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フェアレディZ33の維持費はいくら?|タイプ別維持費比較/中古車の場合

更新日:2024年02月15日

誰もが憧れるスポーツカー「フェアレディーZ」。歴史の長いZシリーズの中で現代風のデザインに進化した5代目フェアレディーZ33を今回は維持費について詳しく説明していくとともに4代目のフェアレディーZ32と現行フェアレディーZ34を交えながら紹介します。

フェアレディZ33の維持費はいくら?|タイプ別維持費比較/中古車の場合

フェアレディーZ33の維持費はいくらくらいかかるの?

日産が2002年に販売を開始したフェアレディーZ33、フェアレディーZ32から2年の時を経てZ33にモデルチェンジして登場しました。タイプにクーペ、ロードスター、そして特別仕様車として2004年にTypeE、2005年に35thAnniversary、2006年にVersionSTtypeGそして2008年にTypeFが販売されています。

それに加え2004年と2007年にZ33ニスモがコンプリートカーとして販売されています。クーペ、ロードスターのタイプが3500ccに対しニスモは3800ccでどちらも大排気量です。1年に1度のペースでマイナーチェンジを繰り返し進化を続けてきたZ33ですが気になるのは維持費です。一体いくらかかるのか詳しく説明していきます。

Z33のクーペ、ロードスター維持費

クーペ、ロードスタータイプのZ33の排気量は3500ccです。自動車税は「年間58,000円」かかります。それに加えて、2年に1度の車検で支払わないといけないのが重量税「24,600円」と自賠責保険「27,000円」です。消耗品もミニバンなどの車に比べると品質の高い品を使用しているのでそれなりのコストがかかります。

タイヤ、ブレーキパッド、ローターその他オイル、バッテリーなど消耗品を交換していくだけで車検の金額も変わってきます。タイヤは純正のホイールを履かせていてスポーツタイヤに交換する場合、フロントタイヤが20,000円ほどでリヤタイヤが25,000円ほどになるので4本工賃込みで約100,000円ほどになります。

ブレーキパッドは、4輪交換で約35,000円ほどでブランド物を選ぶと約70,000円ほどになります。ローターは1枚18,000円ほどです。ローターを交換することは滅多にないことなので気にしないでいいと思います。そしてオイル交換にエレメント交換をすると考えて約6000円ほどになります。Z33の部品が高いのはそれだけの価値がある車だということです。

Z33のニスモ維持費

消耗品の交換にかかるコストはクーペ、ロードスターのタイプと変わりませんが、排気量が3800ccと上がるので税金が上がります。自動車税が「年間66,500円」約10,000円ほど上がります。そしてZ33ニスモはZ33クーペ、ロードスターと比較して造りが大幅に変わるので消耗品交換にかかるコストは変わらずにしても大きな部品が故障した場合にコストが高くなります。

S1仕様にチューニングされたエンジンで、専用のサスペンション、ディスクブレーキ、大型リヤスポイラーやチューニングが施されたシャシと大きな部品が専用や特別にチューニングされている部品なので故障した場合にクーペやロードスターと大きく変わってきます。よほど無茶な運転、事故などを起こさなければ頻繁に故障するような部品でもありませんし、高品質な部品になります。

Z33にかかる年間の維持費

車検は2年に1度なので、1年の維持費に車検代を半分貯めるとして考えます。Z33クーペ、ロードスターの3500ccのタイプの1年の維持費が約154,300円になります。これに工賃、手数料などを含めますと10,000円くらいプラスで考えてもいいです。Z33ニスモは自動車税が上がるので140,800円に5000円ほど足して約159,300円ほどです。

この維持費の計算はあくまでも目安なので実際はもっと上がったり、下がったりとその時に交換する部品や工賃によって変わります。そしてこれにプラスで任意保険代があることを忘れずに計算してください。任意とは言っても必ず入っておく必要があります。

タイプ別フェアレディーZ33の維持費比較

上記でZ33の維持費を説明しました。フェアレディーZ32、フェアレディーZ34の維持費はどうなのか?フェアレディーZ33の維持費と比較してみます。

フェアレディーZ32の維持費

フェアレディーZ31からフルモデルチェンジされたフェアレディーZ32は平成生まれのスポーツカーです。1989年から~2000年まで長期に渡り生産販売されてきました。今ではもはや絶版車両でパーツなどは汎用品や中古品でしか補えないほどです。車両価格自体はそこまで高くありませんが維持費となるとメンテナンスなども必要になってくるので納車後が大変です。

製造されて約20年以上経つ車ですので中古価格は安くともメンテナンス代はZ33やZ34に比較すれば段違いに変わってきます。このメンテナンス代で維持費を持っていかれる車です。その他に、自動車税に約59,000円、重量税に約25,000円、自賠責に14,000円ほどかかり、年間維持費(重量税、自賠責は2年分を割っている計算)は、約78,500円必要になります。

ここから任意保険、ガソリン、修理費などを含めていくとZ33の維持費を上回ってきます。比較してみた結果Z33よりはるかにコスト面でも乗り心地も悪くなりますが、これも絶版車、クラシックカーの醍醐味です。

フェアレディーZ34の維持費

フェアレディーZ33のフルモデルチェンジされた後のタイプで排気量が大きくなり3700ccのみとなります。排気量の大きさで自動車税は他のZ33と比較するとそこそこ上がります。Z33もニスモというタイプでは3800ccの排気量があるのでニスモと維持費は変わらないです。最新の技術を施され現行で生産されているタイプになりますので部品調達に困ることもありませんしコストも安く抑えられます。

自動車税が約66,500円、重量税16,500円、自賠責14,000円の合計でZ34の年間維持費(重量税、自賠責は2年分を割っている計算)は約88,750円になります。Z32より高い数値に思いますが修理などのことを思えばZ34の方が維持費は安くすみます。Z33の方が税金も安く収まるのでZ34とZ33を比較すればZ33の方が維持費は安くすみます。

フェアレディーZ33のライバル車との比較

日産以外にももちろんスポーツカーは用意されています。今回は有名な2台とフェアレディーZ33とを比較していきます。

マツダRX-8と比較

マツダのRX-8は国産スポーツカーの中で1番保険料が安いです。排気量は1300ccでありながら2500ccと変わらない働きをするのです。その違いはRX-8はロータリーエンジンでピストンエンジンの2500ccの働きをするという理由で1300cc登録ではなく2000ccになります。自動車税も約45,000円とZ33と比較してみても排気量の違いで安くいです。

重量税は約12,300円で、自賠責は約16,350円です。年間維持費を見てみますと約59,325円ほどになります。その他修理ガソリン代を考えても維持費が1番かからないスポーツカーです。

日産シルビアS15

こちらのシルビアS15もフェアレディーZ33と同じく日産車となります。外観のデザインは現代でもウケがいいデザインとなっており今だ根強いがあります。自動車税は45,000円で重量税が約24,600円で自賠責が約27,800円と保険代が他の車種と比べると異常に高いです。任意保険料も非常に高くなっています。の反面事故が多発した車種でもあります。しかしながらデザインの良さで魅了してくれます。年間の維持費は約71,200円で任意保険など入れると1番高い車種です。

Z33中古車の維持費を比較

現在では生産されていないため中古を購入するしかないZ33ですが、気になるのは中古を購入して維持費は大丈夫かなのかということです。先ほど紹介した自動車税+車検時に必要なコスト+修理、交換する消耗品などたくさんあります。特にタイヤはコストがかなりかかる上交換時期も普通車に比べると早いのです。

維持していく上でその費用を考えるのが普通です。スポーツカーを乗りたい人でしたら尚更維持費は気になるところです。中古のZ33を購入する際には必ず購入時にタイヤ交換をしてもらっておいた方が安くすみます。購入時は車屋さんはどうしても売りたいのでタイヤ交換くらいなら多少なりともまけていただけるので試してみるべきです。

Z33の維持費を考えて

どうしてもフェアレディーZ33を乗りたいという人は、もう1度維持費を振り返ってみてほしいです。それでもZ33が欲しいと思えるのなら維持していくのも辛くないですし最高にカーライフを楽しんでいただけれると思います。安い維持費ではないですし、安い買い物ではないです。詳しく調べて購入後に後悔のないZ33と出会っていただきたく思います。

初回公開日:2017年08月15日

記載されている内容は2017年08月15日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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