL880K型コペンはがあり中古車市場で走行距離10万キロ超えでも高額な値段で取引されるほどマニアには愛着のある車となっています。

L880K型の旧型コペンのダイハツサイトの発表燃費は15.2Km/L~16.0Km/Lです。

当時の燃費測定モードは10.15モードと呼ばれる測定方法で、「実燃費からかけ離れている」と言われた測定方法でした。10.15モードでのカタログ燃費から推定する実燃費は6割程度が主流で、現在のJC08モードに比べ約1割も多く測定されていたようです。ですから、もし当時のL880K型をJC08モードで測定したら、平均カタログ燃費は13.6Km/L~14.4Km/Lになっていたでしょう。

新型

新型コペンと言われる「LA400K型」は、2014年に発売開始になりました。当時はローブのみの発売となり、トランスフォーマー並みのフェイスやテールを好む人と旧車のクラシックな丸い目を好む人に分かれて賛否両論の評価に分かれていましたが、翌年2015年にセロという旧型を思わせる丸いライトを持ったグレードが発売されたことで、コペンが再加熱したと言えます。

新型のコペンの燃費はローブやセロでもご紹介した通り、カタログ燃費25.2km/L~22.2km/Lとなり、実燃費では約19.0km/L~約15.0km/Lになっています。旧型に比べると、ターボ車とはいえ多少の燃費の向上が見られます。この一因はやはり軽量化された3気筒DOHCのエンジンによるものだと言えます。

中古

コペンの中古車市場では、旧型と言われるL880K型と発売後2年近くが経過するLA400K型の2種類が販売されています。どちらも中古車市場ではがある車で、セカンドカーとして探している人が多く軽自動車の中古車とは思えない高額設定が多いです。

旧型のL880Kの中古車価格相場は約27万円~280万円、走行距離にすると約20万キロ~約1万キロと距離や価格でも大きな幅があり、中古車台数としては多い方なので自分好みの旧型コペンが探しやすいといえます。

新型のLA400K型の中古価格相場は約119万円~218万円程度と、新車価格が185万円~207万円という事を考えても約3割程度の値落ちになり、まだまだ高額中古車と言えます。

中古車と言えども燃費はカタログ燃費や実燃費平均と変わらないので、燃費を気にしてコペンを欲しいという方は少ないようです。

アクティブ

軽自動車の初登場として話題になったコペンのアクティブは、初代コペンが初めて搭載した電動開閉ルーフの呼び名です。

初代コペンが発売される以前、ホンダのビートやスズキのカプチーノが軽自動車のオープンカーとしてがあったのですが、どちらも手動の幌状のオープンカーのみの発売となっていたので、このコペンのアクティブは高級スポーツカー並みの電動開閉に「軽自動車で電動オープン!」と話題の車となったのです。

現在でも軽自動車の電動開閉ルーフを持つ車はコペンのみです。今後発売されると噂になっているカプチーノやビートなどに電動ルーフの設定があるのか微妙なところですが、軽自動車の先駆けとなった電動開閉式ルーフと言われるアクティブはコペンの最大限の楽しみとも言えます。

コペンとカプチーノの燃費比較

軽自動車のオープンカーとして比較されることが多い、ダイハツコペンとスズキカプチーノですが、カプチーノはコペンが販売される数年前に販売終了となった車種です。

1991年~1998年に発売されていた軽自動車のオープンカーとしては、3つの種類のルーフを楽しむことが出来る、軽自動車のロードスターと言われたのある車でした。約20年経過した2018年辺りに新型カプチーノが復活と噂されています。

カプチーノの当時のカタログ燃費は、17.0km/L~20.0Km/Lと発表されています。実燃費は約15.0Km/L~16.0Km/L程度になり、L880K型コペンと比較すると同じくらいの燃費率と言えます。新型カプチーノが登場した場合は、コペンLA400K型と比較できます。

コペン燃費向上方法

「コペンの燃費をどうしたら良く出来るのか?」と考えると、エコカーの推奨運転を実施することが、一番の燃費向上にあがるのではないでしょうか。しかし、パワーがあるターボ車なのに、低回転発進やアクセルを踏み過ぎないなどコペンを乗っているオーナーには我慢できない運転とも言えます。

運転操作だけでなく、低燃費につながるテクニックがいくつかあります。

◆タイヤの空気圧チェック…基準値以下の空気圧は燃費が悪くなる傾向があります。空気圧が低い車はタイヤの変形が生まれ回転に抵抗が発生することで燃費が悪いと言われているのです。空気圧は基準値もしくは基準値より少し高めに入れることで燃費が1Km/L程度改善する場合があります。

◆ブーストコントローラー…加速向上パーツとして知られる「ブーコン」と呼ばれるパーツを付けることで加速向上だけでなく、回転数の立ち上がりを良くし回転数を上げることで、出だしの加速に負担が少なくなり燃費向上につながるのです。

エアコン

エアコンを常時つけていると燃費が悪くなる事があります。手っ取り早く燃費向上を目指すならエアコンを一切つけない事ですが、ガラス面が多く車内が狭いコペンには辛い方法です。

エアコンだけにとどまらず、電装系を一切オフする事でも燃費向上につながると言われています。国土交通省の燃費計測方法とされるJC08モードなどは、電装品を一切つけず計測するのです。

電装品を付けることによる燃費の消費は少ないとされていますが、エアコンをあまり使用しない春や秋に比べると、エアコンやヒーターを多用する夏や冬のほうが燃費が悪くなるのはみなさん実感していることでしょう。

エンジンオイル

燃費向上に良いとされるエンジンオイルの種類もあります。粘度が高いものの方が燃費が悪くなると言われていますが、ターボ車であるコペンに低燃費用のサラサラオイルを入れたら、オイル漏れなどを起こしエンジンが壊れてしまう原因になることもあります。

コペンのエンジンオイルの基準は5w-30とダイハツでも発表されていますが、この「5」は粘度の硬さを表し「W」は冬という意味。冬の低温時ででオイルの粘度が数字が低いほどサラサラオイルという事になり、後ろの「30」は夏などの高温時でも数字が大きいほど粘度を保つことが出来るオイルとされています。

また、汚れたオイルはエンジンに負担をかけることもあり、燃費が悪くなる傾向があります。適度なオイル交換やフィルター交換をすることも燃費向上につながるのです。ちなみに推奨されるコペンのオイル交換基準は3,000~2,500Km毎や6カ月に1度程度が良いと言われています。

しかし、走行方法や環境などでもエンジンオイルの劣化に違いがあるので、エンジンオイルゲージでオイルの色や粘度を自分で確認して判断した方が良いという事です。

コペンの燃費は悪くない

一般的なトールサイズワゴンなどでの低燃費軽自動車に比べると、コペンの燃費は悪いと思われがちですが、スポーツカーでありターボ車という事を考えると決して燃費が悪いと一概に言える範囲ではありません。

新型コペンが発売されて実燃費約19.0km/L~15.0km/Lと言われます。コペンの軽快な走りとスポーツ感丸出しのあのエンジン音からしたら燃費がもっと悪くてもおかしくないです。軽自動車で2シータースポーツカーの中では現在のところピカイチに燃費は良いのがコペンなのです。

初回公開日:2017年09月22日

記載されている内容は2017年09月22日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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