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カローラフィールダーの燃費はどれくらい?燃費比較

更新日:2024年01月30日

カローラフィールダーの燃費について考察してみましょう。初代、二代目、現行モデルと時代を追って燃費を見ていきます。また、エンジン別にも燃費をご紹介します。さらに、競合車との比較もしてみましょう。果たしてどんな結果になるでしょうか。

カローラフィールダーの燃費はどれくらい?燃費比較

カローラフィールダーってどんな車?

カローラフィールダーは、トヨタ自動車が2000年から販売したカローラのステーションワゴンタイプの車です。カローラの5ナンバーワゴンは、カローラの4代目から追加販売されており、フィールダーがデビューするまで、「カローラツーリングワゴン」という名で生産されていました。

フィールダーとなったステーションワゴンのカローラは、大人5人がしっかり乗れて、かつ荷物もたくさん積める、便利で使い勝手の良い車です。そのため、遊びに仕事にどちらにも使用でき、ロングヒットとなっています。

国内においては、どちらかというとミニバンにが集まり、ステーションワゴンのカテゴリーの車が減る傾向にありますが、そんな中でも着実にファンを獲得しています。エンジンもガソリンとHYBRIDを選べ、低燃費ときびきびした走りを両立しています。

カローラフィールダーの燃費はどれくらい?

では早速、カローラフィールダーの燃費について考えてみましょう。最初は、現行モデルの燃費を見ていきます。近年関心が高まっているHYBRID車と、ガソリン車の売れ筋グレードの1.5Xに分けてみてみましょう。

カローラフィールダーHYBRIDの燃費は?

最初に、カローラフィールダーHYBRIDの燃費の数値を見ていきましょう。トヨタが公表しているカタログスペックでは、どれほどの数値が測定されているでしょうか。では、早速スペックを確認してみましょう。

●カローラフィールダーHYBRID-G(2WD)
車両形式:DAA-NKE165G-AWXEB
車両重量:1,180kg
全長×全幅×全高:4,400mm×1,695mm×1,475mm
乗車定員:5名
エンジン形式:1NZ-FXE
エンジン種類:直列4気筒DOHC
最高出力:54kw(74PS)/4,800rpm
最大トルク:111N・m(11.3kgf・m)/3,600rpm-4,400rpm
燃料供給装置:EFI
燃料タンク容量:36L
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:33.8km/L
駆動方式:前輪駆動方式
トランスミッション:電気式無段変速機
モーター形式:1LM
モーター種類:交換周期電動機
モーター最高出力:45kw(61PS)
モーター最大トルク:169N・m(17.2kgf・m)

上記のカタログスペックを見ると、カローラフィールダーのHYBRID仕様車の燃費は、1リッターあたり33.8kmと素晴らしい数値となっています。走行距離が相当多いドライバーなら、高価格のHYBRID仕様車でも、価格差を燃費で埋め合わせることができるでしょう。

カローラフィールダー1.5Xの燃費は?

今度は1.5Lのガソリン車の中で,売れ筋となっている1.5Xの燃費を見てみましょう。その前にトヨタが公表しているカタログスペックを確認しておきましょう。どれほどの数値が計算されているでしょうか。

●カローラフィールダー1.5X(2WD)
車両形式:DBA-NRE161G-AWXNB
車両重量:1,140kg
全長×全幅×全高:4,400mm×1,695mm×1,475mm
乗車定員:5名
エンジン形式:2NR-FKE;1NZ-FE
エンジン種類:直列4気筒DOHC
最高出力:80kw(109PS)/6,000rpm
最大トルク:136N・m(13.9kgf・m)/4,400rpm;138N・m(14.1kgf・m)/4,400rpm
燃料供給装置:EFI
燃料タンク容量:42L
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:23km/L;17.6km/L
駆動方式:前輪駆動方式
トランスミッション:自動無段変速機;5速マニュアル

上記のように、カローラフィールダーのガソリン仕様車の燃費は、CVTが1リッターあたり23km、5速マニュアル車が1リッターあたり17.6kmとされています。CVTのトランスミッションが、大きく燃費に貢献しています。満足のいく数値と言えるでしょう。

カローラフィールダー4WDの燃費は?

スキーなどのウィンタースポーツを楽しんだり、雪国に生活するドライバーは、4WDのフィールダーの燃費も気になるところでしょう。

カタログスペックによると、前述の1.5Xの4WDモデルの場合、1リッターあたり16kmの数値が記載されています。2WDに比べ7kmも燃費がダウンしています。4WDによる車両重量の増加が140kgと大きいため、大きな差となって表れています。ただ、他の車と比べ、その差が大きめなのが気になるところです。

旧型のカローラフィールダーの燃費は?

今度は、旧型のカローラフィールダーにスポットを当ててみましょう。現行モデルは三代目となりますので、初代のフィールダーと、二代目のフィールダーについてご紹介します。果たしてどのような燃費数値となるでしょうか。

初代カローラフィールダー

初代のカローラフィールダーは、2000年から2006年まで生産されていました。燃費はどれほどでしょうか。メーカー公表のカタログスペックによると、2WDの1.5Lガソリン車が、1リッターあたり18km(5MT)と16.6km(4AT)、4WDの1.5Lガソリン車が、1リッターあたり14.4km(4ATのみ)となっています。

1.8Lガソリン車は、1リッターあたり15.2km(5MT)と15km(4AT)となっています。初代には、2.2Lディーゼル車もラインナップされていました。燃費は、1リッターあたり14.8kmと記載されています。

当時はこんなに幅広いエンジンがラインナップされていたのです。なお、当時の燃費の測定方法は、10・15モードです。

二代目カローラフィールダー

二代目のカローラフィールダーは、2006年から2012年まで生産されていました。では、燃費はどうでしょうか。公表されているカタログスペックでは、2WDの1.5Lガソリン車が、1リッターあたり17.2km(5MT)と20km(CVT)、4WDの1.5Lガソリン車が、1リッターあたり16km(CVTのみ)となっています。

次に2WDの1.8Lガソリン車は、1リッターあたり18.6km(CVTのみ)、4WDの1.8Lガソリン車は、1リッターあたり15.6km(CVTのみ)となっています。こちらの燃費も、10・15モードで測定された値です。

中古車の燃費はどうなの?

中古車の燃費を見てみましょう。多くのカローラフィールダーユーザーの声をまとめると、初代カローラフィールダーでは、1.5Lガソリンエンジン車が1リッターあたり17km前後となります。1.8Lガソリンエンジンでは、1リッターあたり15km前後です。2.2Lディーゼルは、1リッターあたり14km前後となっています。

二代目カローラフィールダーでは、1.5Lガソリン車が1リッターあたり18km前後といったところです。1.8Lガソリン車は、1リッターあたり18km前後となっています。現行モデルのカローラフィールダーは、1.5Lガソリン車が1リッターあたり19km前後、HYBRIDモデルが1リッターあたり30km前後となっています。

競合車と比較してみよう!

では、カローラフィールダーとよく比較される競合車の燃費を見てみましょう。フィールダーはステーションワゴンになりますので、同じタイプの車との比較がわかりやすいかと思います。3種類の車と比較します。

ウィングロード

トヨタのステーションワゴンが「カローラフィールダー」なら、対する日産のステーションワゴンは、「ウィングロード」ということになるでしょう。現在発売中のウィングロードは、同じ日産が生産していた「ティーダ」をベースとして開発されました。現在では、日産で唯一のステーションワゴンとなっています。

エンジンは、1.5Lガソリンのみで、駆動方式は2WDだけの設定です。しかし、デザインも商用車の域を脱しておらず、HYBRID仕様車もなく、パワートレインは一昔前の感があり、カローラフィールダーに大きく水を開けられています。

ただ、決して洗練されてはいないものの、広いラゲッジルームと室内空間は健在で、商用車としても使い勝手がよく、アウトドアを楽しむドライバーにもできるステーションワゴンです。

気になる燃費ですが、カタログ燃費では、日産が開発した、エクストロニックCVTの効果で、燃費は1リッターあたり17.2kmとなっています。ガソリン仕様のカローラフィールダーの23kmにはとても追いついていません。

シャトル

ステーションワゴンといえば、「シャトル」も忘れてはなりません。ホンダが開発した、カローラフィールダーと同じ5ナンバーサイズのステーションワゴンです。元々は、「フィットシャトル」という名前を付けていましたが、新しいモデルは「フィット」の名前を外し、フィットとは異なる価値観を強調しています。

内装も高級感のあるデザインで、一クラス上の車に乗っている気分にさせてくれます。後席の足元も広く、フル乗車でも決して息苦しさを感じません。それでいて、ラゲッジルームも広めに確保され、多人数の旅行にも十分に対応できます。

エンジンは、1.5Lガソリンと、HYBRIDの設定で、ホンダの「ヴェゼル」に採用されているHYBRIDシステムが搭載されています。燃費が気になるところですが、カタログ燃費によれば、2WDのHYBRID仕様車は、1リッターあたり34kmとカローラフィールダーを若干ですが上回る燃費を示しています。4WDは車両重量アップの影響もあり、1リッターあたり27.6kmとなっています。

一方、2WDのガソリン仕様車は、1リッターあたり21.8km、4WDは1リッターあたり19.4kmとなっています。こちらも、カローラフィールダーの燃費に軍配が上がります。

フィット

「フィット」は、ホンダが販売しているハッチバックのコンパクトカーです。小さなボディーながら、大人5人がしっかり乗れ、市街地から高速道路までどこを走っても、ストレスのない走行性能を備えています。

インテリアも新型になってより高級感が増し、コンパクトカーとは思えない落ち着いたデザインとなっています。エクステリアもより先進的な装いになり、コンパクトだが堂々としている、大胆さの中にもどこか繊細さを感じる、そんなデザインです。

さらに、ホンダの安全運転支援システムである「HondaSENSING」も、フィットにしっかり搭載しています。低燃費なHYBRIDもラインナップされ、これ以上ないというくらいの充実度です。エンジンは、1.3Lと1.5Lのガソリン仕様車と、HYBRID仕様車を選択できます。

気になる燃費ですが、1.3Lの2WDガソリン仕様車は1リッターあたり24.6km、4WDは1リッターあたり20.2kmとなっています。また、1.5Lの2WDガソリン仕様車は1リッターあたり22.2km、4WDは1リッターあたり19.4kmという数値です。1.5Lのガソリン仕様車は、若干ですがカローラフィールダーがリードしています。

次にHYBRID仕様車ですが、2WDは1リッターあたり34km、4WDは1リッターあたり28.6kmとなります。カローラフィールダーのHYBRID仕様車とほぼ同じになっています。

カローラフィールダーに乗ろう!

カローラフィールダーの燃費について迫ってみました。全体としては、燃費も良好な値を示してくれています。フィールダーは、大人5人がしっかり乗れて、荷物もたくさん載せることのできるとても使いやすい車です。ぜひ一度フィールダーに乗って、その良さを実感してみてください。きっと、満足の1台となるに違いありません。

初回公開日:2017年09月19日

記載されている内容は2017年09月19日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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