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軽トラの維持費は安い?高い?|軽トラの維持費はいくら?(月/年間)

更新日:2024年02月12日

仕事の車としてのイメージが強い軽トラですが、実際にはどれくらいの維持費がかかるのか、軽トラと軽乗用車とでかかる維持費を項目ごと、また年間のトータル維持費として比較することで経済性と理解して、セカンドカーとして保有するのはどうなのかというところを検証しました。

軽トラの維持費は安い?高い?|軽トラの維持費はいくら?(月/年間)

軽トラの維持費は安い?高い?

都会から田舎まで日本中で活躍している軽貨物トラック、略して軽トラですが、田舎ではお父さんの足、都会では配達の大切な相棒になってくれます。一家に一台欲しい便利な車ですが、しかし実際に軽トラを保有するならば維持費はどれくらいかかるのでしょうか?


維持費について、軽トラの代表ダイハツハイゼットトラックと軽乗用車の代表ダイハツムーブとで比べてみましょう。

軽トラの維持費を見ていくうえで、欠かせない項目として、燃料代、メンテナンス代、税金、保険で主なものを紹介します。

軽トラのガソリン代はどれくらい?

軽トラを運転する上で必要となる維持費の一つである燃料代を見てみましょう。軽トラのエンジンは660ccのレギュラーガソリン仕様の自然吸気エンジンです。ハイゼットトラック2WDスタンダード4ATのカタログ燃費値は18.4km/Lとなっています。

ガソリン代を130円/Lとして、一か月に1000km走行するならば7065円のガソリン代が必要となります。対して、ムーブ2WD、X、CVTのカタログ燃費値は31.0km/Lです。同じく1000km走るとすると4194円が必要です。比べてみるとガソリン代はムーブの方が安く、その差額は2871円です。因みに一日当たりのガソリン代の差額は96円です。

軽トラのエンジンオイル交換代はどれくらい?

次の維持費として、メンテナンス代の一つエンジンオイル交換代を見てみましょう。エンジンオイルは5000kmごとかまたは半年毎に交換することが良いと言われています。あまり距離を乗らないという人でもエンジンオイルは少しづつ酸化して本来の性能が維持できなくなりますので、一年に一度は交換しましょう。

ダイハツハイゼットトラックとダイハツムーブのエンジンは同じKF型ですが交換時に入るオイル量が違います。サービスデータによるとハイゼットトラックのエンジンオイル交換時には3.2L、エンジンオイルとエレメントを同時交換するときは3.4L入ります。

年に一度エンジンオイルとエレメントを交換するとしてエンジンオイルの値段が1200円/L、オイルエレメントの値段が1000円/Lとすると、一回の交換で5080円必要となります。ムーブのエンジンオイル交換時は2.7L、オイルエレメント交換時は2.9L入りますので、同じく一回の交換で、4480円となります。オイル交換代はムーブの方が安く、その差額は600円です。

軽トラのタイヤ交換代はどれくらい?

続いてのメンテナンスで発生する維持費はタイヤ代です。タイヤについては年間の走行距離や乗り方によって交換の時期が変わってきますが、安全にかかわってくる部品なのでしっかりと維持費として計上しておきましょう。タイヤは大体20000km~30000km走行すればスリップサインが出てくる時期になります。

また、長年使用したタイヤは硬化してひび割れが出てバーストの危険性がありますので、溝の残量は残っていても交換するようにしましょう。さて、実際のタイヤ交換費用はいくらでしょうか?ハイゼットトラックのタイヤサイズは145/R12-6PRです。

ブリヂストンDURAVIS R670をアマゾンで価格を調べたところ、2600円でした。(平成29年10月現在)一台分4本交換で10400円となります。(工賃等は除く)


ワゴンRのタイヤサイズは155/65R14です。ブリヂストンNEXTRYをアマゾンで価格を調べたところ、3241円でした。(平成29年10月現在)一台分4本交換で12964円となります。(工賃等は除く)その差額は2564円でハイゼットトラックの方が安いです。

軽トラの軽自動車税はどれくらい?

毎年4月中旬から5月にかけて支払いが発生する維持費が軽自動車税です。軽トラの維持費の中でもこの軽自動車税は毎年発生する維持費です。軽トラの軽自動車税は自家用で年額5000円です。

対して軽乗用は自家用で年額10800円です。軽トラの方が安く、その差額は5800円です。因みに平成27年に改正があり、それ以前に新規取得されている車はそれぞれ4000円、7200円となっています。

軽トラの自動車重量税はどれくらい?

自動車重量税は車検の時に発生する費用です。車検の際に車検期間分を先払いで支払います。これは支払わなければ車検が通らない仕組みになっていますので、しっかり計上しなければならない維持費の一つです。

軽トラの自動車重量税は、2年間分で6,600円です。これは軽トラも軽乗用車も同じ金額です。なお、現在はエコカー減税が適応される車種もあり、減税、免税もありますがここでは考慮していません。

軽トラの自賠責保険料はどれくらい?

自賠責保険も自動車重量税と同じく、車検時に収めることになっている軽トラの維持費です。軽トラの自賠責は2年車検(24か月)で25,070円となっています。これは軽自動車検査対象車という区分になりますので軽乗用車と同じ金額です。ちなみに自家用乗用車では25,830円となり、軽トラよりも760円安くなっています。

軽トラの維持費はいくら?(月/年間)

軽トラの一か月の維持費は?

軽トラを維持していく上での一か月の維持費として必要なものは燃料代です。先ほど検証したように軽トラのガソリン代は一か月1000km走行したとして、約7000円です。燃料は日々の運転の中で必要となってくるものですので、最も身近な費用です。そして、軽トラの維持費としてもっとも大きいウエイトを占めている費用でもあります。

軽トラの一年間の維持費は?

それでは一年間の維持費はいくらになるでしょうか?上記で述べたように軽トラを保有するには様々な維持費がかかります。年間費用を出すために、それぞれの費用を一年分に換算して一年間の維持費を計算してみましょう。


ガソリン代:7000円×12か月=60000円
エンジンオイル交換代:5080円(一年に一度交換)
タイヤ代:10400円÷2年=5200円(二年に一度交換)
軽自動車税:5000円(毎年)
自動車重量税:6600円÷2年=3300円(車検時に2年分前払い)
自賠責保険料:25070円÷2年=12535円(車検時に2年分前払い)
年間維持費合計:91115円
軽トラを一年間維持していくには、約10万円の金額は必要になるのが分かります。

セカンドカーに?軽トラの維持費はどれくらい?

軽トラの年間の維持費が分かったところで、軽乗用車の維持費はどうでしょうか?軽トラと同じように一年間の維持費を計算してみましょう。

ガソリン代:4000円×12か月=48000円
エンジンオイル交換代:4480円(一年に一度交換)
タイヤ代:12964円÷2年=6482円(二年に一度交換)
軽自動車税:10800円
自動車重量税:6600円÷2年=3300円(車検時に2年分を前払い)
自賠責保険料:25070円÷2年=12535円(車検時に2年分を前払い)
年間維持費合計:85597円

年間の維持費で比較した場合、軽トラは91115円、軽乗用車は85597円となり、その差額は5518円です。軽トラの方が若干費用が掛かりますが、一月で換算すると460円ほどです。

セカンドカーに一台いかが?

軽トラの魅力は大きな荷物を積んで走れることです。電気店、ホームセンターなどで大きな買い物をした際にも、店の配送に頼らなくても済むため、配達の時間に家にいなくてはならないといったことがなくなり時間の自由ができますし、無駄な費用も掛からず経済的です。

また小回りも効きますので、ちょっとした買い物に出かける際にも機動力のある”足”として使えます。最近の軽トラにはさまざまなカラーのおしゃれな軽トラもラインナップされています。あなたもセカンドカーとして一家に一台、軽トラを保有してみませんか?

初回公開日:2017年10月28日

記載されている内容は2017年10月28日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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