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ミラジーノの燃費は良い?悪い?タイプ別比較/燃費向上法

更新日:2024年02月09日

おしゃれでレトロなミラジーノの燃費に注目しましょう。軽自動車と普通車のミラジーノが存在しますが、その燃費はどのようなものでしょうか。他メーカーが生産・販売していたレトロ調の車にも触れてみます。また、ミラジーノの燃費を向上する方法もご紹介します。

ミラジーノの燃費は良い?悪い?タイプ別比較/燃費向上法

ミラジーノの燃費に注目!

ミラジーノという車をご存知でしょうか。街を走っているとつい振り向いてしまう、独特の雰囲気を持つ車です。コンパクトで街乗りにも大変使いやすい車でもあり、ヒットを飛ばしました。

本記事では、このミラジーノに注目し、その燃費に迫っていきます。歴史が短いだけにモデルは少なめですが、その中のいくつかをご紹介します。それぞれのミラジーノの燃費はどのようになっているのでしょうか。どうぞご覧ください。

ミラジーノL700S/L710S型

最初に注目するのは、ミラジーノL700S/L710S型です。どんな特徴を備えた車だったのでしょうか。また、気になる燃費はどうでしょうか。ご一緒にみていきましょう。

ミラジーノL700S/L710S型のプロフィール

ミラジーノL700S型は、1999年3月に登場しています。初代ミラジーノということになります。

ミラジーノは、五代目の「ミラ」をベースに、クラッシック風のエクステリアとインテリアをまとわせた車です。五代目ミラの追加グレード、及び四代目ミラの派生車種「ミラクラッシック」の後継モデルという位置づけになっていました。1963年から1969年まで生産されていた「コンパーノ」をモチーフに、フロント周りがデザインされました。

当時、スバルが生産・販売していたクラッシック風の車「ヴィヴィオビストロ」が大ヒットしており、各メーカーはこぞって、クラッシック風にアレンジしたモデルを次々と世に送り出しました。

ミラジーノは、丸型のマルチリフレクターヘッドランプに大型メッキグリル、バンパーメッキモール、ミラジーノ専用リアコンビランプ、などでクラシック風のエクステリアを演出していました。

インテリアは、ウッドステアリングにウッド調パネル、ミラジーノ専用シートにホワイトメーターなどを装備し、高級感も漂う車に仕上がっていました。

心臓部には、0.6Lの3気筒DOHCと、0.6Lの3気筒DOHCターボの2種類のエンジンが搭載されていました。トランスミッションは、5速マニュアルと4速オートマチックが用意され、駆動方式は2WDと4WDが選択可能でした。

燃費はどうなの?

それでは、ミラジーノL700S/L710S型の燃費はどのようなものでしょうか。ダイハツ公表のカタログスペック(10・15モード燃費)を参照してみましょう。

まず、ターボ非搭載車です。2WD車の5速マニュアル車が、1リッターあたり23.0km、4速オートマチック車が、1リッターあたり19.4kmと測定されています。次に4WD車ですが、5速マニュアル車が1リッターあたり21.0km、4速オートマチック車が1リッターあたり17.4kmと測定されています。

続いてターボ搭載車です。2WD車の5速マニュアルが、1リッターあたり20.0km、4速オートマチック車が1リッターあたり18.8kmと測定されています。4WD車はどうでしょうか。5速マニュアル車が1リッターあたり19.6km、4速オートマチック車が1リッターあたり16.4kmと測定されています。

当時の軽自動車の燃費としては、良好な燃費数値と言えるでしょう。燃費もさることながら、クラッシックなデザインと、ダイハツならではの、普通車に似た静かで滑らかな走行性能が、多くのファンを獲得しました。

ミラジーノ「ミニライトスペシャル」

続いて注目するのは、ミラジーノ「ミニライトスペシャル」です。いったいどのような車だったのでしょうか。また、燃費はどうでしょうか。ご一緒にみていきましょう。

ミラジーノ「ミニライトスペシャル」のプロフィール

ミラジーノ「ミニライトスペシャル」は、ミラジーノシリーズの最上級グレードになります。2000年10月に登場しています。

ミニライトとは、イギリスのアルミホイールメーカーの「ミニライト」のことで、このメーカーとタイアップして生み出されたのがミニライトスペシャルです。エクステリアの特長は、ミニライト製アルミホイールの装着や、フロントフォグランプ、ミニライトロゴデカールを標準装備していました。

インテリアの特長は、全てを黒色基調でまとめていることです。クラッシックな印象とともに、スポーティーな雰囲気も味わえる、ミラジーノミニライトスペシャルならではのデザインが採用されていました。

2002年からの後期型は、新デザインのフロントメッキグリルが装着され、フォグランプが黄色から白色に変更され、リヤライセンスガーニッシュにダイハツのマークを加えたことによって、よりスタイリッシュなエクステリアに進化していました。

インテリアにも手が加えられています。電気式の2眼ホワイトメーターが採用され、シート表皮には、前モデルとは異なるプロテインレザーシートを採用して、より高級感が感じられました。

エンジンは、0.6Lの3気筒DOHCと、0.6Lの3気筒DOHCターボの2種類が準備されました。トランスミッションは、ターボ非搭載車が4速オートマチックのみの設定で、ターボ搭載車は5速マニュアルと4速オートマチックが用意されました。駆動方式は、2WDと4WDが選択できました。

燃費はどうなの?

では、ミラジーノミニライトスペシャルの燃費はどのようなものでしょうか。ダイハツ公表のカタログスペック(10・15モード燃費)から参照してみましょう。

まずはターボ非搭載車です。2WD車は1リッターあたり19.4km、4WD車が1リッターあたり17.6kmと測定されています。次にターボ搭載車です。2WD車の5速マニュアル車が、1リッターあたり20.0km、4速オートマチック車が1リッターあたり18.8kmと測定されています。続いて4WD車ですが、5速マニュアル車が1リッターあたり19.6km、4速オートマチック車が1リッターあたり16.4kmと測定されています。

ターボ搭載車はパワーもあり、5速マニュアルの設定もありましたので、クラッシック風でありながらも、スポーティーな走りを好むドライバーに支持を広げました。ですから、今でも大切に乗っているユーザーが多く存在しています。

ミラジーノ1000

今度は、ミラジーノ1000にスポットを当ててみましょう。どんな車だったのでしょうか。また、燃費はどのようなものでしょうか。ご一緒にみてみましょう。

ミラジーノ1000のプロフィール

ミラジーノ1000は、2002年から2004年まで生産・販売していた小型普通車です。ミラジーノの上位グレードでもあります。

ボディーは初代ミラジーノから取られ、エンジンは同じダイハツの「ストーリア」のものが移植されています。軽自動車のミラジーノの外観に、部分的にメッキモールを装着したくらいで、軽自動車のミラジーノとはあまり変化はありません。インテリアも、軽自動車のミラジーノと全く変わらず、エンジンのみが大きくなったという車です。

ところが、排気量が1000ccということで、走行性能が今一つであり、軽自動車のミラジーノにターボ搭載車が存在していたことも影響し、販売は振るいませんでした。そして、2004年に「ブーン」が登場して、ミラジーノ1000は短い生涯を閉じました。

心臓部には、1.0Lの3気筒DOHCエンジンが積み込まれていました。トランスミッションは4速オートマチックのみの設定で、駆動方式は2WDと4WDが選択可能でした。

燃費はどうなの?

それでは、ミラジーノ1000の燃費を見てみましょう。

ダイハツ公表のカタログスペック(10・15モード燃費)を参照すると、2WD車が1リッターあたり18.8km、4WD車が1リッターあたり16.4kmと計算されています。

ミラジーノのターボ搭載車は、十分の走行性能を持っていましたので、自動車税が高く、高速道路通行料などが高い普通乗用車のミラジーノにするメリットは少なかったのです。燃費数値については、このクラスとしては合格ラインです。

他にもあったクラッシック風な車!

他のメーカーを見ると、クラシックな雰囲気を持った車は、ミラジーノ以外にもたくさんありました。そのいくつかをご紹介しましょう。

ヴィヴィオビストロ

スバルが、1997年から1998年まで生産・販売していた車です。

ミラジーノミニライトスペシャルと同じ、ミニライト製アルミホイールを装着し、英国車風のクラシカルな雰囲気を醸し出した車でした。軽自動車でありながら、4気筒SOHCエンジンを積んでいたのも特徴的でした。ダイハツは、この車を強く意識して、ミラジーノをデビューさせました。

オプティクラッシック

ダイハツが、1996年から2002年まで生産・販売していた車です。

初代のモデルは、丸みを帯びたかわいらしいデザインで、錆対策や静寂性を追求した本格的な高級パーソナルカーでした。まとまりの良いエクステリアに、ライトブラウンのプロテインレザーシートを採用したインテリアが特長的で、ヒットを飛ばしました。

二代目になると、エクステリアは大きく変わり、短いリアデッキに独立したトランクルームを持った、ショートノッチバックのハードトップセダンになっていました。フロントエクステリアは、ミラジーノに少し似たデザインでした。

サンバーディアスワゴンクラッシック

スバルが、1995年から2001年まで生産・販売していた車です。五代目のサンバーに当たるモデルとなります。

軽自動車のクラッシック風デザインブームの先駆けとなった車です。初めは、長崎県の「ハウステンボス」で使うための特別仕様車でしたが、市販化を望む声が高まり、生産・販売が決定したという経歴の持ち主です。この車のコンセプトから、前述のヴィヴィオビストロが開発され、大ヒットとなったのです。

ミニカトッポタウンビー

三菱自動車が、1997年から1998年まで生産・販売していた車です。ミニカトッポの二代目にデビューしています。

キャビン部分を背の高い形状とすることで、広々した空間を生み出した車で、「出目金ヘッドランプ」と言われた大きな丸目のヘッドランプが特長的でした。おしゃれ感たっぷりの車でしたが、軽自動車の規格変更とともにその姿を消してしまいました。

ミラジーノの燃費向上方法は?

ミラジーノのユーザーなら、もう少し燃費を向上できないか考えるに違いありません。燃費向上の方法はあるのでしょうか。飛躍的な燃費向上には至らないものの、日頃のちょっとした心掛けで、燃費を向上させることができます。いくつかの方法をご紹介しますので、毎日の運転にぜひ役立ててみてください。

運転中にできること

まず一つ目は、丁寧な運転を心掛けることです。車を運転する際は、アクセルを強く踏まずに、優しく運転しましょう。急加速や急ブレーキを繰り返すと、燃費はどんどん悪化します。追い越しなども頻繁に行わないように注意できるでしょう。

二つ目は、なるべく渋滞の道を避けることです。渋滞に巻き込まれると、加速や減速を繰り返し行うことになり、燃費を悪化させてしまいます。カーナビなどがあれば、渋滞情報を手に入れて、空いた道を選択するようにしましょう。

三つ目は、十分な車間距離を取ることです。前の車との距離が十分でないと、どうしても前の車の動きの影響を受けやすくなります。そのため、前の車に合わせて加速や減速を頻繁に繰り返すようになり、燃費を悪化させてしまうのです。一定のスピードを保つことが、低燃費運転には不可欠なため、車間距離は十分に取りたいものです。

他にも、減速するときはエンジンブレーキを多用することなどを意識して走行すれば、燃費向上に役立つでしょう。

車から降りてできること

まず一つ目は、空気圧のチェックです。空気が減った状態で走行すると、地面との摩擦が多くなり、タイヤが1回転するために多くのパワーが必要となり、結果的に燃費が悪化してしまいます。

最近では、少しでも燃料代を節約しようと、セルフガソリンスタンドで給油することを選ぶ機会が多くなったため、つい空気圧のチェックをしないまま走行してしまうというパターンが多くなっています。月に一度は、空気圧をチェックしましょう。

二つ目は、近い場所へは徒歩や自転車を使用することです。短距離を走行を繰り返すと、エンジンが暖まらないままで走行することになるため、燃料効率が低下してしまいます。短時間でのエンジンの頻繁な始動でも燃費は悪化しますので、事情が許す限り、面倒くさがらずに徒歩や自転車を利用しましょう。そうすれば、燃費のことを気にする必要は全くありません。

三つ目は、エンジンオイルの定期的な交換をすることです。エンジンオイルが汚れると、本来エンジンが持っている性能を十分発揮できなくなり、結果的に燃費が低下してしまうのです。前回のオイル交換日と走行距離をメモしておけば、忘れずにすむでしょう。見えない部分でいつの間にか燃費が悪化ということになりますので、ぜひチェックしましょう。

特にターボ搭載車は、エンジンへの負担が大きくなり、オイルも汚れやすくなりますので、燃費を気にするドライバーのみならず、エンジンオイルの交換を忘れずに行うことが重要でしょう。

ミラジーノでおしゃれにドライブを!

本記事では、ミラジーノの燃費について考えてきましたが、いかがでしたか。燃費については良好と言えますが、残念ながらミラジーノは生産中止となってしまいました。しかし、中古車であれば手に入れることが可能です。

今乗っても、クラッシック風の独特のスタイルが放つ魅力に十分浸ることができるでしょう。良質なミラジーノをぜひ探していただき、その魅力を体感してみてください。

初回公開日:2017年10月06日

記載されている内容は2017年10月06日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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