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ワイパーの交換方法は?頻度・交換目安・費用

更新日:2023年10月27日

ワイパーは車が安全に走行するために必用不可欠な部品です。雨が降ってきたときに窓が拭き取りできなくなると、視界が悪くなり危険回避をする事ができなくなる事もあります。ワイパーが正常に動作するためにも、日常点検を兼ねたメンテナンスを行う事が大切です。

ワイパーの交換方法は?頻度・交換目安・費用

ワイパーの交換方法について

頻度

雨が降ってきた時のドライブに必需品なのがワイパーです。車のワイパーは一年間に25万回から50万回動作しているとも言われています。ワイパーの交換頻度は、メーカー推奨ではワイパーラバーが1年に一度とされています。またワイパーブレードは2年に一度と推奨されています。寒冷地ではワイパーラバー、ブレード共に寿命が短くなってしまいがちです。一方、暖かい地域や降雪が少ない地域ではワイパーブレード、ラバー共に寿命がやや長くなります。寒冷地ではそれだけワイパーにシビアな条件が課せられていて、過酷な条件での動作が求められています。

上記はあくまでメーカー推奨の交換時期となっていますが、不具合が生じた時にはできるだけすぐに交換しましょう。目安の時期なので、こまめに交換しておくに越したことはありません。ワイパーは消耗品で、必ず交換が必要な部品である事を認識しておきましょう。

値段

「ワイパーの価格」と一言で言ってもピンからキリまで色々なものが販売されています。「ワイパーブレード」と「ワイパーラバー」とでは、販売価格が大きく分かれている事がわかります。ワイパーブレードは、ワイパーラバーと、アームへ接続する金属パーツがセットになっています。ブレードというのは「刃」の意味で、まるで剣のような形をしていることから、ワイパーブレードと呼ばれるようになりました。

ブレードとラバーとでは、ラバーの方が安価に入手できます。ただし、交換手順についてはラバーの方が交換が難しく、少しコツが必要です。しかし、どちらも前もって交換方法を調べておけば、メンテナンスについて詳しい知識がなくても、簡単に交換できます。交換前にはメーカー公式動画のメンテナンス動画でチェックしておきましょう。

交換時期

交換時期はメーカー推奨の交換時期として1~2年です。ワイパーブレードの推奨交換時期がおよそ2年となっています。ワイパーラバーの推奨交換時期はおよそ1年です。ワイパーラバーは大気に常にされされていて、加えて雨風、高温や太陽光線にさらされている部品であるため痛みやすい部品です。一方で、ワイパーラバーは比較的安価に販売されています。入手しやすい部品となっており、安全のためにも早めの交換が大切です。

ワイパーブレードの交換推奨時期は、ラバーと比較すると長めではありますが、拭き取りに不具合が生じるようになった時は交換しましょう。ワイパーが普通に拭き取りすることができていればあまり交換する必要がなく、長期間使い続ける事ができる部品です。

交換目安

ワイパーラバーの交換目安として、ワイパーの動作不具合が上げられます。ワイパーの動作不具合は目視で簡単にチェックできます。例えば拭きムラができていたり、拭き取れていない場合は交換が必要です。またラバーが切れていたり、裂けていた場合は交換が必要になります。他にもビビリ(ガタガタと音を立てながら拭き取る)が生じていたら交換が必要です。ワイパーラバーが損傷していると、ガラスの水滴を上手く拭き取る事ができず危険です。

一方、ワイパーブレードが故障していると、がたつきやびびり、拭きムラなどが生じます。ワイパーラバーを交換しても不具合が改善しない場合は交換するのが望ましいです。しかしワイパーブレードとワイパーラバーはセット販売品となっています。ラバーを購入してからブレードを購入すると、ラバーがひとつ余ってしまい2度買いになってしまうので不経済です。

そのような場合は、次年に持ち越して保管しておくのも良いですが、やはりメーカー推奨期間のとおり、そろそろだと感じたら早めの交換が大切です。ワイパーブレードの交換はワンタッチで、簡単に交換可能となっています。ワイパーの交換時期などについて、詳しくは下記の動画が、詳細に解説をしてくれているので参考になります。交換前にぜひチェックしておきましょう。

ワイパーの種類

ノーマル

ノーマルタイプのワイパーは「純正交換品」とも言われており、ガソリンスタンドなどでも販売されている「普通のワイパー」です。普通とはいっても、基本的な性能は十分満たしています。購入した後にしっかりと拭き取りができない製品であったり、購入後にすぐ壊れてしまうことがないように、できるだけ信頼できるメーカーのワイパー製品を使用しましょう。

なお、ホームセンター販売品などではまれに、粗悪品とまでは言えませんが、質の悪い製品が販売されていることがあります。国産品の著名なメーカーなら、基本性能を満たしている製品なので長く安心して活用できます。安価という理由で、質が良くないワイパーを買ったりせず、必ず信頼できるメーカーのノーマルタイプのワイパーを選びましょう。

グラファイト

ワイパーメーカーも撥水ができるワイパーや、長寿命なワイパーなど試行錯誤した製品改良を行っています。そのうちのひとつがこの「グラファイトワイパー」です。グラファイトワイパーは、一般的なワイパーラバーの中にグラファイトと呼ばれる元素鉱物を混ぜ込んだものになっています。ワイパーの長寿命化、耐久性共に高めており、信頼性の向上が期待できるワイパーとなっています。またワイパー交換の時期を延ばすことができるため、経済的なワイパーとも言えます。

販売価格は一般的なノーマルワイパーよりもやや高価に設定されている上位互換品です。高速走行時やドライブ前など、いつもと違った走行を行う時にはグラファイトワイパーを使ってメンテナンスフリーなドライブを楽しみましょう。グラファイトワイパーは、ワイパーとしての基本性能+アルファを満たしている高性能ワイパーとなっています。

撥水ワイパー

撥水ワイパーは、数分程度拭き取りを繰り返すとフロントガラスが撥水されるようになるワイパーです。雨の日に短時間ワイパーを動作させるだけで、フロントガラスに付着した水分がはじき視界が良くなります。フロントガラスが撥水されていると拭き取りもされやすく、さらに視界が良好になる高性能ワイパーです。

この撥水ワイパーの交換用ラバーにはシリコンラバーが採用されており、シリコンオイルか付着しています。拭き取りを繰り返すとフロントガラスにまんべんなくシリコンオイルが塗布され、撥水加工される仕組みとなっています。

撥水加工用のガラス洗剤なども販売されていますが、ワイパーと相性が悪くビビリの原因になる事があります。しかしこの撥水ワイパーなら、メーカー推奨の撥水加工を行う事ができるため安心です。便利な高性能ワイパーとなっています。ワイパーラバーにムラなく撥水剤が浸透されているため、撥水剤の塗りすぎや塗りムラを防ぐ事もできます。

雪用ワイパー

雪用ワイパーは、その商品名のとおりで寒冷地や降雪地用に開発されているワイパーです。ノーマルワイパーと比較して大きな違いとしては、ワイパーブレード部分にカバーがされている点です。ワイパーブレードに丈夫なプラスチック製カバーが装着されているため、ブレードへの着雪を防ぎます。またワイパーラバー自体もタフに設計されており、走行時の過酷な条件での動作に対応できるのが特徴となっています。着雪時の拭き取り能力もノーマルワイパーより高く、拭きムラ、拭きのこしなどがないようにしっかりと吹き上げる製品です。

高耐性のスノーブレードですが、デメリットとしては一般的なワイパーより高価です。寒冷地などでは取り扱いが一般的ですが、降雪地域以外ではカー用品店での取り扱いがされていない事もあります。しかし降雪時には有利なワイパーとなっている事は間違いなく、降雪時にはノーマルワイパーよりも高い信頼性が期待できます。雪が降る地域では必須のアイテムとも言えます。

デザインワイパー・エアロワイパー

デザインワイパー(エアロワイパー)はスタイリッシュなワイパーで、機能性とデサインとを両立させた高性能ワイパーです。空力抵抗を改善しているのも特徴で、高速走行時でもワイパーに空気抵抗が生じないような配慮がなされています。ワイパーブレードに空気抵抗を減らすためのホールが設けられており、高速走行時でも空気の流れがスムーズになります。

高速走行を頻繁に行う場合や、レースカー、ジムカーナ走行などを楽しんでいる方はぜひ装着したい製品です。スタイリッシュでスポーティーな外観も特徴で、見た目がとても格好よくなります。ワイパーラバーの性能としてはグラファイトワイパーか撥水ワイパーが装着されているのが一般的です。価格もその分高価になりますが、雨用ワイパーとしての最高品質を保っています。

ワイパーの交換箇所と交換方法

ラバー

ワイパーラバーの交換方法は、ブレード交換よりもややコツが必要です。作業としては、単にワイパーブレードとラバーとを取り外してから、ラバー部分だけを新品に交換するだけです。

しかし、ラバーは簡単に外れないように設計されているため、少し力を加えなければ外せません。もし力を加えている時や、ワイパーラバーを外している時にアームが倒れると、フロントガラスに傷が付き、取り返しが付かないことになります。できれば慣れないうちは、フロントガラスに傷を付けたりしないように、ガラスへタオルを敷いて作業を行いましょう。

必ず作業前にワイパーラバーの交換方法を確認してから作業を行うのがポイントです。この作業についても、メンテナンスメーカーが公式動画で紹介しています。ぜひチェックしておきましょう。

なお、取り外したラバーは燃えるごみ(自治体により違いがあるため事前に確認しておきましょう。)などとして処分します。ラバーには金属部品が装着されているため、この部品は金属ゴミとして処分しましょう。大きな部品なのでとかくかさばってしまいますが、きちんと分別を行って適切な処分を行います。

ブレード

ワイパーブレードの交換方法は、ラバー交換とは異なり比較的簡単に作業できます。ブレードとアームの接続部分には、プラスチック製の部品があります。

この部品にスナップボタンが付いているため、アーム部分からボタンを押し込みます。するとアームからスナップが外れ、ブレードをアームから取り外す事ができるようになります。取り外したワイパーブレードは消耗品なので、ラバーとを分解し金属ゴミとして処分します。

BMWなどの外車では、ブレード、ならびにラバー交換が少し複雑になっているものがあります。多くは海外製造品で、国内のワイパー規格とは異なった製品が活用されているためです。製品には交換作業の説明書が付属しているので、DIYで交換する場合には必ず目を通しておきましょう。複雑な作業となる場合もあるので、心配ならディーラーやショップで相談しておくことをします。

アーム

ワイパーアームを交換する事はできますが、ブレードやラバーとは異なりほとんど交換の必要がない部品です。交換する必要があるとするならアーム部分が錆び付いてしまったり、事故によるダメージがあった場合です。アームは丈夫に作られていて、簡単に壊れることはありませんが車種によってはやや高価なパーツになる事があります。事前に確認しておきましょう。

交換作業にはソケットレンチとマイナスドライバーを活用します。まずはマイナスドライバーを使用し、アーム付け根部分のキャップを取り外します。次に、アームの取り付け部分とは6角ボルトで止められているため、これを取り外すとアームが外れて交換可能になります。

ボンネットを開けて作業する必要がある車種もあり、確認しておきましょう。作業時の注意点としては、金属部品を謝ってフロントガラスへ落としてしまわないように注意が必要です。心配な時には、念のため新聞紙などを厚手に敷いてから作業する事をします。新聞紙などで養生しておけば、金属部品をガラスへ落としてしまったとしても傷の付着を防ぐ事ができます。

店舗別の交換費用

オートバックス

オートバックスのホームページでは作業工賃「342円~」となっていました。(2017年11月現在) 交換作業に必要な時間はおよそ「10分ほど~」です。オートバックスではワイパーの種類も豊富で、色々なメーカーや製品の中から選べるので便利です。

ノーマルワイパーだけではなく、雪用ワイパーに交換したり、撥水ワイパーに交換してもらうこともできます。作業価格が比較的割安で、店頭で展示されている色々なワイパーの中から選べるのは、カー用品店ならではのメリットです。

ガソリンスタンド

ガソリンスタンドでは「ワイパー交換無料」となっているショップが一般的です。しかし、ガソリンスタンドではワイパーの販売価格自体が割高となっています。この中に作業工賃が含まれていると考えるべきでしょう。

価格は、ブレード・ラバー交換の場合フロントガラスの2本分で2,000円程度です。リアワイパーブレード・ラバー交換も含めると3,500円ほどになります。なおワイパーブレードの交換はロードサービスでは対応していません。緊急時にはガソリンスタンドで交換してもらう必要があります。

ディーラー

ディーラーでの交換はやや割高傾向があったと言われていましたが、10年ほど前から安価な作業価格を提示している会社も増えています。

例えばガソリンスタンドと同じように、ディーラーでワイパーを購入した場合工賃無料で交換してもらうえる会社もあります。このように一言でディーラーとは言っても、運営会社や作業スタッフの方針によって違いが出てきています。

特にホンダ系列のディーラーは作業価格に個性があり、ホームページで確認したり問い合わせてみるのもです。場合によってはお得なキャンペーン情報などが紹介されている事があります。「ディーラーは高いから」と思いこんだりせず、まずはホームページでチェックしてみましょう。

車体別ワイパー交換方法

フィット

フィットのワイパーラバー交換の方法は、ラバーを押し縮めてから外す方法で取り外します。ワイパーブレードの左端、右端部分を一旦内側へ押し縮めて、溝部分からラバーを取り外します。一度取り外すとラバーを溝部分からスルスルと抜き取ることができます。

装着を行う時には逆の手順で行います。溝部分にラバーをはめ込んでしっかりと差し込んだら、左端・右端のキャップ部分へ押し込みます。ぴったりとラバーが装着できるようになっているため、作業終了後は外れたり、ぐらついたりしないか確認しましょう。

ノート

一旦ブレードを取り外してワイパーラバーのストッパーがある側へ引き抜き、取り外します。装着する時にはストッパー側とは反対から差し入れ、最後にブレードとラバーとの長さが同じになるようにセットします。図入りで説明書に解説されているため、交換前には必ず説明書のワイパーラバー交換手順へ目を通しておきましょう。

ハスラー

ハスラーのワイパー交換は一般的な軽自動車の中でもオーソドックスなタイプです。ボンネットの左右から手を伸ばしやすく作業も行い易いのが特徴です。ワイパーブレード、ワイパーラバーの交換が初めての方は、ハスラーのような軽自動車から交換してみるのがです。軽自動車は女性でもワイパーへ手を伸ばしやすく、ボディーに衣服が触れて汚してしまう心配も比較的少なく作業性が良いからです。

ワイパーラバーの交換を行うときには、力を加えてラバーを引き抜かなければならないので、少しコツがいります。もし失敗してフロントガラスに傷が付いてしまう不安を感じている方は、フロントガラスにタオルを敷いておきます。そして安全のためにブレードを外して、ワイパーアームをタオルへとそっと倒しておけば安全です。

ブレードを取り外して行う作業の場合、ラバーを外す時に力を加えやすくなります。少し手間はかかりますが、作業に慣れていない、またはやりにくいという方はこの方法で交換してみましょう。

ミニクーパー

ミニクーパーのラバー、ブレードとも、海外製造品が活用されています。そのため交換方法も特殊で、国内のワイパー規格とは異なった製品が活用されています。車の説明書や、ワイパーの説明書に交換方法が記載されているため、事前に目を通して確認しましょう。

もし交換手順がわかりにくいと感じた場合は、カー用品店で交換してもらうと割安で交換してもらう事ができます。カー用品店のピットサービスはディーラーやスタンドとは異なり、比較的リーズナブルな価格で交換してもらう事ができるため上手に活用しましょう。

ワイパー動作不具合の原因

故障車・事故車

故障車や事故車の場合、ワイパーの動作が不具合を起こす場合があります。修理を行う時にボディー同士を繋いでパーツを組み合わせると、フロントガラスが若干歪むことがあります。ワイパーを動作させても正常に拭き取りができなくなることがあります。故障車・事故車の不具合原因はフロントガラスの微妙な歪みです。

飛び石などが原因でフロントガラスを交換した時にもこの症状が現れる事があります。本当に些細な歪みの場合でも、ワイパーを動作させたときに拭きムラができてしまう事があります。これはビビリやがたつき、視界不良の原因となり危険です。

このような場合は、あくまで作業は自己責任ですがワイパーアームを調整して対処できる場合があります。一旦ボディーからアームを取り外して、アームの金属を運転席の前方側へと曲げていきます。ワイパーにかかるテンションを調整すると改善する場合もありますが、微妙な角度調整が必要でやや難易度が高い作業です。もしワイパーの拭きムラができてしまうときには、ディーラーに相談をしてみましょう。可能な限り最適な角度へと調整してもらえます。

ガラス交換

上記でも解説しましたが、フロントガラスを交換した場合でもワイパーの動作不具合が生じる場合があります。ガラス交換を行った後は、目視ではわかりませんが微妙な歪みが付いていることがあります。この歪みや角度のずれで、ワイパーが動作不具合を起こしてしまうので、注意が必要です。

ワイパーを滑らかに潤滑させるワイパー潤滑剤などもありますが、ネットではあまり高い評価の口コミがないのが難点です。確実なのはブレード交換を行い、その後からアーム角度調整を行って様子を見てみましょう。最適な角度が見つかれば、新車と同じようにしてワイパーを使い続けることができます。

油膜、ガラス撥水剤

一見すると綺麗に見えるフロントガラスでも、油膜が付いていたり、あるいはガラス撥水剤でコートされている事もあります。油膜の場合はなんとなくくすんで見えるようなフロントガラスになり、拭き取りも悪くなってしまいます。雨でフロントガラスへ水はねしたり、冬場は小雪パイプの水がフロントガラスへかかった時にガラスがくすんでしまう事があり注意が必要です。これはウインドウウォッシャー液で適切洗浄するのが一番簡単な方法です。

しかし、中にはウォッシャー液でも除去できない油膜もあり、これも拭きムラの原因となることがあります。ガラス撥水剤を付けている時にも同じような症状が生じてしまう事があります。この場合はガラスコンパウンドを使って油膜を除去しましょう。コンパウンドでフロントガラスを磨くと夜間の視界もクッキリとわかりやすく、光の乱反射も防ぐ事ができます。視界が良好になるため、定期的にガラスコンパウンドで油膜や不純物除去を行っておくと安全です。

なお、ガラス撥水剤を使う時にはワイパーラバーとの相性があります。撥水剤を使った後から不具合が生じないよう、ワイパーメーカーのホームページを確認して必ず推奨撥水剤を使いましょう。

ワイパーアームのメンテナンス

アームの錆付き

ワイパーアームが錆び付いてしまうと、フロント部分の目立つ場所にあるため見栄えが悪くなります。この場合、シャシーブラックなどの補修スプレーで対応可能です。工具を使ってワイパーアームを取り外し、新聞紙などの上において「シャシーブラック」などのスプレー塗料を使います。

できれば、塗装を行う時にシャシーのサビつきを落とすことができるスプレー塗料が便利です。このタイプは塗装するだけでサビつきを一緒に落とすことができるため、サビが広がってしまう心配もありません。塗装後はしっかりと乾燥させてから再び組み直してから使用しましょう。少し手間がかかりますが、綺麗に塗装されたワイパーは見栄えも違います。

動作しない原因

ワイパーが動作しない場合、まず疑うのはヒューズが切れているトラブルです。ヒューズとは電装部品にトラブルが生じた時に瞬時に回路が切れて、他の部品を守るパーツです。指先程度の薄い金属板をプラスチックで包み込んでいるコの字型のパーツです。交換用ヒューズはカー用品店で販売されており、安価で購入できます。ヒューズを購入する時には、交換作業に便利な「ヒューズはずし」も併せて購入しておきましょう。

ヒューズの場所と、点検方法

ヒューズが格納されている部分は「ヒューズボックス」と言い、手のひらサイズの小さな箱に入っています。通常はメーターパネル下部や、エンジンルーム側などにあります。取扱説明書を参照してワイパーのヒューズを探し、故障がないか点検します。

ヒューズ交換方法については、詳しくは取扱説明書を参考にするか、ディーラーへ相談してみましょう。他のメンテナンスサイトでも詳しく紹介されているので、確認してみてください。それ以外はワイパーモーターの故障、スイッチの故障などが考えられるため、いずれも修理が必要です。

ワイパー交換で雨の日も快適ドライブを楽しもう

雨の日の必需品である車のワイパーにも多様な種類が販売されています。必ずしもノーマルパーツだけ装着する必要はありません。自分の車や、好みに合わせたパーツを装着して利用することがポイントになります。

拭き取りが良好なフロントガラスは、視界も良くドライブが快適で楽しくなります。ワイパーのメンテナンスを怠らず、雨の日や雪の日でも安全なドライブを楽しみましょう。

初回公開日:2017年11月25日

記載されている内容は2017年11月25日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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