Search

検索したいワードを入力してください

ワンボックスカーの特徴とは・燃費がいい3

更新日:2024年03月30日

ワンボックスカーについて、その魅力や特徴、燃費性能、や車などを解説します。エンジンの真上に運転席があり、車内全体が大きな箱みたいな一部屋になっているため、積載能力が高く、とても使い勝手が良い、ワンボックスカーの耳寄りな情報を紹介します。

ワンボックスカーの特徴とは・燃費がいい3

ワンボックスカーの特徴とは

車選びの対象となる、自動車カテゴリーのひとつとして「ワンボックスカー」があります。ワンボックスカーとはその名のとおり、車内が大きな箱みたいに一部屋(ワンボックス)のみで構成されている車のことです。

ワンボックスカーと呼ぶだけあって、通常の車みたいに専用のリッド(ふた)やフード(覆い)を持つ、独立したトランクルーム(荷物室)などがないばかりか、エンジンルームまで、ワンボックスの車内にひとまとめにして収まっています。

現在も根強いを持つ自動車カテゴリー

ワンボックスカーは、日本でも1960年代に登場し、その後、現在までに多くのユーザーによって支持され続け、根強いを持っていますが、では一体どのような車種のことをワンボックスカーというでしょうか。

最近は自動車のカテゴリーが増えて種類が多く、どれがワンボックスカーに相当するのか、ユーザーにとって判断が難しくなっているのも事実です。

このようなワンボックスカーについて、特徴や魅力、、車種などを解説していきます。

ワンボックスカーとは

ワンボックスカーとは、具体的にはどういった車のことでしょう。

前述のとおり、ワンボックスカーは大きな箱みたいに、車内が広い一つの空間のみで構成されていて、独立したトランクルームやエンジンルームを持たない車のことです。とは言えエンジンルームを持たなくても、エンジンがなければ車は走りません。

ではワンボックスカーのエンジンルームはどこにあるでしょう、それは運転席と助手席のちょうどすぐ下にあります。つまり、ワンボックスカーとはエンジンが前部座席の下にある車のことです。

座席を取り外してエンジンルームを見る

仕事で大型トラックの運転をする人は、良く知っているでしょう。トラックのエンジンは座席のすぐ下にあり、エンジンの整備をするなど中を見るためには、運転席や助手席を含めたトラックの車体前部を、そのまま大きく前に倒します。

トラックの運転席がある部屋の部分を「キャビン」といい、トラックではキャビンを前に倒すと、ようやく左右の前輪の間に搭載されているエンジンを見ることができます。

ワンボックスカーもほぼ同じ位置にエンジンが搭載されていて、エンジンの整備をする時は、前部の座席を取り外して、エンジンルーム内にアクセスします。

ワンボックスカーは運転席がエンジンよりも上にあるキャブオーバー型車

つまりワンボックスカーとは、キャビン(運転席)がエンジンよりも上、これを英語でいうとOver(オーバー)といいます。Cavin(キャビン)がエンジンよりも上、Over(オーバー)の位置にあるとして、キャブオーバー型(Cab Over)の車といいます。

日本では、かつてこのようなキャブオーバー型のワンボックスカーが、各自動車メーカーから多くラインナップされていました。

ワーゲンバスはワンボックスカーの元祖

キャブオーバー型ワンボックスカーの元祖は、あの有名なフォルクスワーゲンタイプ2でしょう。1950年に登場した、通称デリバリーバン、トランスポルタ―と呼ばれるタイプ2は、フォルクスワーゲンタイプ1(ビートル)をベースにした多目的車です。

こちらは現在のワンボックスカーとは異なり、エンジンを車内の最後部床下に搭載した、リアエンジンの後輪駆動車ですが、1950年当時としては乗用車をベースにした、多くの乗員と荷物を積める画期的な車として、小型で使い勝手が良くあらゆる用途に使用可能なことから、ヨーロッパ市場で大好評となり、北米でも万能小型車としてヒット作となりました。

ワーゲンバスに習い日本でも多くのワンボックスカーが登場する

タイプ2は、日本でも1953年より輸入が開始され、ワーゲンバス、デリバンなどと呼ばれ大ブームとなるなど、世界中でが集まり、ドイツ本国では1967年まで、また現地生産が行われていたブラジルでは1975年までと、何と25年もの間生産されるという、大変なロングセラーモデルとなりました。

このタイプ2の登場以来、アメリカのフォードやGMなどから、同じキャブオーバー型のワンボックスカーが登場し、日本でも1960年に日野自動車が販売した「コンマース」以来、61年のスバル・サンバー、66年のマツダ・ボンゴ、67年のトヨタ・ハイエース、68年の三菱デリカなど同型の車が続々と登場し、どれもその万能ぶりから車となります。

ワンボックスカーのメリットとデメリット

ワンボックスカーの長所は、やはり運転席を含めたキャビンをエンジンのすぐ上に置いたことで、車体の前から後までを車内スペースとして最大限に利用できるという、空間効率に優れていることです。

また運転席の位置が高く、前輪よりもさらに前方に位置するため、ミニバンなど前にボンネットのあるワゴン車などに比べて、車両前端の見切りが良く視界が良好で、車の大きさの割には、狭い場所での運転がしやすいというメリットがあります。

このようなワンボックスカーは、何よりも人や荷物をたくさん乗せられるとして、ビジネスユースの商用車としても、旅行やスポーツなどレジャーに便利な乗用車としても、幅広い用途に使えることからが高く、日本製ワンボックスカーのどれもがロングセラーモデルとなりました。

重心が高いため走行安定性や快適性の面で不利

しかし1990年代に入り、前方に小ぶりなボンネットを持つ、セミ・キャブオーバータイプのミニバン「日産セレナ」が登場し、その操縦性の良さからヒット車となったのを機に、従来のワンボックスカーは流行に乗っ取り、徐々にミニバンタイプへと改良されていきます。

ワンボックスカーは空間効率に優れる反面、ボンネットがないために空力的には不利な上、トラックなどと同じで、エンジンやトランスミッションを搭載した土台の上に、ボディを被せる構造により、全体の重心が高いために車体が揺れやすく、タイヤが路面を捉える力が弱いなど安定感に欠け、走行性能や快適性の面で非常に不利となります。

衝突安全性にも不安が

さらにワンボックスカーでは、追突事故などの際にボンネットがないため、ミニバンみたいにエンジンが衝撃吸収材として働くことができず、衝突安全の面で大きな不安要素となります。

このようなワンボックスカー特有の問題点によって、自動車メーカー各社は従来のワンボックスカーの設計を見直し、エンジンとトランスミッションを含めたパワートレーンを、前輪と共に座席下よりも前方に移動させ、操縦性と衝突安全性を改善したセミ・キャブオーバータイプへとチェンジしていきます。

現在も多くの分野で需要がありのワンボックスカー

さらに1994年にはキャビンの前方にエンジンを搭載して車体の重心を下げ、同時に車内床部の位置を低くすることで、広い居住空間を実現すると共に、操縦性や走行安定性にも優れた、現在も主流となっているFF(前輪駆動)方式のミニバン、ホンダ・オデッセイが登場します。

オデッセイは発売と共に大となり、それによって、従来のワンボックスカーのほぼ全てが、FF方式のミニバンへとモデルテェンジし、現在販売されている、国産フル・キャブオーバータイプのワンボックスカーは、トヨタ・ハイエース、日産・キャラバン、軽自動車のスズキ・エブリイ、ダイハツ・ハイゼットといった車のみになりました。

しかし、これらの車は、持ち前の優れた居住性と積載能力による万能性によって、現在もがあり、ビジネスからレジャーまで幅広い分野で活躍しています。

ワンボックスカーの3

現在販売されている、キャブオーバータイプのワンボックスカーのを紹介します。

第3位 日産・NV350キャラバン

キャラバンは、日産自動車が1973年に販売を開始したキャブオーバー型ワンボックスカーで、トヨタ・ハイエースの長年のライバル車として、同社を代表する多目的車です。

現行型のキャラバンは2012年に登場した5代目で、先代から11年ぶりとなるフルモデルチェンジを敢行(かんこう)し、車名を「NV350キャラバン」に改名して、ライバルのハイエースを「あらゆる面で圧倒する新型車」として発売されました。

「打倒ハイエース」を目指して開発された現行型キャラバン

フルモデルテェンジしたNV350キャラバンのセールスポイントは、地球環境にやさしい「クリーン・テクノロジー」を採用した、総排気量2500ccの直列4気筒ディーゼル・ターボエンジン車をラインナップに加えたことです。

この新しいディーゼル・ターボは環境性能を考慮して、総排気量を2500ccにダウンサイジングさせながら、ライバルのハイエースが搭載していた3000ccディーゼルと遜色ない、最高出力129馬力、エンジンの力強さを表す最大トルクが36.3㎏・mを発揮し、ディーゼルターボならではの低速域からパワフルな加速力を実現し、非常に運転がしやすい車となっています。

またキャブオーバー型ワンボックスカーでは初となる、携帯しているだけでドアロックやエンジンの始動が可能という、便利なインテリジェントキー&プッシュ式エンジンスターターを装備するなど、日常的な使い勝手も向上しています。

その後も次々に改良を重ねて魅力が増す

NV350キャラバンは、その後も荷室容量を拡大したワイドボディ車を追加し、それをベースに14人乗りのマイクロバス仕様を設定したり、さらに2016年には、の自動ブレーキシステムを採用した車両をラインナップに加えるなど、次々と改良を重ねています。

その努力もあり、2016年には年間販売台数が2万957台を記録するなど、ライバルのハイエースにはまだ及ばない物の、健闘ぶりを見せています。

日産は、今後も「打倒ハイエース」を目指して、NV350キャラバンの改良を継続していくと見られ、ユーザーにとって目が離せない存在となっています。

第2位 トヨタ・ハイエース

ハイエースは1967年に登場したキャブオーバータイプのワンボックスカーで、初代からその耐久性とパワーのあるエンジン、積載能力の高さには定評があり、日本を代表する多目的車として、国内はもちろん海外でも大変なと、抜群の信頼性を誇るワンボックスカーです。

車としての性能と積載能力の高さで大の車

ハイエースは車としての性能の高さと、貨物車としての積載能力の高さから、商用車として、宅急便などの多くの企業で使われています。さらに十人乗りのマイクロバス仕様はタクシーを始め、路線バスやコミュニティーバスなど幅広い需要がある車です。

また個人のユーザーではトランスポーターとして、競技用オートバイや自転車、ダイビング機材やラジコン飛行機など、趣味や遊びの道具を運搬したり、バニング・カスタムやキャンピングカーのベース車両として広く用いられています。

優れた耐久性を持ち開発途上国での需要がとても高い

ハイエースは耐久性の高さから、道路環境の悪い新興国や開発途上国での需要が高いため、さらにはテロリストなどに好んで使われる車のひとつとしても有名なことから、国際的な自動車窃盗団による格好のターゲットとなっており、多くの盗難車が海外へと密輸され、2007年から7年連続で、盗難被害車の第1位を記録し、メーカでも対策を強化しています。

衝突回避支援システムが標準装備される

現在販売されているのは、2004年に登場した5代目で、発売開始から13年以上が経過した現在でも大変があり、年間販売台数が5万9000台にも上るロングセラーモデルとなっています。

ハイエースは2017年11月に一部改良が加えられ、安全装備としての衝突回避支援システム、「Toyota Safety sense P」が標準装備となりました。

さらにディーゼル車は環境性能と動力性能を高めた新エンジン、総排気量2800ccの1GD-FTV型ディーゼルターボに変更され、同時にこれまでの4速から、より滑らかな走行性能を実現する6速AT(オートマティックトランスミッション)となり、車の持つ魅力がますます高まって、そのを確固たるものとしています。

第1位 スズキ・エブリイ

ワンボックスカーの第1位は、軽ワンボックスカーのスズキ・エブリイとなっています。商用車として使われることの多いワンボックスカーでは、やはり経済性の面で有利な軽自動車にが集まっています。

安全性に優れたセミ・キャブオーバー型ボディを採用

エブリイは安全性や空力特性を改善し、操縦性を高めるため、4代目以降は前輪をキャビンよりも前に移動した、セミ・キャブオーバータイプのボディに変更され、現行モデルは2015年に、9年半ぶりとなるフルモデルチェンジを行った6代目です。

6代目エブリイは荷室容積を拡大したことで積載能力がアップし、同時に前輪とダッシュボードの位置を前に移動させ、前期型と同等の前席スペースを確保しています。

新たに自動クラッチ付ミッションを追加しイージードライブを実現

セールスポイントはVVT(可変バルブタイミング機構)を装備して、アクセルに対する反応性を高めた新エンジンを搭載し、さらに5速AGS自動クラッチ付トランスミッションを組み合わせた車両をラインナップし、クラッチ操作の必要が無いイージードライブを実現しています。

経済性が高くの軽ワンボックスカー

エブリイは軽自動車のワンボックスカーとして、税金が安いなど経済的に大きなメリットがあり、また燃費も1ℓあたり19.4~20.2㎞と優秀なため、商用車のみでなく乗用タイプのエブリイ・ワゴンもがあり、双方合わせて年間9万台以上を販売しています。

軽自動車ならではの維持費の安さと、高い積載能力、さらに新エンジンとクラッチレスのトランスミッションなど運転のしやすさもあり、エブリイは現在、最も注目のワンボックスカーです。

メーカー別ワンボックスカー

メーカー別にワンボックスカーを紹介します。

トヨタ・ハイエース・スーパーGL

ハイエースを買うなら、グレードのスーパーGLがです。何とハイエース購入者の約7割が、スーパーGLグレードを選択しているといいますから、そのの程がうかがえます。

ハイエース・スーパーGLはビジネスユースから、モータースポーツやアウトドアなど個人のレジャー用まで幅広い需要がある車です。

フルフラット化が便利なセパレートシートが魅力

スーパーGLのの秘密は、シートがヘッドレストが取り外し可能な、セパレート型となっていることで、座り心地が良く、また容易にフルフラット化ができるなど、仕事で使用しながら家族で車中泊も楽しめるといった、万能さが魅力となっています。

またの安全装備「Toyota safety Sense P」が標準となり、新しいディーゼルターボエンジンと6速ATがもたらすなめらかで快適な走りなど、注目度の高さでものワンボックスカーです。価格は356万2920円となっています。

日産・NV350キャラバン・バン・プレミアムGX

NV350キャラバンを買うなら、装備が充実したバン・プレミアムGXがです。NV350キャラバンは、衝突回避支援システムの「インテリジェント・エマージェンシーブレーキ(緊急自動ブレーキ)」に、VDC(Vehicle Dynamics Control:横滑り防止装置)といった安全装置が標準装備されています。

快適装備が充実し魅力満載のワンボックスカー

またバン・プレミアムGXでは、車庫入れなどの際に、車の位置を上空からとらえた映像で確認できるという、便利なインテリジェントアラウンドビューモニターを搭載し、より運転しやすくなっています。

さらに住宅街などで気になる、バックドアの開閉音を無くすオートクロージャーや、携帯しているだけでドアの開閉とエンジンの始動ができる、インテリジェントキー、フルオートエアコンといった快適装備が充実しています。

NV350キャラバン・バン・プレミアムGXは、ライバルのハイエースを意識した、魅力的な装備を満載した車です。価格はディーゼルエンジン搭載の2WD車で、343万4400円となっています。

ワンボックスカーの燃費

ワンボックスカーの燃費について解説します。

第3位 トヨタ・ハイエース・バン・スーパーGL(ディーゼル車)12.2㎞/ℓ

ワンボックスカーの燃費第3位は、トヨタ・ハイエース・バン・スーパーGLです。その燃費性能は1ℓあたり12.2㎞と、車両重量が2トン以上もあるキャブオーバーバンとしては優秀となっています。

これは新開発の1GD-FTV型、総排気量2800ccのディーゼル・ターボを搭載したことによる数字で、従来の3000ccモデルの11.0㎞に比べて燃費が良くなっています。このエンジンは最新の排気ガス浄化装置である「尿素SCR」を搭載し、低燃費のみでなく環境性能にも優れています。

第2位 日産・NV350キャラバン・バン・プレミアムGX(ディーゼル車) 12.4㎞/ℓ

ワンボックスカー燃費第2位は、日産NV350キャラバン・バン・プレミアムGXです。こちらは総排気量2500ccのディーゼルターボを搭載し、燃費は1ℓ当たり12.4㎞と、ライバルハイエースを凌ぐ好燃費を記録しています。

こちらのエンジンは2500ccと従来よりもダウンサイジング化し、CO₂排出量を低減し、環境性能を高めながら、最高出力129馬力、最大トルク36.3㎏・mを発揮し、1970㎏という車両重量ながら、ディーゼルエンジン特有の、低速域から力強い加速感で必要十分な走行性能を実現しています。

第1位 スズキ・エブリイ・JOIN・5AGS 20.2㎞/ℓ

ワンボックスカー燃費第一位は、やはり軽ワンボックスカーのスズキ・エブリイ・JOINです。その燃費性能は、空力性能では不利なキャブオーバー型軽自動車にもかかわらず、何と1リットル当たり20.2㎞と大変優秀な数字を記録しています。

これはエンジン回転数によって空気の流入量をコントロールする、燃焼効率に優れ経済的なVVT(可変バルブタイミング機構)付きのエンジンと、クラッチ操作なしに素早いシフトチェンジが可能な、5速AGS(オートギアシフト)の組み合わせによって、無駄な燃料消費を最小限に留めることで実現した燃費性能です。

エブリイ・JOIN・5AGS車の価格は、ちょうど100万円という低価格で、あらゆる面で経済性に優れた、魅力的な軽ワンボックスカーです。

外車のワンボックスカー

有名なフォルクスワーゲン・タイプ2、通称ワーゲンバスが登場して以来、1960年代にはフォード・エコノラインや、シボレーのグリーンブライア・スポーツワゴンなど、外国車でもキャブオーバー型ワンボックスカーが登場しましたが、わずか10年と経たないうちにどれも姿を消し、その後はエンジンをフロント部に搭載したバンが主流となります。

しかし、ロシアでは旧ソビエト時代の1958年から、何と50年以上もずっと製造され続けている、四輪駆動のキャリーオーバー型ワンボックスカーが存在します。

ワズ(UAZ)2206

それがロシア製の多目的ワンボックスカー、ワズ2206です。ワズはモスクワ郊外に工場を構える、1941年創業の軍用車製造メーカーで、元の社名である「ウリアノスク自動車工場」の頭文字を取って「UAZ(ワズ)」と名乗っています。

どんなに悪い道でも走行できるタフな車

ワズ2206は、ロシア国内の過酷な道路環境でも走行可能な、高度な悪路走破性と堅牢性、耐久性を最大限に追求した、道を選ばない四輪駆動の万能型実用車です。

ワズの車体は長さが4.363mと短めながら、幅は1.94mと堂々としたサイズを持ち、またどのような過酷な道も走破できるよう、地上最低高が高く設定され、全高は何と2.064mという背の高さです。

車高の高さとかわいい顔つきで目立つこと間違いなし

この車高の高さに加えて、丸いライトが二つと、まるで驚いたみたいに大きく口を開けたラジエーターグリルが、とっても愛嬌のあるかわいらしい顔つきが素敵で、この車で街を走れば、周囲の視線を一度に集めて注目の的となるのは間違いありません。

このおとぎの国のロシアで製造された、とってもキュートなワンボックスカーの価格は、399万6000円となっています。

ハイブリッドワンボックスカー

ハイブリッド車のワンボックスカーについて解説します。ハイブリッドカーとはエンジンに電気モーターを組み合わせた車として有名ですが、実はその他にも、全く異なるタイプのハイブリッドカーが存在します。

それはガソリンと、タクシーなどに使われているLPG(天然ガス)の両方の燃料を切換えて走行することができる、LPGハイブリッド車です。

ハイエース・LPGハイブリッド

プリウスやアクアを始め、多くの車種に高性能で信頼性の高い、ハイブリッド車をラインナップしているトヨタですが、キャブオーバー型ワンボックスカーのハイエースには、まだハイブリッド車は登場していません。

そこで車両重量が重く、空力面で不利なキャブオーバー型車の燃費をより改善し、経済性を高めるために、ハイエースのガソリン車をベースに構造変更を申請し、合法的な改良を行った車「ハイエース・LPGハイブリッド」がです。

ハイエース・LPGハイブリッドの仕組みは、ベースとなるガソリン車にLPG用の燃料供給装置やLPG燃料タンクを追加し、それに伴いエンジンのセッティングを変更した物で、運転には通常のハイエースと何ら変わるところはありません。

燃料費を約40%も節約できるLPGハイブリッド車

ハイエース・LPGハイブリッドのメリットは、何と言っても経済性の高さです。ガソリンや軽油に比べて価格の安いLPG燃料では、追加された60ℓのLPG用タンクを約5000円で満タンにすることができ、しかも航続距離は500㎞と長く、ガソリンを使った場合に比べて40%程度燃料費を節約することができます。

さらにLPG燃料を使うことで、排気ガス中のCO₂などの温室効果ガスや、NOxやPM2.5といった有害物質を削減することができ、環境にもやさしい車となっています。

ハイエースをLPGハイブリッドに改良する費用は、パーツ代、構造変更申請込みで54万8000円となっています。

軽のワンボックスカー

軽自動車ワンボックスカーを紹介します。

ダイハツ・ハイゼット・カーゴ

ワンボックスカーの第一位として、スズキ・エブリイを既に紹介しましたので、こちらでは2017年11月にマイナーチェンジを行い、装備を充実させたとして話題の、ダイハツ・ハイゼット・カーゴを紹介します。

商用バンとして注目度を高める個性的な顔つきに改良

改良型ハイゼット・カーゴのセールスポイントは、まず従来型から大変身を遂げて、シャープになった顔つきです。ガバッと大きく口を開けたみたいなフロントグリルは、誰もがハッと目を向けてしまう強烈な個性を持ち、注目間違いなしです。

安全装備を充実させた使える商用バン

またの安全装備として、自動ブレーキ装置の「スマート・アシスト3」や、リヤコーナーセンサー、エマージェンシーストップシグナル、VSC(横滑り防止装置)、TRC(トラクションコントロール)、ABS(アンチロックブレーキ)といった、事故防止支援装備を満載し、毎日使う商用バンとして大切な、安全面をグレードアップさせています。

価格は93万4200円からとなっており、のスズキ・エブリイの対抗馬として、今、最も注目の軽ワンボックスカーです。

車内スペースの広さで根強いのワンボックスカー

ワンボックスカーについて、その魅力や特徴、燃費性能、や車などを紹介しました。

ワンボックスカーとは、エンジンの真上に運転席があるキャブオーバータイプの車で、運転席から荷物室を含めた車内全体が、大きな箱みたいな一つの部屋となっており、空間効率に優れ、積載能力の高さがの秘密です。

かつてはこういったワンボックスカーが数多く販売され、となっていましたが、現在はエンジンを前部に搭載したミニバンにとって代わられ、少数派となってしまいました。

しかし、近い将来EV(電気自動車)が主流となる時代がくれば、パワーユニットがずっと小型化され、以前よりももっと万能で、性能の優れたワンボックスカーが誕生する可能性は十分にあります。

現在もワンボックスカーはまだ根強いがあり、魅力の多い車です。あなたも車選びの対象として、便利なワンボックスカーにぜひ注目してみましょう。

初回公開日:2018年03月28日

記載されている内容は2018年03月28日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

Related