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イグナイターの修理方法・交換・役割・自作方法・点検

更新日:2023年10月25日

ここではイグナイターの役割・故障症状・交換時期・修理方法や費用についてお話ししましょう。イグナイター・Igniterという言葉を知らないでも、とにかく、それはクルマの心臓部にかかわるパーツなので、関心を持つことはとても大事です。

イグナイターの修理方法・交換・役割・自作方法・点検

イグナイターの修理方法

イグナイター・Igniterが故障してしまったとき、私達は、どのような感じで、修理と向きあえばいいのでしょうか。イグナイター・Igniterの修理は、内部の基盤によって違い、基盤がまだ大丈夫なら、内部の電解コンデンサーやトランジスタの交換をすることになります。

そして、イグナイター・Igniter全損という場合もあるでしょう。そのような場合は、イグニッションコイルも含めて全部修理することになります。

方法

まず、イグナイター・Igniter交換には、必ずエンジンを止めておこなうようにしてください。交換のための道具として、10~12mmのレンチとプラスドライバー程度のものをあらかじめ用意しておいてください。

イグナイター・Igniterは、エンジンのプラグカバーを外し、ラグコードと繋がっている、ネジで固定された黒い四角のボックスです。

バイクのイグナイター・Igniterの交換は、電装配線の中からイグナイターを見つけて、取り付けられてあるカプラー端子を取り外し、新しいイグナイターを指し直すだけで、結構簡単にできる作業です。

カプラーがなかなか外せないこともあるでしょう。そのようなとき、ビニールテープを巻いたマイナスドライバーを、強く押せばなんとか上手くいくのではないでしょうか。

業者へ

クルマの場合イグナイター・Igniterが故障してしまったら、とにかく迷わず、業者へ整備の依頼をお願いするというのがいいでしょう。電子的にコントロールされるイグナイターを自身で修理するのは至難のワザとも言われています。そのあたりのことを無茶はせず、正しい理解をしておく必要があります。

それはバイクに対しても言えます。まずは安全な場所にバイクを避難させることを考えるようにしてください。

費用

イグナイター・Igniterをみなさんが修理してもらおうと考えるのなら、おおかたかかる料金は、部品代と、工賃です。基本、イグナイター・Igniter交換のときには、イグニッションコイルも一緒に交換するのが一般的なので、ふたつを一緒に考えると、約15,000~20,000円あたりが相場です。

整備工場などの業者に修理を依頼する場合では、工賃は、おおかた10,000円あたりです。イグナイター自体は、通販サイトでも購入することができます。内部のコンデンサであれば数十円程度で購入することができ、トランジスタも200円程度で購入することができます。

イグナイターの交換方法

イグナイターに対して、交換しなければならないという目も持つ必要があります。クルマが走っている最中に、エンストしてしまえば、それが、イグナイターのせいである可能性も充分に考えることができ、イグナイターは即交換する必要があります。

まず、さまざまなクルマの故障状態があらわれてしまう前に、イグナイター交換の意識を持つ必要があるでしょう。イグナイターと同様にしてイグニッションコイルも、イグナイターと深い関わりを持っているので、こちらも同時に交換するというのがいいでしょう。

経年劣化

イグナイターの交換目安は、約70,000km走行あたりと言われています。なかなかイグナイター交換の判断は難しいでしょうから、そのあたりでそろそろ、イグナイター交換が必要かもという判断をしてください。

イグナイターは、経年劣化ということが当然起こりますが、それ以外にも、坂道運転や高速運転と言ったシーンにおいて、エンジンに熱がこもってしまう状態で故障してしまうことがありますので、注意をしてください。

イグナイターの役割

さて、イグナイター・Igniterは、どのようなシーンで使用されるものなのでしょうか。クルマにあまり関心を持っていない人たちは、イグナイターという名前まで辿り着かず、過ごしてしまっているでしょう。もちろん、みなさんのクルマにとってイグナイターは、大事な機能を果たしています。

イグナイターは、エンジン点火の仕組みにおいて、関わるパーツです。イグナイターは、大事なバーツなので、常に故障しないように配慮しておく必要があります。

イグナイターというパーツは、点火装置全般のことを言います。クルマや、バイクに使用されているパーツであり、エンジンの点火システムの制御の役割を担っています。イグナイターは、まず、エンジンのコンピュータから指令を受けて、イグニッションコイルの一次側に電流を流して行きます。

スイッチのような役目

そして、その直後にはエンジンのコンピュータから、指令を受けて、電流を切断する、いわばスイッチのような役目をしていますこのような方法のことを、フルトランジスタ方式という言い方をします。

イグナイターという存在は、エンジンの1気筒ひとつに対して設置されていて、イグニッションコイルとセットになっているケースもあり、そうでない場合もあります。

実際にこのような説明だけではイグナイターがどれだけ重要なパーツかまだまだわからないという人たちも多いのではないでしょうか。イグナイターを理解するために、みなさんは簡単にエンジン点火のメカニズムについて理解する必要があるでしょう。

エンジン点火

エンジン点火は、ガソリンエンジンを使用する場合、シリンダーのなかで圧縮される混合気は、点火プラグ・スパークプラグからの電気的に生まれる火花で丁度いいタイミングで点火します。

そのような方法によって、ガソリンエンジンが起動されることになりますが、ここでいう、点火プラグに電圧を供給するパーツが、イグニッションコイルと呼ばれるものであり、高電圧を発生させるパーツが、イグナイター・Igniterの担う使命です。

フルトランジスタ方式では、流した電流を遮断し、同時に消えたコイル周りの磁界を維持させるため、もとある電流よりも、高い電圧を流します。

CDI方式では、高圧の電流ははじめから流れて、コイルの二次側部分で電圧を増幅していきます。12Vのバッテリーからは、点火プラグの放電にとって必要な、25~35kVの電圧を確保することができるようになります。

故障

イグナイター・Igniterのメカニズムがおおかた知ることができれば、クルマにとってイグナイターは絶対に壊れてならないものだということも知ることができます。とにかく、クルマに疎い人たちが乗ろうが、イグナイター・Igniterが故障することによって、クルマが致命的欠陥を抱えてしまうことになります。

ある程度クルマに知識をもっていれば、そのときイグナイター・Igniterかもという判断をできるでしょうけど、そうでない人たちは、意味不明の故障に、ただあたふたしてしまうだけでしょう。

クルマの知識のない人たちにだって、同じようにクルマの故障は起こります。やはり、大事なのは、クルマに対して、ある程度しっかり知識・ノウハウを持つことです。

エンジンに直結

イグナイター・Igniterが故障してしまうということは、クルマの心臓部のエンジンにそのまま直結してしまうということです。

イグナイター・Igniterの故障によって、エンジン点火システムに異常が起こり、点火プラグの失火や、スターターは動くけどエンジンが起動しないといった問題が起こることがあるでしょう。それは、バッテリーの故障ということでではありません。

さらに、アイドリングが不安定になってしまったり、 パワーや回転数が上がらないという症状も出てきてしまうでしょう。クルマのCDI方式や、フルトランジスタ方式は、進角制御という機能も持っているせいです。

そして、みなさんがクルマを走らせていて、最中に、イグナイター・Igniterのせいで、突然エンストしてしまうこともあるでしょう。

イグナイターの自作方法

だいたい、イグナイター・Igniterを自作というモチベーションを持っている人たちは、それほどおらぬのではないでしょうか。Bandit250を修理しようという人たちも、なかなかとおり抜けられない鬼門は、イグナイター・Igniterといいます。

それは、リアシートの下に鎮座し、エンジンの点火制御を行っている黒いボックスです。試しに分解してみようと考えるものの、ガッチリ固められていて、そう簡単に分解できそうな感じではありません。

まさに、ブラックボックスという感じです。 Bandit250はもう製造されてから20年以上たち、当然電装パーツも気になる問題ですが、もし劣化してしまったとしても、スペアのイグナイター・Igniterなどなかなか見つけられないでしょう。

DIY

そのような人たちは、自作とは言えないまでもDIYという意識までは持つことがあります。まず、ラジオペンチ、カッター、半田ごて用意していただき、電解コンデサーとして、用意しなければならないモノは、10μF 25v ×1個・10μF 50v ×2個・47μF 35v ×2個です。

実際に、難しそうに見えますが、このような商品は、全部、パーツ屋さんで入手することができます。つまり、やる気があればできないことではありません。

DIYなど意識しておこなえば、今度は自作というモチベーションもいずれ起こるのではないでしょうか。

分解

ホックスを外してみて、底面にドライバーを差し込めるぐらいの小さな穴が二箇所あいている程度なので、しっかり固定されてあって、無理すれば基盤やケースが壊れてしまうでしょう。

まず底面をプラスチックカッターで切って引き抜くか、まだ無理ならコネクターと正反対の面を切り取ったりする必要があります。

交換

そして、基盤の裏からコンデンサーの足部分を半田ごてであたため、半田を溶かし、基盤から抜いてください。なかなか、足二本を同時に抜けないので、交換するコンデンサーをペンチで壊して足だけの状態にするというのがいいでしょう。

一本ずつ、表から引っ張り出して、裏をあたためていくのがいいです。そして、コンデンサーの取り付けをします。白い帯線があるほうがマイナスなので、プラス・マイナスを間違えないようにしてください。

基板上では、コンデンサー取付け部分に円マークが描いてあって、白い方がマイナスです。表には色々な電子部品が邪魔になり、熱でいためてしまうので、裏から半田を流し込むのがいいでしょう。あくまでも熱し過ぎないということも注意が必要です。

イグナイター点検方法

クルマに対して、しっかり知識を持っている人たちは、イグナイター・Igniterにはじまり、イグナイター・Igniterに終わるという人たちもいます。イグナイター・Igniterに対して、強い意識を持っている人たちも実際には多くいます。

原因不明ないろいろなトラブルが起こったとしても、結論をいえば、イグナイター・Igniterを修理したら、なおったというケースが非常に多いです。

最初に、始動が悪くなってバッテリーを交換するものの、瞬間的には良くなった感じもありましたが、暫くして、再び始動が一段とわるくなり、決して解決に向かったということではありません。

しかし、注目すべき場所は、イグナイター・Igniterであり、トランジスタとコンデンサを交換してみましょう。まさに、イグナイター・Igniter交換の効果はてきめんです。

絶好調

そして、今度若干、パワーが落ちて来た感じがあるので、イグニッションコイルとプラグキャップ・コード類など交換したら、まさに、生き返ったように絶好調です。やはり、イグナイター・Igniterを点検しようというモチベーションはとても大事なことです。

方法

イグナイター・Igniterが故障かどうかどのような判断をすればいいのでしょうか。やはり、イグナイター・Igniterのパーツの症状から故障の判断をすることはなかなか難しいとも言われています。

エンジンの再始動をすれば普通だと思われてしまうので、イグナイター・Igniterの故障など全然、気付かないで走行されてしまうこともあるでしょう。

やはり、イグナイター・Igniterの故障を断定する手段として、テスターが必要になって来たりします。テスターがないという場合では、バイクショップに持ち込みテスター計測するという手段があります。

イグナイターの種類

HIDランプの発光管内部へと、放電を開始するきっかけを与える装置をイグナイターという言い方をします。

hid

HIDランプでは水銀蒸気や、メタルハライド蒸気へと、熱電子を放電しますが、エミッター・陰極が、低温状態では、なかなか放電がおこりにくいので、高電圧をかけて初期段階の放電をさせる役割を持ちます。

カタナ250

カタナ250のイグナイターは32900-45D00と32900-45D01の2種類あります。45D01はさらに、2種類あり、BB7296とBB7244です。現在新品部品として買える物はBB7296のほうでしょう。

イグナイターの不良症状

イグナイター・Igniterには、いろいろ注意しなければならないポイントもあります。イグナイター・Igniterの故障のひとつとして、経年劣化についても考えることができますが、結構、熱や湿気に弱い問題を抱えていたりもいます。

ですから、真夏のシーンなどで、交通渋滞にはまって、イグナイターが不調になってしまうケースは多いです。そのようなシーンにおいて、みなさんも熱中症など注意する必要がありますが、同時にイグナイター・Igniterのこのような症状に注意をする必要があります。

イグナイターが故障してしまって、いろいろな症状が起こりますが、それがイグナイターの原因かどうかが、判断の難しい点ともいうことができます。

可能性

みなさんがエンストしてしまったとき、エンジンの始動は問題ないもののしばらくするとエンジンが失火するとき、エンジンが冷えると復調したようになるとき、さらに、加速不良や出力不足という場合イグナイター・Igniterの故障の可能性もあります。

CDIとイグナイターの違い

まだまだイグナイター・Igniterについてわからない問題をみなさんはきっと抱えているでしょう。イグナイター・Igniterは、CDIともよく混同してしまうケースがありますが、それほど大きな間違いをしているということではありません。

イグナイター・Igniterのひとつが、CDIという考えでいいでしょう。現在では、おおかたイグナイター・Igniterと、CDIは同じ意味で扱われるケースもあるのは事実です。

イグナイター・Igniterとは、点火装置のことであり、CDIコンデンサー式点火装置のことです。さらにTCIトランジスタ式点火装置を言います。

レギュレーター

イグナイター・Igniterと、レギュレーターにはどのような違いがあるのでしょうか。レギュレーターは充電系のパーツとしての役割を持ち、イグナイター・Igniterの点火系の役割とは、ジャンルが違います。

レギュレーターの役割は、バッテリーへの電圧を一定に保つということと、電気を交流発電から直流に整流するという役割を担っています。

イグナイター・Igniterとの関わり合い方

いかがでしょうか。今回は、イグナイターの役割・故障症状・交換時期・修理方法や費用についてお話しをしてきました。イグナイター・Igniterという言葉を知らないでも、とにかく、それはクルマの心臓部にかかわるパーツなので、関心を持つことはとても大事です。

初回公開日:2018年05月11日

記載されている内容は2018年05月11日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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