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ベンツキャンピングカー|価格(新車/中古車)・タイプ別

更新日:2024年02月21日

今、大のキャンピングカー。小さなものは軽キャンピングカーから、大きなものはバスコンと呼ばれるマイクロバスを改造したものまで、サイズや就寝できる人数も様々です。そんな中でキャンパー憧れの存在であるベンツキャンピングカーの価格について調べてみました。

ベンツキャンピングカー|価格(新車/中古車)・タイプ別

ベンツキャンピングカーの価格は?

ベンツと言うそれだけど、高いイメージがあるでしょう。しかし「新車」と「中古車」でお値段も大分変ってきます。わかりやすく新車と中古車の値段を比べていきます。是非、参考にししてください。

新車

まずは新車で手に入る最も高価なベンツキャンピングカー「ハイマーML-I620」です。
メルセデスベンツ319CDIのシャシーの上にボディを架装したバスコン(バス・コンバージョンの略)です。

全長は7,800ミリにも達します。街中では取り回しに苦労するものの、車内は余裕たっぷり。また大きな車体に比べて就寝可能人数は5名までと少なく、スペースがゆったりしているのも特徴といえるでしょう。

さて気になるお値段は:¥16,524,000(税込)だす。しかし、価格設定の上で普通のクルマとキャンピングカーの、大きく違うところがあります。それは「キャンピングカーはオプションが豊富な上に高価」』ということです。このクルマ、フルオプションにすると2千万円の大台を超えてしまいます。

中古車

さて、先ほどに比べるとお求めやすい中古車の価格はいくらぐらいでしょうか。少しご紹介していきます。

「ベンツ・トランスポーター312d」(1999年式) ¥2,390,000です。車内の空気を汚さず、暖めることができるFFヒーターやテレビを観るための地デジアンテナ、ソーラーパネルやバックカメラ、サイドオーニング(日よけ)など低年式の中古車とはいえ装備の充実度はかなり高いです。

憧れのベンツ・キャンピングカーこれなら手が届くと、思ったらトイレ・シャワーがついていませんでした。こうなると泊まる際に、駐車場所が限られます。道の駅や、RVパークなどを利用する他ないでしょう。

フジカーズ・ジャパン

出典: http://www.campnofuji.jp/detail/19080303/index.html |

タイプ別ベンツキャンピングカーまとめ

キャンピングカーと一口に言っても、色々な種類があります。「どのキャンピングーがいいのだろう」と迷っている方ひと、詳しい種類についてご紹介していきます。

ハイマー

ハイマーのベンツキャンピングカーの特徴は、先ほど紹介したバスコンとキャブコンを選べること、そしてキャブコンに4WDの設定があることです。キャブコンとはトラックやバンの運転席・助手席・シャシー・ドライブトレインなどはそのままに、後部を居住スペースにしたものです。

バンの車体をそのまま使用するバンコンとは違い、断熱材を使うことも可能でより快適ですし、居住スペース・荷室の室内長なども自由に設定できますが、言うまでもなくバンコンよりも高コストになります。

輸入キャンピングカーとして今、大のフィアット・デュカトベースのキャンピングカーの場合、基本的にFFしか選べません。(ただしハイマーに比べるとかなり安価です)

『大自然の仲でキャンプがしたい!』『スキー場でキャンプがしたい!』という人たちには最高の相棒となるでしょう。

さてハイマーキャブコンモデルの気になるお値段ですが、ハイマーML-T580 ¥14.256,000 (4WDは¥1,350,000のオプション)バスコンモデルに比べて安いといえば安いですが、やはり値段も高くなっています。

HYMER ML-T580

出典: http://www.hymer-ps.jp/lineup/ML-T580.php |

スプリンター

これまで、「バスコン」「キャブコン」について説明してまいりましたが次は「バンコン」です。

「バンコン」はその名の通り、バンの車体をそのまま使い(ほとんどがハイルーフ・モデル)内装を改装したものいいます。国産車だとハイエースのバンコン・キャンピングカーが多いですね。

ベンツ・スプリンターはドイツ本国ではデリバリーバンとして使われていますが、日本のいわゆる「ライトバン」よりかなり大きく、ホイールベースが最大で4mもあります。バンコンのキャンピングカーのベースとしては、まさにうってつけといえるでしょう。

エンジンはガソリンとディーゼル・ターボが選べますが、ブルーテックとネーミングがされたディーゼル・ターボ・モデルは排気ガスを浄化するためのアドブルーという尿素水溶液を走行距離に応じて定期的に補充する必要があります。

機構上の特徴として、もうひとつFR/4WDモデルが選べるのですが、FFモデルに比べ悪路走破性・牽引能力にすぐれるもののプロペラ・シャフトが床下を通過する関係上、床面がどうしても高くなってしまうデメリットがあるのも知っておきたいところです。

これが原因で大阪交通局がベンツ・スプリンターをコミュニティ・バス(通称・赤バス)として導入した際、低床・フルフラット化できなかったということがありました。

最後に「スプリンター」という名前ですが、これはトヨタ自動車が使用しているため、日本で売られるベンツ・スプリンターはT1Nという名称になっている場合があります。

ウニモグ

ベンツ・キャンピングカーのほとんどはスプリンター・ベースです。しかし極めて少数ではありますが、ウニモグ・ベースのキャンピングカーが存在します。

ウニモグとは?

ドイツ語で「多目的動力装置」の略で24段変速、46㎝の障害物を跨いで走行でき、45度の登坂能力と1.2mの渡河能力を持つ究極のオフロード用トラックです。その名の通り、用途は多目的で農業・林業・軍用だけでなく消防車のベース車両、道路の保守・除雪や競馬場の馬場を整地するためのものまで、アタッチメントの交換で行うことができます。

いうまでもなく価格は高価でウエスタン・コーポレーションが輸入していた頃のトラックタイプでおよそ1600万円ほどでした。これをベースにキャンピングカーとして改造したものがbimobil EX435で、そのお値段、3500万円です。さらに驚くのが乗員は2名だけ、という贅沢な車になっています。

ベンツ・キャンピングカー、海外での例

次に紹介するベンツ・キャンピングカーはアメリカで使用されている例です。

普通、日本で新車のキャンピングカーを買うとなるとキャンピングカー専門店などで購入する場合がほとんどではないかと思いますが、ベンツ・スプリンターのバンを自分で改造してキャンピングカーに仕上げた人がいます。

荷室がガランドウのベンツ・スプリンターは米国の新車価格でおよそ500万円ですが、キャンピングカー専門業者からベンツ・スプリンターベースのキャンピングカーを購入するとなると値段が倍になります。これだけの価格差なら手先の器用な人は自作したほうがお得です。

さらに小技として目を引くのがベンツ・スプリンターのボディはショートを選択し、トレーラーを牽引しているところです。これなら荷物の少ないときはベンツ・スプリンターだけで行動できますし、キャンプ場にトレーラーを置いて街へ買い物に行ったりと、行動範囲が広がります。

アメリカ2拠点アウトドア生活

出典: https://mikakohoshi.org/sprinter-introduction/ |

究極のベンツ・キャンピングカー

最後にご紹介するのはメルセデス・ベンツのトラック「アクトロス」を改造したバスコンのキャンピングカー「バリオAlkoven 1200」です。まさに最高級キャンピングカーに相応しく、全長10.5m 幅2.3mという巨大さですが、ボディを横にスライドさせることでさらに室内を広く使えるようになります。

圧巻なのは、なんと車体後部に「車庫」がついてます。販売価格は55万ユーロ(約7150万円・1ユーロ=¥130で計算)と、お値段のかなり高額になっています。

ベンツ・キャンピングカーは「買い」なのか?

今回、ベンツ・キャンピングカーについて色々ご紹介しましたが、コストパフォーマンスで選ぶ乗り物ではないでしょう。

最初からわかっていた事ですが、新車でベンツ・キャンピングカーを購入するとなると、トヨタのカムロードベースのキャブコン車やフィアット・デュカトベースのキャンピングカーと比べてかなり割高になります。ハイマーのラインアップ上、一番安いベンツ・キャンピングカーでも1200万円以上します。

値段を気にせず、究極の贅沢を味わいたい人には、ベンツ・キャンピングカーします。

初回公開日:2017年08月31日

記載されている内容は2017年08月31日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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