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日産フェアレディの燃費はどれくらい?街乗りの燃費は?

更新日:2024年01月31日

日産のスポーツカー「フェアレディZ」の燃費に迫ってみましょう。ブランクを乗り越え、その存在感を示し続けていますが、果たして燃費はどうなのでしょうか。初代からのフェアレディZを、形式別に分けて見てみましょう。ガソリンを消費しやすい市街地走行の燃費にも言及します。

日産フェアレディの燃費はどれくらい?街乗りの燃費は?

フェアレディZの燃費に迫る!

フェアレディーZは、日産を代表するスポーツカーの一つです。ブランクもありましたが、今でも、その輝きと魅力は衰えていません。車好きのドライバーなら、一度は乗ってみたいスポーツカーでしょう。

本記事では、このフェアレディZにスポットを当て、その燃費に迫ります。年代別に分けてそれぞれの燃費を見ていきましょう。

初代フェアレディZの燃費は?

初代のフェアレディZは、S30型と呼ばれ、1969年から生産・販売されました。それまでの「フェアレディ2000」はオープンカーでしたが、フェアレディZは全天候型のクローズドボディーを採用しました。

ロングノーズ&ショートデッキの流れるようなデザインは、多くのドライバーを釘付けにしました。スポーツカーとしては価格も手ごろで、廉価版のフェアレディZは84万円から販売されていました。その効果もあり、スポーツカーとしては驚異的な販売台数を記録し、その名を轟かせました。

排ガス規制を乗り切るため、最終モデルではキャブレターを電子制御燃料噴射装置に変更しました。こうして、フェアレディZの名は世界中に広がり、国内・国外を問わず多くのスポーツカーの地位を席巻していきました。

エンジンは、2.0Lの6気筒SOHC12バルブターンフロー式、2.4Lの6気筒SOHCターンフロー式、2.0Lの6気筒DOHC24バルブクロスフロー式が搭載されていました。トランスミッションは、5速マニュアルで、後から3速オートマチックが追加されました。駆動方式は2WDのみでした。

燃費やいかに?

では、初代フェアレディZの燃費はどのようなものでしょうか。一番普及した2.0LエンジンのフェアレディZユーザーの声によると、平均で1リッターあたり7km前後の燃費数値となります。

当時のスポーツカーは、1リッターあたり5kmから6kmという燃費数値が普通でしたので、それと比較すると燃費は良好といえるでしょう。

フェアレディZ(32型)の燃費は?

フェアレディZ32型は、四代目のフェアレディZとなります。1989年から生産・販売が開始されました。キャッチコピーは「スポーツカーに乗ろうと思う」でした。

フェアレディZ32型は、獲物を狙う動物をイメージして設計され、躍動感あふれるデザインが採用されました。それまでのフェアレディZは、ロングノーズ&ショートデッキが特徴でしたが、四代目フェアレディZは、ワイド&ローのデザインに変更されました。

ボディーサイズも、それまでの5ナンバーサイズから3ナンバーサイズにアップされました。シート構成は、2シーターと2by2の2種類が準備され、2by2のモデルには、二代目から採用されている開放的な「Tバールーフ」が標準装備されました。

心臓部には、V型3.0Lの6気筒DOHC24バルブエンジンと、V型3.0Lの6気筒DOHC24バルブインタークーラーツインターボが積み込まれていました。トランスミッションは、5速マニュアルと4速オートマチックが準備され、駆動方式は2WDのみの設定でした。

燃費やいかに?

では、フェアレディZ32型の燃費はどのようなものでしょうか。日産公表のカタログスペック(10・15モード燃費)を参照すると、自然吸気エンジンの5速マニュアル車が、1リッターあたり7.6km、4速オートマチック車が1リッターあたり6.9kmと測定されています。

一方、ターボ搭載車の5速マニュアルは、1リッターあたり7.0km、4速オートマチックが1リッターあたり6.4kmと計算されています。当時の3.0Lエンジンのスポーツカーとしては、標準的な燃費数値といえるでしょう。

フェアレディZ(33型)の燃費は?

フェアレディZ33型は、五代目のフェアレディZとなります。2002年から生産・販売されました。前述のフェアレディZ32型の生産終了から、約2年のブランクがありましたが、日産自動車の社長に「カルロス・ゴーン」が就任して、開発が再開されたという経緯があります。

スタイルが一新され、「FR-Lプラットフォーム」が採用されました。このプラットフォームでは、大きなV6エンジンをフロントミッドシップに搭載する形となっており、日産のスポーツセダンやスポーツクーペの標準的な形となりました。ロングノーズ・ショートボディーという形になり、初代のフェアレディーs30Zに近いものになっていました。

また、フェアレディZ33型は前モデルと異なり、2シーターのみの設定となり、本格スポーツクーペに徹した車でした。「Zは毎年進化する」という、フェアレディZ33型発表時の言葉どおり、日産は次の世代までに、4回にわたってエンジンスペックを向上させました。

エンジンは、V型3.5Lの6気筒DOHCが積み込まれ、トランスミッションは、6速マニュアルと5速オートマチックが準備され、駆動方式は2WDのみの設定でした。

燃費やいかに?

それでは、フェアレディZ33型の燃費を見てみましょう。日産公表のカタログスペック(10・15モード燃費)を参照すると、6速マニュアル車が1リッターあたり9.7km、5速オートマチック車が1リッターあたり9.0kmとなっています。

フェアレディZ32型と比較すると、排気量が大きくなったにもかかわらず、大幅に燃費が向上しています。

フェアレディZ「ロードスター」の燃費は?

フェアレディZ「ロードスター」は、フェアレディZ33型の発売から約1年後に発表されました。フェアレディZ32型までのTバールーフ仕様を廃止し、当時併売されていた「コンバーチブル」を仕様変更してロードスターにしました。

2005年のマイナーチェンジまでは、ベースグレードに加え、「Version-T」が用意され、6マニュアル車と、5速オートマチック車がラインナップされていました。しかしマイナーチェンジを機に、新たに最上級グレードである「Version-ST」が追加となり、ベースグレードが6速マニュアル、最上級グレードは5速オートマチックという構成となりました。

さらに、マイナーチェンジ前は17インチタイヤでしたが、マイナチェンジ後からは18インチタイヤにサイズアップされました。

心臓部には、V型3.5Lの6気筒DOHCエンジンが積み込まれ、トランスミッションは、6速マニュアルと5速オートマチックが用意され、駆動方式は2WDのみの設定でした。

燃費やいかに?

では、フェアレディZ33型に燃費はどのようなものでしょうか。日産公表のカタログスペック(10・15モード燃費)によれば、6速マニュアル車が1リッターあたり9.3km、5速オートマチック車が1リッターあたり8.6kmと計算されています。

ロードスターならではの爽快な走りとぜいたくな装備は、乗るだけで幸せな気分に浸れました。

フェアレディZ(34型)の燃費は?

フェアレディZ34型は現行モデルとなります。六代目のフェアレディZとなります。2008年から生産・販売されています。

フェアレディZ34型は、前モデルよりもホイールベースを100mm短くしたために、車両重量を増やさずにボディー補強をすることができ、前モデルよりも剛性が大幅に向上しています。

トランスミッションにも特徴があります。6速マニュアルには、世界初となる「シンクロレブコントロール」が採用されています。スポーツ走行を楽しむドライバーの場合、マニュアル操作でのシフトチェンジで、シフトダウン時には、エンジン回転数を合わせるために、アクセルとクラッチの両方のペダルを巧みに操作します。

フェアレディZ34型はその部分をハイテク化し、シフトダウン時に自動で最適なスロットルコントロールを行ってくれる優れた機能です。本格的なスポーツ走行を楽しめるFRスポーツ車は、貴重な存在です。

心臓部には、V型3.7Lの6気筒DOHCエンジンが積み込まれ、トランスミッションは、6速マニュアルと7速オートマチックが準備され、駆動方式は2WDのみの設定です。

燃費やいかに?

それでは、フェアレディZ34型の燃費を見てみましょう。日産公表のカタログスペック(JC08モード燃費)を参照すると、6速マニュアル車が1リッターあたり9.1km、7速オートマチック車が1リッターあたり9.2kmと計算されています。

オートマチック車が7速となったことにより、燃費が向上しています。ただ、走りにこだわった6速マニュアル車の選択が、フェアレディZ34型にはふさわしいといえるでしょう。

中古車のフェアレディZの燃費は?

中古車のフェアレディZを購入したいドライバーのために、フェアレディZユーザーの声を集めてみました。それによると、平均で1リッターあたり8km前後の燃費数値となっています。ガソリンがハイオク仕様のため、燃料代がどうしても高くなりますが、フェアレディZファンの多くは、あまり気にしていません。

市街地走行時の燃費はどうなの?

市街地走行時は、アクセルのオン・オフが頻繁になるため、燃費が一番悪化します。フェアレディZも例外ではありません。フェアレディZユーザーの声を拾うと、市街地での平均燃費は、1リッターあたり7km前後です。それでも、3.7Lという大排気量のエンジンであることを考えれば、決して悪い燃費数値ではありません。

フェアレディZに乗ってみよう!

本記事では、フェアレディZの燃費について解説しましたが、いかがでしたか。フェアレディZは、ほかの車にはない独特の雰囲気と魅力を備えた車です。2シーターで誰にでも向いた車ではありませんが、一度ハンドルを握ってみたくなるスポーツカーです。ぜひ皆さんもフェアレディZに乗ってみませんか。

初回公開日:2017年10月23日

記載されている内容は2017年10月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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