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車のエアコンガスの補充方法・業者別の補充や交換の料金

更新日:2024年01月10日

車を所有している人が避けては通れないのが車のメンテナンスです。自分でメンテナンスをする場合は知識や技術が必要です。また安全に気を配る事も大切です。自分でエアコンガスを補充する方法や業者にお願いした場合の代金、使用済みエアコンガスの処理方法などをご紹介します。

車のエアコンガスの補充方法・業者別の補充や交換の料金

自分で車のエアコンガスを補充する場合

古い車を所有している人程、自分で車のメンテナンスをやりたいと考える人は多いのではないでしょうか。タイヤの交換は難しくとも、オイル交換やバルブの交換、バッテリーの交換などは自分でも作業しやすいでしょう。

まず「エアコンガス」というのは、車のエアコンの効きが悪くなったら補充しないといけません。エアコンをよく使う場合、エアコンガスは10年も持ちません。新車の場合でも5年程でエアコンガスを補充しなくてはならない車も多いです。

自分でエアコンガスを交換する場合は、フロンガスを扱うので注意が必要です。また、2人以上の人手があると作業がしやすいです。次からエアコンガスを補充する手順を記述していきます。

ガスチャージのしかた

ガスチャージには「補充エアコンガス」と「チャージングホース」が必要です。その他にも普段使っている工具を用意しておきましょう。エンジンルーム内にエアコンガスを補充するパイプがありますので「H」「L」と文字の書かれたパイプに補充します。

まず補充するエアコンガスの缶とチャージングホースを取り付け、チャージングホースの空気を抜きます。エアコンガスの入っているガスは液体です。チャージングホースを使い、ガスを気化させてエンジンルームの「H」「L」といったパイプに繋ぎ、補充します。

エアコンガスを注入している間は、車のエアコンを作動させながらエアコンガスを注入します。注入が終わったら、圧力計の針を見てフル補充されている事が確認できれば完了です。

真空引きのしかた

真空引きとは、エアコンに入った水や空気を取り除く作業です。部屋のエアコンの場合でもこの作業は必要です。専門的な知識が必要であり安全の面も考え、真空引きの構造を知る事が大切です。

エンジンルームの「H」「L」と書かれたマークのあるパイプに「マニーホールドゲージ」と言われるホースを取り付けます。「H」「L」と書かれたパイプを両方開き、真空パイプのスイッチを入れます。

真空ポンプによる真空抜きが終わったら、エアコンガスを入れる際にガス漏れがしていないか確かめます。マニーホールドゲージの針がゼロにならなければガス漏れはしていないことになります。

作業時間は

工具を取り付け真空引きをし、エアコンガスを注入するのに1時間程かかるでしょう。普段から車のメンテナンスを慣れている人だと1時間、そうでない人は2時間以上かかる可能性があります。

エアコンガスの補充ができると車の高度なメンテナンスができると自負してもいいレベルです。エンジンルームの中のパイプをいじるので、それなりの知識が必要です。そのためメンテナンスのレベルも高く、その後のカーライフに活かせるメンテナンススキルになります。

注意点

エアコンガスの交換は慣れないと時間が掛かり、2人以上でおこなわないと作業が進まないと言う欠点もあります。ガスを扱うということは、器具やガス圧の仕組みなどに詳しい人の知識も必要になってきます。

またカーショップの店員さんにエアコンガスを交換する際の注意事項を聞いておいたり、自分で交換する際はどのようなメーカーの工具がよいのか聞く事もできます。

自分でエアコンガスを交換する際は、目を保護するためにゴーグルなども利用しましょう。

自分でエアコンガスを替えた場合の費用

費用は2万円〜4万円程です。エアコンガスを交換する工具の費用がかかってしまいますが、一度工具を購入すると次の交換の際は、工具の購入をしなくて済みます。業者にお願いすると4万円程です。自分で交換しても業者に頼んでもあまり変わらない価格です。

車が好きで2台、3台と古い車を持っていてメンテナンスや修理も自分でおこなう場合は、メンテナンスの費用が削減されます。

タイヤ交換やオイル交換は、車の下に入り込むため危険を伴う作業です。しかし、メンテナンスや修理を自分でおこなうと達成感があり、より自分の車を大切にする気持ちも生まれます。

車専門店でエアコンガスを補充する場合

エアコンガスのパイプの状態やどれだけガスを補充したのかで金額が変わります。またカーショップによって金額が違ってくるのは当然です。自分で工具を揃えて慣れない作業をするより、カーショップに任せた方が後々安心して車を利用する事ができると考える人もいるでしょう。

タイヤの交換もそうですが、車の下に潜り込んだり、エンジンルームを開けて高圧なガスを取り扱うのは危険が伴います。できることならば、プロの方にお願いしてエアコンガスの補充をした方が安心です。

オートバックスの場合

詳しい金額は実際にオートバックスに車を持っていき、店頭で価格を確かめましょう。エアコンガスチャージに掛かる時間は20分程、エアコンクリーニングに掛かる時間は40分程です。ガスチャージとクリーニング合わせて1時間程かかるので、それなりの工賃がかかります。

イエローハットの場合

イエローハットでエアコンガスを補充する場合は5千円程です。イエローハットは、エアコンガス代や部品代の代金のみで済みます。

ワコーズの場合

ワコーズもエアコンガスの注入は、5千円程です。今は安価で交換できるショップが増えてきています。

エネオスの場合

ガソリンスタンドでエアコンガス交換する場合は、ワコーズやイエローハットと同じく工賃でエアコンガスの補充ができます。安価な工賃だとエアコンガスがどのぐらい持つのかが分からないと気になる方も車を点検してもらえるため、その分安心感を得る事ができます。

ガス交換後の車のエアコンガスの回収方法

今はリサイクルの規制が厳しくなっており、使った缶を簡単に捨てる事ができません。缶の場合はお住まいの自治体に合った方法で捨てますが、缶の量が多い場合は市区町村のリサイクルセンターなどに問い合わせが必要です。

ガス抜きのしかた

ガス抜きは、捨てる前に必ずおこないます。完全にガス抜きをしないとエアコンガスが爆発する場合があり、大変危険です。きちんとした方法でリサイクルしましょう。

ガス抜きの方法は、缶の底に釘などで穴を空けます。その際、怪我をしないようにします。目を保護するゴーグルを着用して安全を確保しましょう。

処理に掛かる代金

缶自体をそのまま分別して捨てるのであれば代金は掛かりません。しかし、真空ホースなどのエアコンガスを交換する器具が壊れている場合は、市のリサイクルセンターに連絡します。金額がいくらなのかを聞いておき、代金を支払ってリサイクルしましょう。

無理はしない・できる範囲でエアコンガスの交換をしよう!

タイヤやエアコンガスの交換というのは、車の知識のある人と作業する事を前提とし、フロンガスを扱うため高圧ガスを扱う知識と安全確保が必要です。気圧の知識も高めてから作業をしましょう。

エンジンルーム内での作業はそれだけ危険が伴うので、ひとつでも分からない事があればすぐに作業をやめましょう。

車のメンテナンスは、車の知識がないと危険です。車の構造を理解し、作業をしていけばワンランク上のメンテナンスができます。愛車を自分でメンテナンスをするとさらに愛着が沸きます。正しい知識と安全を守り、楽しいカーライフを送りましょう。

初回公開日:2017年10月18日

記載されている内容は2017年10月18日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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