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「ハイパーカー」の定義や性能・「スーパーカー」との違い

更新日:2023年12月30日

ハイパーカーとは、どのような車か知っていますか?スーパーカーの更に上をいくスペックで、車好きならたまらない性能でしょう。ハイパーカーの定義とはどのようなものか、スーパーカーとの違いについて詳しくご紹介します。ハイスペックな世界をチェックしてみましょう。

「ハイパーカー」の定義や性能・「スーパーカー」との違い

ハイパーカーの定義

性能

ハイパーカーのこれと言った定義は決まっておりません。しかし、スーパーカーより優れた性能であることは確かで、圧倒的に超越した性能で最高速度が400km/h、出力合計が1000馬力に達したものが多いでしょう。

性能もさることながら、奇抜なスタイリングも重視され、希少性のある限定生産台数であることが大切です。価格面でも1億円を超えるものが多く見られます。この定義に当てはまるものが全てハイパーカーになるのではなく、数字面だけでなく全体的にスーパーカーより優れていれば、ハイパーカーに分類される傾向があります。

日本の代表的なハイパーカー紹介

ランボルギーニ

ランボルギーニはスポーツカーの象徴でもありますが、v12エンジンを搭載したアヴェンタドールに、ハイパフォーマンス仕様のアヴェンタッドールSVを追加しました。

驚異のスピードとスリルが体験できるスポーティなランボルギーニ、限界まで軽量化したエンジンは、磁性流体プッシュロッド式サスペンション、ランボルギーニ・ダイナミック・ステアリング・システムなど数々の最新技術を駆使しています。

走り出すと背後では750CVの轟音が聞こえ、スリルあふれるドライビングを体験できます。車体のデザインはシャープに統一されて、最大限まで空気力学を享受するべく綿密に計算されたデザインです。

ランボルギーニの魅力はもちつつ、超軽量カーボンファイバーを上手く取り入れたスポーティなデザインに仕上げています。

ブガッティ

ブガッディ・ヴェロンは、生産台数450台のハイパーカーです。最終モデルは、フロント右ヘッドライトの下とウィング表面に「La Finale」のロゴ入りです。ホイールキャップにはロワイヤルに付いた像のマークが刻まれています。

初期モデルは160万ユーロ前後の価格でしたが、今ではそれを大幅に超えるプレミア価格で取引されています。1001~1200馬力のw16クワッドターボエンジンを積んだ、実測最高速度430km/h超えるハイパーカーです。

このモデルの後継となるシロンもハイパーカーと呼べる超越した存在です。最高出力1500ps、最大トルク1600Nm、最高速度420km/h以上のハイスペック。世界で500台限定販売され注目されているハーパーカーです。

ヴァルキリー

アストンマーチンの新型は、サーキット専用のヴァルキリーAMRプロです。この車、日本では25台のみしか販売されない非常に希少な車種で、4億円越えの高級車です。販売台数が少ない事もあり、即日完売されました。

サーキット専用車のハイパーカーですから、予想最高速は約400km/hとハイスペックです。超高速走行に耐えられるように、無駄なパーツはそぎ落としダウンフォースを生み出すように設計されています。

ヴァルキリーのパワートレインは、コスワース性の6.5LV型12気筒エンジンが搭載されています。後輪駆動のトランスミッションは、リカルド製の7速ギアボックスです。最高出力は912PSを発揮し、カーボンファイバーモノコックの採用で、車両重量1トン以下に軽量できた事で、驚異的なパワーウェイトレシオを実現できたハイパーカーです。

メルセデスベンツ

メルセデスAMG「プロジェクトワン」は、象徴のクロムメッキバーが特徴で、パナメリカーナグリル、超渦型のヘッドライト、フロントバンパーにはスプリッター等を供え、シンプルですが、エアロダイナミクス性能を向上させる流れるようなフォルムが特徴です。

パワートレインは、F1マシンに搭載されているメルセデス EQ Powerの1.6リットルV型6気筒ターボとツインモーターを組み合わせた、最高出力1000ps以上のエンジンを搭載しています。最高速度は、350km/hの速さを誇ります。

価格は2億8千万と、ハイパーカーに相応しい価格で販売されています。300台限定の販売ですから、希少価値が高まって価格が上昇するでしょう。

トヨタ

日本の自動車メーカー、トヨタもハイパーカーモデルを発表しました。カズーレーシングカンパニーが発表した「GRスーパースポーツプロトタイプ」は、白色のカラーリングで2人乗りのスーパースポーツです。

この車のモデルになったのは、ルマン24時間レースに代表されるWECマシンのメカニズムを持った車です。現役のレーシングカーから、スポーツカーを造ったハイスペックモデルです。2400ccのVGATA 6気筒エンジンに、電気モーターを組み合わせたハイブリッドシステムを搭載。

1000馬力を誇るシステムは、WECマシンで使われているものを使用しています。「TS050 HYBRID」とほぼ同じ主要パーツで構成されているのが特徴です。究極のパワーと性能を両立した、今までにないハイパーカーはとても注目されています。

ハイパーカーとスーパーカーの違い

ハイパーカーとスーパーカーの大きな違いは性能です。スーパーカーの性能を超えたものをハイパーカーと呼び、1999年に搭乗したパガーニのゾンダが発表されたころからハイパーカーという言葉が使われ出しました。

この車は、日本に輸入されなかった事もあり、あまり注目を集めませんでしたが、スタイリングやパフォーマンスの良さは欧州でとても注目を集めました。ゾンダ以降は、各社でハイパーカーを発売しており、ヴェイロンやアゲーラなど続々と発表されました。

ハイパーカーの定義は、一応の線引きで400km/hを超えるものとされていますが、速度だけでハーパーカーと呼ぶ訳ではありません。400km/hに達していないモデルでも、ハイパーカーと呼ばれるモデルは多く存在しており、正確な基準は決まっていないのが現状です。

ハイパーカーの登場経緯・背景

一番初めにハイパーカーと呼ばれたのは、1999年に搭乗したパガーニ「ゾンダ」です。販売当初は日本に正規輸入されていませんでしたが、2000年にゾンダFクラブスポーツが、市販車最速記録をたたきだし、日本でも注目されました。

ゾンダは2011年に販売終了となりましたが、生産台数や販売価格約3億円など、当時はスーパーカーを超える性能面と価格面でハイパーカーと呼ばれていました。その後、世界のスーパーカーメーカーからハイパーカーが次々と販売され現在に至ります。

ゾンダ以降のハイパーカーで思い出されるのが、2005年に販売されたブガッティのヴェロン
です。8.0リットルのターボエンジンを搭載した最速の車です。その後、マクラーレンのP1やスウェーデンのケニクセグが販売したアゲラーなど、高性能なハイパーカーが多く販売されました。

ハイパーカーの価格相場

ハイパーカーの価格は1億円を超えるものが多く、販売数が限定されているため、市場価格にプレミアが付いて、とても高額な価格で売買されるものが多いです。レアな車は中古車であってもプレミアが付くこともあり、投資目的で購入する人もいるのだとか。

アラブのドバイやアブダビでは、ハイパーカーが普通に警察車両として使われているようで、日本では考えられないパトカーが走行しています。一般の人はなかなか手が出ない価格ですが、ハイパーカーは億単位で取引される夢のある車です。

進化するハイパーカー

ハイパーカーの特集いかがでしたか?スーパーカーの上をいくスペックで、大変夢のある車でした。車を販売する会社は、ハイパーカーのような高性能な車を発表することで、技術力を世界に示せます。

今後もパイパーカーより高性能な車がどんどん発売され、技術が向上していくでしょう。車好きなら一度は乗りたいハイパーカー、大変高額でなかなか手に入れられませんが、イベントなどで見ることはできますから、会場に足を運んでみてはいかがでしょうか。

初回公開日:2018年01月25日

記載されている内容は2018年01月25日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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