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4WDの燃費を車種別紹介・燃費

更新日:2024年02月01日

4wdは燃費が悪いと思いがちですが、現在の4wdは「とっても賢い4wd」なのです。4wdは燃費が悪いという概念がこの記事を読むことで変わります。また現在販売されている車両の4wdにはどんなタイプがあるの?燃費はどうなの?という疑問に全てお答えします。

4WDの燃費を車種別紹介・燃費

4wdの燃費は良い?悪い?

車の駆動の種類として、2wdと呼ばれる二輪駆動と4wdと呼ばれる四輪駆動があります。2wdは常に前輪か後輪の2輪でのみ駆動する動力からなるものですが、4wdは前輪と後輪すべての4輪で駆動する動力になります。

「4wdは燃費が悪い」と言われるのが一般常識になっていますが、そもそも何で燃費が悪いのでしょう?4輪で駆動するからでしょうか?それも一理ありますが、4輪で駆動するための部品が多く装備されているため、どうしても車体の重量が重くなってしまうからというのが燃費の悪い理由なのです。

車体の重量が重いほどに、燃費が悪くなる傾向があるため、4wdが燃費が悪くなっている原因でもあります。しかし、4wdの中でも『フルタイム四駆』『パートタイム四駆』『スタンバイ式4wd』と種類によっても燃費消費率が全く変わってくるのです。

ハイエース

ハイエースにはエンジンがディーゼルとガソリンの2つのタイプがあり、それぞれのエンジン仕様に2wdと4wdの設定があります。また、個人が選ぶ5ナンバーや3ナンバーのワゴンタイプの乗車定員が14人から10人のタイプと、営業車などでがある荷物を運搬する目的の乗車定員2人から6人程度のタイプがあります。

一般的に個人の方が所有しているのはワゴンタイプになると思いますが、ワゴンタイプでは3000ccのディーゼルと2700ccのガソリンがあり、4wdに関しては2700ccのガソリンタイプのみの設定です。

ハイエースはフルタイム四輪駆動のみの設定で、4wd2700ccワゴンの平均カタログ燃費は8.9~9.1km/L(JC08モード)と発表されているので、実燃費は7割としても6.2~6.3km/Lと言ったところです。

ハスラー

スズキから発売されている軽自動車のハスラーというと「今日は何色のハスラーを見ましたか?」のコマーシャル通り、カラフルなボディカラー展開がとなっています。ハスラーはカラフルなボディカラーだけがという訳でもなく、2wdと4wdの設定があることもの一因と言えるでしょう。

ハスラーには3つのグレードがあり、それぞれに5速MTとCVTの設定があります。平均して5速MT使用の方が燃費は悪いようですが、やはりそこは何と言っても軽自動車という事もあり、一般的なセダンタイプの燃費よりは遙かに良い燃費率と言えるでしょう。

ハスラーはフルタイム四輪駆動のみの設定で、4wdターボCVTのカタログ燃費はは26.2km/L、4wd5速MTの平均カタログ燃費は24.9km/L、4wdCVTの平均カタログ燃費は28.15km/Lと4wdではかなりの低燃費車という事が分かります。

フィット

マイナーチェンジされ最新の安全運転支援システムが搭載され話題となっているフィットにも4wdの設定があります。フィットの4wdはホンダ独自の開発の“リアルタイムAWD”と言われるものスタンバイ式4wdと似ています。普段はFF2wdで、低燃費走行ですが、発進時や滑りやすい路面、荒れた路面で自動的に4WDに切り替わるシステムになっています。

フィットにはハイブリッドのエンジン+モータータイプとエンジンタイプに4wdの設定があり、運転支援システムのHonda SENSINGが搭載、非搭載が用意されています。カタログ燃費はコンパクトクラスでレベルとなる2wdの低燃費37.2km/Lが発表され話題となっています。

フィット4WDのカタログ燃費は19.4~29.4km/Lまで様々であり、やはりハイブリッドタイプの方が4WDでも低燃費になり、1500ccのガソリンタイプが19.4km/Lという結果になっています。

フリード

ファミリーカーとして若い年齢層のファミリーにとてもがあるフリードですが、フリードにも4wdと2wdの設定があります。コンパクトな外観なのに室内は広々設計で、視界が良く女性にも運転しやすいことからが高い理由でもあります。

フリードの4wdもフィットと同様、ホンダ独自と言われている“リアルタイムAWD”が採用され、センサーにより路面や走行状態を検知し状況に応じて瞬時に4wdに切り替わる電子制御式4wdが採用されています。

ハイブリッド2wdの燃費はミニバンクラストップレベルと言われているフリードですがハイブリッド4wdのカタログ燃費は25.2km/L、NA4WDのカタログ燃費は17.6km/Lとコンパクト車並みの低燃費と言えるでしょう。

NV350ディーゼル

新世代のビジネスバンと言われ、商業車として多くの人から支持を得ているバンですが、商業用バンとは言え日産の先進安全装置を備え2wdと4wdの2つの駆動タイプが用意されています。

NV350の4wdは、ディーゼルターボ車のみの設定で排気量は2500cc、AT限定で発売されています。NV350の4wd駆動方式は“パートタイム4WD”と言われ、路面状況などに応じてドライバー自らスイッチで切り替える方法です。悪路でもドライバーが切り替えるスイッチを押さない限り4wdになることはありません。

NV350のカタログ燃費は平均して11.4km/Lとなります。これだけ重量がある大きなバンでターボという燃費消費の多いクラスにも関わらず、二桁台の燃費率は良い方だと言えます。

セレナ

ミニバン売上レベルの日産セレナにも、2wdと4wdの設定があります。セレナの4wdは、オートコントロール4wdという“スタンバイ式4wd”タイプのもので、通常は前輪だけで駆動力を伝達して経済的に走行し、濡れた路面や雪道などで前輪がスリップすると最適なトルクを後輪に伝達し優れた走行性を発揮するシステムが採用されています。

セレナはハイブリッド仕様のみガソリン車4wdの設定のみで、グレードにより若干燃費の違いもありますが15.0~15.8km/Lとミニバンの中ではまずまずの燃費率といえるでしょう。

ステップワゴン

若者から多くのを得てマイナーチェンジ目前という事もあり特設サイトも設置されが高まっているステップワゴンですが、現行のステップワゴンでは4wdの設定が各グレードで用意されホンダの“リアルタイムAWD”により各センサーの働きで路面や走行状態を検知し瞬時に4wdに切り替わるシステムが採用されています。

この4wdは普段の日常では前輪駆動の2wdになっているので、フルタイム4wdに比べ低燃費が実現できます。そんなステップワゴンの4wdはターボエンジンにもかかわらずガソリン車ミニバンの中ではクラストップレベルと言われる低燃費と言われ、カタログ燃費では15.0~15.4km/Lの燃費が公開されています。

ソリオ

ハイブリッドが加わりミニバンとして上昇中のスズキソリットには3つのグレードで4wdの設定があります。“マイルドハイブリッド”と呼ばれる加速時にエンジンをモーターでアシストすることで走りはそのままでエンジン出力を抑制する働きは低燃費にも影響されます。

ソリオの4wdはフルタイム4wdが採用され、いつでもパワフル走行が可能ですが燃費消費が気になるところ、しかしマイルドハイブリッドのお陰でモーターがアシストしてくれる分低燃費が実現されるのです。

ソリオマイルドハイブリッド4wdの燃費は23.8km/L、NA車でも22.0km/Lがカタログ燃費として発表されています。小型ミニバンにもかかわらず、軽自動車並みの低燃費が実現されています。

ノア

マイナーチェンジされフロントマスクやインテリアの変更で新しくなったノアは、“アクティブトルクコントロール4WD”が採用されています。“アクティブコントロール4WD”も“スタンバイ4WD”とよく似ています。

前輪駆動状態と四輪駆動状態を自動的に制御し、通常の走行時は前輪駆動状態で低燃費な走りを実現し、発進・加速時や滑りやすい路面、コーナリング時には車両の状態に合わせ最適な駆動力を後輪に配分する駆動方法です。

ガソリン仕様のグレードのみ4wdの設定があり、カタログ燃費は16.0km/Lとコンパクトカー並みの燃費率と言っても良いでしょう。を二分する日産セレナと燃費率も大差がないことが良くわかります。

オデッセイ

1994年の発売から数多くのモデルチェンジをしてきたホンダのオデッセイです。2016年にはハイブリッドも加わり、昔のが再加熱と言われています。そんなオデッセイにもホンダの技術がつまった“リアルタイムAWD”と言われる4wd機能が装備されています。

4wd機能は、滑ってから切り替わる4WDから滑る前にセンサーで把握し自動的に切り替わるインテリジェンスコントロールシステムです。このため、4wdとはいえ低燃費が実現されています。

ガソリン車にのみ4wd設定があり、グレードは6種類。ホンダの安全運転システムHonda SENSINGが搭載されたグレードも用意されています。排気量2400ccと今時の車両の中では大きな排気量をもつ大型ハッチバックタイプの車種で、カタログ燃費は12.8~13.0km/Lとこの排気量、この車体の大きさから言ったら低燃費だと言えるでしょう。

シャトル

同じホンダのフィットを一回り大きくしたシャトルは、フィット同様ハイブリッドタイプにも4wdが採用され、より一層の4wdの低燃費化を実現して言える車です。1.5Lのガソリン車には直噴DOHC i-VTECエンジンが採用され低燃費実現と力強い走りが実現されています。

全グレード1500ccの排気量のシャトルにはすべてのグレードやタイプに4wdの設定があり、ハイブリッドタイプのカタログ燃費は25.8~27.6km/Lとなり、NAタイプでも、19.4km/Lの低燃費が実現されています。大きさが一回り程度違うフィットの1500ccタイプと同じ燃費率となるので、どちらを購入しようか迷ってしまうほどです。

タント

トールサイズワゴンの軽自動車の中でもが高いタントは女性からの支持も多い理由にカラフルなボディカラーが多数あることでも知られています。そんなタントは全グレードに4wdの設定を設けていて、4wdの中にはターボエンジンのものもあります。

スマートアシストⅢと言われるダイハツが開発した新しい安全運転支援システムは予防安全性能評価で先進安全車ダブルプラスを獲得し、パワフルなエンジン+先進安全性能という2つの側面を持ったタントだからなのでしょう。

タントの4WDも“スタンバイ4WD”と言われるもので、普段は前輪駆動方式だが路面や状況に応じて駆動の割合を後輪と分けて走行を安定化させる4wdが採用されています。日常は2wdという事で、カタログ燃費はターボ仕様の24.6~ノーマルグレードの27.0km/Lまであり、軽自動車の4wdカタログ燃費としてはまずまずと言えるでしょう。

4wdの燃費紹介

のミニバン4wdの燃費

① ノア4wd 16.0km/L
② セレナ4wd 15.8km/L
③ ステップワゴン4wd 15.6km/L

の軽自動車4wdの燃費

① ハスラー4wd 28.1km/L
② ミライース4wd 27.0km/L
② タント4wd 27.0km/L

のコンパクトカー4wdの燃費

①スイフト4wd 25.4km/L
②フィット4wd 19.4km/L
③ヴィッツ4wd 18.0km/L

4wdの燃費は実用的

「燃費が悪い4WD」と思われていましたが、昔のフルタイム四駆のクロカン系のイメージが強かった4WDも、現在では軽自動車からコンパクトカー、セダンなど他種種で4wdの設定があり、且つ、今時の4wdは“おりこうさん”なので、日常は2wdの低燃費走行で悪路や路面の状態などを車が判断して4wdに切り替わってくれるタイプのものばかりでした。

日常の買い物や子供の送り迎えは2wdの低燃費走行、週末に山へキャンプに行ったときは状況により4wdに切り替わってくれる♪本当にドライバーが何もしなくても車が勝手に何でもしてくれる時代なんですね。

ですから、現在販売されている4WDでも2WD並みに燃費は著しく悪くありません。10年落ちの2WDのセダンなどの方が断然燃費は悪いです。これから4WDを購入しようとなさっている方、2WD車から4WD車に乗り換えようかと悩んでいる方は、安心できる燃費だという事をお伝えさせて頂きました。

初回公開日:2017年08月31日

記載されている内容は2017年08月31日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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