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スズキエブリィの燃費はどれくらい?燃費比較・燃費向上方法

更新日:2024年02月09日

スズキが製造し販売しているエブリイについて記事をご紹介しています。エブリイはハイルーフ仕様となっており、高い積載性と広さを誇ります。そして、商用バンとしてはクラスの低燃費を実現しています。今回はエブリイの燃費を中心にご紹介していきます。

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スズキエブリイとはどんな車?

スズキエブリイは、スズキが製造し販売しているワンボックスタイプの軽自動車になります。「エブリイ」という名前の由来は、英語で「どこへでも」という意味の「every」、もしくは「everywhere」から来ていると言われています。荷室の広さからくる積載性の高さと、軽自動車ならではの軽快な走りが特徴のワンボックスカーとなります。

初代は1964年に発売され、1999年に発売された事実上の4代目からは「エブリイワゴン」としてワゴン型の車として販売されています。現在は商用車を「エブリイ」、乗用車を「エブリイワゴン」と名乗っています。エブリイワゴンは6代目が2015年から発売されており、軽自動車としては歴史上4番目に息の長い車となっています。

スズキエブリイの燃費はどれくらい?

スズキエブリイの燃費ですが、現在販売されているモデルのカタログ燃費は15.4㎞/L~19.7㎞/Lという数値幅になっています。また、実燃費平均値は11.85㎞/L~17.18㎞/Lとなっていました。みんカラでの実燃費平均値はレギュラーガソリンモデルが13.83㎞/L、ハイオクガソリンモデルが14.49㎞/Lとなっていました。

全体的に燃費数値はそれほど悪くないように感じますが、軽自動車としてはまずまずの燃費数値と言えるのではないでしょうか。以下では、具体的にエブリイのモデルごとの燃費をご紹介していきます。

5AGSとは?

エブリイのトランスミッションには4WDと5MTの他に5AGSが用意されています。5AGSというトランスミッションが聞きなれない方も多いでしょうが、こちらは端的に言うと「一部オートメーション化されたマニュアル車」といった位置づけになります。

ですが基本的にはベースがオートマ車となっており、クラッチ操作やギアチェンジ操作を必要とせず、オートマ車特有のクリープ現象も発生します。「だったらオートマ車と変わらないのでは」と思うでしょうが、オートマ車は電子制御で行っているのに対して、5AGSは機械でクラッチ操作を行っているという違いがあります。

そのため、ドライブした方の多くはオートマ車に乗っている感覚とはまた違ったクラッチ操作を機械で行っている感覚を実感することになります。

5AGSの燃費は?

2015年2月に販売されたエブリイの最新型のトランスミッションが5AGS(5AMT)のカタログ燃費は、19.4㎞/L~20.2㎞/Lとなります。実燃費平均値は17.18㎞/Lとなっていました。

この5AGSは、他のトランスミッションタイプと比較すると燃費数値が高い傾向にあります。実際に、このトランスミッションのカタログ燃費と実燃費が総合的に一番高い数値を示していることからもそれが分かります。

4WDの燃費は?

エブリイの4WDのカタログ燃費ですが、総合すると14.0㎞/L~19.0㎞/Lとなっていました。最新型の現在販売されているモデルのエブリイ4WDで総合すると、カタログ燃費は15.4㎞/L~19.0㎞/Lとなっています。実燃費平均値は11.85㎞/L~15.71㎞/リッターとなっていました。

FR方式のカタログ燃費が総合すると15.63㎞/L~17.18㎞/Lとなっています。4WDと比較するとFR方式の方が燃費効率が若干下がることが分かります。ですが、モデルによってはまた違いが出るでしょう。

このエブリイは今現在では珍しく4WDとFRだけの方式で、FF方式がないことも燃費効率としては他の軽自動車と多少違いが見られる点と言えるのではないでしょうか。

FRとは?

エブリイは4WDの他にFRの駆動方式を用意していますが、FRは古くから自動車の駆動方式として選択されてきた方式でシンプルな構造となっている点がFFと並んで特徴になります。世の中に出回っている車の約一割程度がFR方式の車となっています。

FR車のメリットとして、エンジンが縦置きになるため低いフラットなデザインにすることが出来るといった点や、トヨタ86や各有名スポーツカーに使用されているといったことから走行性能の高さも評価されています。また、その他には静粛性の高さやコーナリング力などがあげられ、FF方式に比べると走行性と安全性が高い車と言えます。

5MTの燃費は?

エブリイのトランスミッション形式は、5AT、5MT、5AMTの三種類があります。5MTは5速マニュアルのモデルになりますが、こちらのカタログ燃費はFR方式が18.4㎞/L~19.0㎞/L、4WDが17.4㎞/L、4WDターボが18.8㎞/Lとなっており、実燃費平均値はそれぞれ17.0㎞/L、15.71㎞/L、14.77㎞/Lとなっていました。

基本的にMT車は、ATに比べると燃費性能が高い傾向にありますが、エブリイの場合もMTの燃費数値が高く、続いて5AMT(5AGS)の燃費数値が高いことが分かりました。

ランディの燃費は?

こちらはスズキのエブリイランディというモデルになりますが、ボディタイプはミニバンでAT仕様の4WDとFF方式になります。エブリイランディのカタログ燃費ですが、14.0㎞/L~15.6㎞/Lとなっています。

みんカラでの実燃費平均値は、レギュラーガソリンモデルのみで12.45㎞/Lとなっています。燃費数値としてはそれほど悪くないと言えます。

こちらのエブリイランディはエブリイをベースにしたもので、エブリイを大型化したモデルのため7人まで乗れるミニバンとなっています。エブリイよりもより上級感のあるインテリアとエクステリアを実現しています。クラス初のインパネシフトを採用していて、ボディカラーが新たに見直されています。

ジョインターボの燃費は?

エブリイのジョインターボのカタログ燃費はJC08モードで15.4㎞/L~19.6㎞/Lとなっています。エブリイのジョインターボは駆動方式を2WDと4WDの二つの方式をとっており、5MT、5AGS、4ATの三つのトランスミッションタイプから選ぶことができます。

ハイルーフの燃費は?

2016年式のエブリイハイルーフのカタログ燃費はJC08モード測定で19.4㎞/Lとなっています。現在新型として販売されているものはハイルーフとなります。ハイルーフとは端的に言って普通の車よりも全高が高くつくられた「屋根の高い」車のことを言います。

スズキエヴリィとエヴリィワゴンの燃費比較をしてみた

ここからは最新型のエブリイとエブリイワゴンの燃費を比較していきます。エブリイワゴンの新型のカタログ燃費は2015年2月に発売されたものですが、14.6㎞/L~16.2㎞/Lとなっていました。実燃費平均値は11.56㎞/Lとなっています。

どちらもターボ搭載ですが、同じくエブリイワゴンのターボ搭載モデルと比較すると、エブリイは15.4㎞/L~16.2㎞/Lとなっています。実燃費平均値は11.85㎞/L~15.63㎞/Lとなります。

二つを比べると、エブリイワゴンとエブリイのカタログ燃費にあまり違いはないですが、総合的に実際の燃費はエブリイの方が高いことが分かりました。

スズキエヴリィとダイハツハイゼットの燃費比較をしてみた

ダイハツハイゼットカーゴのカタログ燃費は16.2㎞/L~17.2㎞/Lとなっています。エブリイと比較すると、燃費数値ではダイハツハイゼットカーゴに軍配があがります。

エブリイは使いやすい広さが快適な商用バン

エブリイは、現在販売されている商用バンとしてはやはりクラスの燃費性能を持っていることが分かりました。また、フルモデルチェンジが行われより安全性と走行性が高められており、ハイルーフによって高い積載性と広さを誇ります。エブリイは使いやすさと広さと快適さを併せ持つ商用バンと言えるでしょう。

初回公開日:2017年09月21日

記載されている内容は2017年09月21日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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