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おすすめの車の脱脂剤・脱脂方法|アルコール/両面テープ

更新日:2024年02月28日

車のメンテナンスをしていると脱脂をする場面に良く遭遇します。コーティングや塗装の下処理、パーツの洗浄など目的に合わせた脱脂を行うことは、非常に重要です。車の脱脂の方法や脱脂剤による特性の違い、おすすめの脱脂スプレーについて紹介します。

おすすめの車の脱脂剤・脱脂方法|アルコール/両面テープ

おすすめの車の脱脂剤

車の脱脂っていつやるの?

車を自分でメンテナンスするDIY派の人にとって、パーツやその他車のいろいろな部分の脂分を取り除く脱脂という作業をするシチュエーションは多くあります。

ボディをコーティングする際の下処理としても、脱脂は重要な作業です。古い塗装を剥離して新たな塗装を始めるときの下準備の際にも、塗料の密着を良くするために脱脂はかかせません。簡単なところでは、車にお気に入りのステッカーを貼る場合にも、貼る面の脱脂を怠るとステッカーがすぐにはがれてしまいます。

車の脱脂ってどうやるの?

パーツを脱脂する方法にはいろいろな方法があり、そのための材料にもさまざまな種類があります。当然それぞれに特徴があり、それを理解した上で使い分けると、脱脂作業がよりスムーズに進みます。以下で、いくつもある脱脂の方法やメリット・デメリットについて紹介していきます。

車の脱脂方法

アルコール

車のパーツを脱脂する材料として、一番に思いつくのはアルコールです。アルコールはその揮発性により、パーツ表面の脂分を除去してくれます。強力な有機溶剤のケミカルに比べると脱脂力は落ちるため、塗装面への脱脂は不向きです。そのためアルコールによる脱脂は、ステッカー貼りなどの手軽な脱脂剤ぐらいに認識しておくほうが無難です。

両面テープの脱脂にはアルコールがおすすめ

車の内装のメンテナンスやドレスアップに多用される両面テープの脱脂にも、アルコールはおすすめです。樹脂製のダッシュボードにはデザイン上こまかな凹凸があるものが多く、その表面には細かな脂分やホコリが付着しています。そんなダッシュボードに両面テープを貼る際に、アルコールをしみ込ませた布で接着面をひと拭きするだけで、強力な接着力を得ることができます。

パーツクリーナー

パーツクリーナーはホームセンターで安価で入手可能なため、車のパーツの脱脂剤として利用している人も多く見られます。でもパーツクリーナーで脱脂を行う際には、それなりの注意が必要です。

まずパーツクリーナーは石油系で強力な揮発性を持っています。そのため樹脂やラバーなどへの攻撃性が強く、パーツをいためてしまう危険があります。またその強い揮発性のために脱脂面に湿気が生じやすく、塗装する際には十分な乾燥が必要となります。

シリコンオフ

車のパーツの脱脂剤として、もっとも有名なのがシリコンオフです。石油系の揮発性有機溶剤ですが、シンナーなどよりもその揮発性は若干低いため、比較的いろいろな場所に安心して使用できます。パーツにこびりついたグリスの除去から、色を塗る前の塗装面の脱脂など、その使用用途も多岐にわたります。

揮発性は弱いというものの、有機溶剤であることに変わりはありません。使用の際は十分に換気を行い、火気の近くで脱脂を行わないようにしてください。

エタノール

アルコールによる脱脂の中でも特におすすめなのがエタノールです。エタノールは車のパーツへの攻撃性が少ないため、ほとんどのパーツに安心して使用することができます。塗装面にも安心して使われるため、車のボディについた油汚れの除去にも適しています。

薬局やホームセンターでも入手可能で、値段も安いため、非常にコストパフォーマンスの高い脱脂剤と言えます。

洗剤での車の脱脂方法

有機溶剤や専用のケミカルを使わない車の脱脂剤としておすすめなのが中性洗剤です。いわゆる台所洗剤に代表される中性洗剤は、界面活性剤といって水と油を分離させる力があり、この性質を利用して脱脂を行います。車に使用する際は、塗装面にシミをができるのを防ぐために水で希釈したものを使用し、十分にすすいで泡を完全に除去するように注意しましょう。

ジョイ

中性洗剤の中でも、ジョイは洗浄力が高くで脱脂にも十分な力を発揮します。ただしカーシャンプーなどと比べて泡切れが悪いため、ボディ表面に残留した泡が塗装を傷めることがあります。ジョイで塗装の下処理としての脱脂を行う際は、できるだけ短時間で行い、なおかつ十分に石鹸を落とすように心がけることが大切です。

すっきりと油汚れが落ちるので気に入っています。ポンプに詰め替えて使っています。ブルーカラーで量も見やすいです。

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基本的な車の脱脂方法

それでは脱脂を行う手順を紹介します。ここでは車のボディ塗装やコーティングの下処理を行うために、代表的な脱脂剤であるシリコンオフを使用した脱脂の方法を説明していきます。

①洗車を行う

まずは洗車を行い、ボディ表面についた汚れやホコリを十分に洗い流します。ボディの表面には実は細かな凹凸があり、その中に砂やホコリ、ワックスなどが入り込んでいます。そのためカーシャンプーを使ってこれらの汚れをしっかりと除去してください。

②ボディを良く乾燥させる

脱脂の作業を行うためには、ボディが十分に乾いていることが重要です。そのため洗車によってついたボディの水滴を、完全に拭き取ります。拭き取り作業には、吸湿性の高い専用の水滴拭き取り用クロスを使用すると便利です。拭き取り後、ボディ表面をしばらく乾燥させます。

③シリコンオフを含ませたクロスでボディを拭く

マイクロクロスなどの繊維の目が細かいクロスにシリコンオフを含ませます。含ませる量は、クロスがしっとりと湿るくらいが適量です。このクロスでボディを拭いていくのですがコツとしては、あまり強くこすらないことです。有機溶剤を含む脱脂剤で強くボディをこすると、塗膜を痛めてしまいます。あくまで脱脂剤を浸透させるように、やさしく拭いていきます。

④乾いた布で拭きとる

シリコンオフを含ませた布でボディを拭いた後は、乾いた布でボディを拭き上げます。この乾いた布で拭き上げるタイミングは、ボディのシリコンオフが乾く前に拭きとることが大切です。そのためシリコンオフで脱脂をする作業は、ボディ全面を一気に行うのではなく、脱脂をしたボディが乾く前に拭き上げを行えるように細かい区画に区切って行うのがコツです。

車の脱脂におすすめのスプレー

ソフト99 シリコンオフ

車の脱脂剤の王道ともいえる商品で、多くの車好きに愛用されているのがこのシリコンオフです。有機溶剤系ですが、塗装面への攻撃性はそれほど強くなく、塗装の下地処理やパーツにこびりついたグリスなどの除去など多方面に使えるのが魅力です。

両面テープやステッカー、ワックスやコーティング剤を使用する前の下地処理に最適です。
さっとスプレーしてウエスで丁寧に拭けばしっかり脱脂出来きます。
値段が安めなのも良いですね。

出典: https://www.amazon.co.jp/SOFT99-%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%... |

クレ パーツクリーナー

強力なスプレー式の脱脂力で脂分を車のパーツの脂分を除去してくれます。プラスチックセーフを謳っており樹脂パーツに使用しても攻撃性が強くないので、車のダッシュボードなどにも使用できるのは便利です。すぐに乾く速乾性のため、拭き取りが不要なのも作業の手間が省けます。

スプレーをかけていくとどんどん綺麗になっていきます。
やはり使いやすいですね。洗浄力もありますし。
オススメです。

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ホルツ シリコンリムーバー

油分の除去だけだなく、ワックスやシリコンも除去してくれるので、塗装やコーティングの下処理に使い勝手の良いスプレーです。価格も他の有機溶剤系のスプレー脱脂剤に比べ安価で、コストパフォーマンスが高いのも魅力です。プラスチックなど樹脂にも使用できるので、バンパー塗装の下処理にも使用できます。

パーツ塗装時の下地用に購入しましたが
問題無く使いやすく価格も手頃で良かったです。
メッキモールやデカールなどの貼付の下地処理にも
問題無く使用出来てますので
買って損は無かったです。

出典: https://www.amazon.co.jp/Holts-%E3%83%9B%E3%83%AB%E3%83%8... |

クレ ブレークリーン

車のボディーというよりは、ブレーキディスクやライニングなどにこびりついた油分の除去に適した、強力脱脂スプレーです。脱脂力はかなり強力なのでボディ塗装面やプラスチックの脱脂には不向きですが、グリスのこびりついたベアリングなどに一噴きするだけで、強力な脱脂力を発揮してくれます。缶を逆さにしてもスプレー可能なので、狭い場所の脱脂にも使えます。

GSX-R1000のブレーキキャリパーのピストン周りの清掃作業でこちらを使用しました。
非常に汚れも落ちますし、脱脂も完璧なほどです。
次回車検までにオーバーホールはしなくてはいけない感じですが、今回の清掃大変意味がありました。

出典: https://www.amazon.co.jp/KURE-%E5%91%89%E5%B7%A5%E6%A5%AD... |

メンテナンスの基本である脱脂作業をマスターしよう!

車の脱脂について材料による特質やその手順について解説してきましたが、いかがだったでしょうか。カーメンテナンスをしていると、脱脂をする場面というのは意外に多く出てきます。それゆえに確実な脱脂方法を習得することは、メンテナンスの完成度をより高めてくれます。みなさんもカーメンテナンスの基本ともいうべき脱脂を究め、快適なカーライフを楽しんでください。

初回公開日:2017年12月31日

記載されている内容は2017年12月31日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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