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ビーナスラインのドライブコース・スポット・所要時間紹介

更新日:2023年11月24日

ビーナスラインと聞いて何処に有るのかわからない方も多いです。しかし、霧ケ峰と聞けばエアコンのコマーシャルでその名前を知らない人の方が少ないのではないでしょうか。今回は、ビーナスラインのドライブスポットや景観の素晴らしさをご紹介していきます。

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ビーナスラインのドライブルート紹介

ビーナスラインは、長野県茅野市から長野県上田市の美ヶ原高原美術館まで総延長76㎞の山岳観光道路です。かつては、有料道路で全て走行すると、諏訪インターチェンジから八王子インターチェンジまでとさほど変わらない料金を取られましたが、現在は無料開放されています。

ビーナスライン沿線から見える蓼科山を、古くから地元の人たちは女神と呼んでいました。ビーナスラインはその女神から由来します。ビーナスラインは76kmもあるので見どころ満載です。その中で、とっておきのドライブスポットをご紹介します。

ビーナスラインは、標高約1,000mから1,700mの所を走っています。その為に、夏は非常に短く8月中旬を過ぎれば秋の気配を感じられます。秋の訪れも早いので、10月中旬を過ぎればもう冬の足音が聞こえてきます。その為、9月から10月初旬頃が秋のビーナスラインを満喫することができます。

8月後半からマツムシソウが咲き乱れ、9月から10月には、長野県の県花のリンドウがあちらこちらで見ることができます。

車山高原や霧ケ峰高原には森林があまりありません。ここは、牧草地帯でかつて森林を伐採し、野焼きを施したためです。その為に、高山植物が数多く自生しています。秋には、広大な草原地帯の中のススキがなびき、遠くには富士山を望む事も出来ます。これらは、車中からも見る事ができます。

日帰り

ビーナスラインを日帰りでドライブを楽しむなら、茅野市側から入り、車山高原を経由して霧ケ峰高原から諏訪市に下るルートがお勧めでしょう。少し足を延ばして、八島湿原まで行くことも出来ますが、夏場は八島湿原の駐車場が混雑するのでお勧めしません。

東は東京、西は名古屋周辺にお住まいの方がギリギリ日帰りでドライブを楽しめる範囲でしょう。

ビーナスラインのドライブ所要時間は?

ビーナスラインをすべてドライブすると、2時間強かかります。76㎞の距離ですが、特に和田峠を過ぎたあたりから美ヶ原に向かうとカーブが急になります。松本方面から来る扉峠を過ぎて、最後の登りは非常に急坂でカーブもよりきつくなります。

諏訪インターチェンジから蓼科高原まで約40分。

諏訪インターチェンジから大門峠経由で白樺湖まで約40分。

諏訪インターチェンジから大門峠経由で車山高原まで約50分。

諏訪インターチェンジから車山高原経由、霧ケ峰高原まで約1時間。

諏訪インターチェンジから車山高原経由、八島湿原まで約1時間10分。

諏訪インターチェンジから車山高原経由、美ヶ原高原山本小屋まで約1時間50分。

諏訪インターチェンジから車山高原経由、美ヶ原美術館まで約1時間50分。

諏訪インターチェンジから蓼科高原経由、美ヶ原高原美術館まで約2時間10分。

山岳地帯を走るので高低差があり、カーブが続く道の為に運転経験により所要時間は変わります。休憩時間は考慮していません。あくまでも目安として捉えてください。

ビーナスラインのドライブスポット

ビーナスラインをドライブする上で外せない場所があります。それは、霧ケ峰高原と車山肩の間にあるヘアピンカーブ。ここは、ビーナスライン唯一の360度パノラマが車に乗車したまま楽しめる場所です。ドライブしていると、景色を見る余裕があまりない方でも、自然に周りの山々が目に入って来ます。

天気が良ければ、富士山、南アルプス、中央アルプス、北アルプス、御岳山をこの場所から見ることができます。

次に紹介するドライブスポットは、扉峠を過ぎて長門町との交差点を左にカーブしてからの上り坂です。ここをドライブするには、非常に慎重な運転が必要ですが、一気に標高1600ⅿから1959ⅿまで駆け上がります。ビーナスラインでは最も急こう配区間ですが、標高が上がるにつれて景色も遠くまで見渡せ壮大です。

続いては、白樺湖から霧ケ峰高原までの区間です。山には森林がわずかにしかなく、見渡す限りの草原を疾走する感覚となります。この区間をドライブしていると、直線が続くと思ったら、急カーブになったりと運転には最新の注意が必要です。しかし、それほどの高低差もなくドライブインや駐車スペースも数多くあり、ドライブの途中に車を止めて景色や空気を楽しめます。

ビーナスラインのドライブイン

ビーナスライン沿いには数多くのドライブインがあり、ドライブをより楽しいものにさせてくれます。高地の高原でしか購入できない物から、グルメスポットも存在します。但し、平日は営業していない場所もありますので、お目当てのドライブインがあるなら、事前に確認しておきましょう。

蓼科高原

諏訪インターからビーナスラインにドライブしてくると、最初に目に入るのが蓼科湖の看板です。ここで1度トイレ休憩をお勧めします。この先は、駐車スペースはありますが、トイレの設置場所が白樺湖まで皆無です。

実際には、途中にレストランや蕎麦屋さん等飲食店はありますが、通年営業している可能性がありません。土日祝日や大型連休のみというお店もありますので注意が必要です。

白樺湖

蓼科方面からドライブしてきて、最初の大きなスポットです。白樺湖は東白樺湖、西白樺湖、南白樺湖に駐車スペースがあります。西白樺湖にはリゾート施設があり1日中楽しめます。また、白樺湖を車で一周する事もできます。

車山高原

白樺湖から走行して来ると、右側に車山高原が見えてきます。左折して道を下ると車山ペンション街になります。休憩するのでしたら、道路右側のSKY CITYでのトイレ休憩が良いでしょう。

霧ケ峰富士見台

車山を後にしてドライブを進めてくると、次に霧ケ峰富士見台が左手に見えてきます。ここはその名の通り、晴れた日には富士山を見ることができます。ここは、ニッコウキスゲが非常に多く群生している事でも有名です。初夏にはオレンジ色の花が草原を彩りますが、この場所での渋滞は逃れられません。

車山肩

ビーナスラインを走っていると写真のような草原を気持ちよくドライブできます。富士見台を過ぎて長い直線の上り坂から下り坂に変わり、左急カーブの所に車山肩があります。ここには、ドライブイン、チャップリンがあります。

ここは、6月になるとレンゲつつじが有名の場所です。ドライブインの裏手にはカフェ、コロボックルヒュッテがあり、ビーナスライン開通前から営業している歴史あるお店で、お勧めはボルシチです。

霧ケ峰高原

車山肩を後にして下り坂が続きます。ほどなくS字カーブの360度パノラマを抜けて長い直線の先右側に、ドライブイン霧の駅があります。ここは、シーズンになると多くの人でにぎわう場所です。駐車スペースも広いですが、連休ともなれば満車になるほどののスポットです。夏場には、採れたての焼きもろこしが食べれます。

八島湿原

車山方面からきて、霧ケ峰の霧の駅でビーナスラインは右折します。ここから5分ほど走ると、八島湿原ビジターセンターが左側にあります。ここは、多くの観光バスも訪れるために、夏場は毎日駐車場は満車です。主に八島湿原を散策する人が利用します。

農の駅

ビーナスラインをドライブして半分を過ぎて国道142号線、旧中山道との交差点の右脇に農の駅があります。ここでは、秋になると地取りのキノコが売られていますので、もし営業時間に通る事が出来たら立ち寄ってみたい場所の一つです。

三峰展望台

三峰展望台は、長野県の東側、東信と呼ばれる地域を望むことができます。天気が良いと浅間山を見ることができ、風になびく噴煙も見ることができます。

扉峠

三峰展望台から5分と掛からずして、扉峠との交差点に到着します。この扉峠の手前右側にレストハウス扉があります。冬季は、閉鎖されるので本当の意味の峠の茶屋でしょう。

美ヶ原

美ヶ原高原がビーナスラインの終点です。美ヶ原高原は、最高峰が王ヶ頭で標高が2,034mです。駐車場も標高2,000mあり、夏場は涼しく快適です。9月を過ぎれば、薄手の上着だけで外を散策するには寒いでしょう。

美ヶ原高原美術館に到着する手前に山本小屋に行く道があります。ここには、牧場があり美しの塔まで歩いていく事ができます。ビーナスラインには、ガソリンスタンドが蓼科湖、白樺湖、霧ケ峰、美ヶ原高原美術館の4か所のみとなります。

美ヶ原高原美術館のガソリンスタンドは、高地にあるので高めに設定されていますから、燃料の補給をしてからビーナスラインを走る事を勧めます。

蓼科高原

蓼科高原は長野県茅野市にあり、ビーナスラインを走り始めて最初の観光地となります。ここには蓼科山がそびえ、諏訪富士とも呼ばれています。蓼科ピラタスロープウェイに乗れば、八ヶ岳の横岳坪庭に登ることができ、日本アルプスを一望できます。また、ロープウェイの駐車場の手前には、日本で標高の高い水族館も併設されています。

蓼科高原は夏は避暑地としてが高く、ビーナスラインの眺望の良さから毎年多くの人々が訪れています。

ビーナスラインのドライブブログ紹介

このブログは、ビーナスラインの見どころを詳しく紹介しています。メジャーな場所なので、初めての人でも同じ場所にすぐ行くことができます。

東京方面からビーナスラインに向かう場合、通常は中央道経由で諏訪インターチェンジから入りますが、このブログでは、関越道から佐久インターチェンジを使って、ビーナスラインに入るという違ったアプローチを紹介しています。

霧ケ峰高原は、1年のうち300日が霧に覆われる事から霧ケ峰と名前が付きました。また、深く霧が立ち込めることから、霧ケ峰山頂には霧鐘塔がありハイカーたちにその方向を知らせています。

このブログには、まさしく霧の霧ケ峰の写真があります。その他にも数多くのビーナスラインの見どころ写真があり、ビーナスラインにドライブに行く際の道しるべになるでしょう。

ドライブするならビーナスライン

ビーナスラインは、日本屈指の景観を誇る観光道路です。しかし、毎年11月25日前後から翌年4月中旬ごろまでは雪の為に冬季閉鎖されてしまいます。(一部スキー場までは開通してます)1年の内に全線をドライブできるのは約半年です。その内、晴れの日を選ぶとなれば、走って景色を楽しめる日数はもっと少なくなります。

走った時の景色の良さで毎年訪れる方も少なくありません。それは、車のオフラインミーティングをこのビーナスラインで数多く行われる事からもわかります。もし、1度もビーナスラインをドライブした事が無いのでしたら、是非訪れてその景色をその目で確かめてください。きっと忘れられない物になるでしょう。

初回公開日:2017年10月07日

記載されている内容は2017年10月07日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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