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年収別の車選びの目安(200万〜1500万)|2台持ちの人の年収

更新日:2024年02月14日

車を選ぶ際には年収に応じて「買える車」、「買えない」があることを考えなければなりません。それは、車をすべて現金で買うことが現実的ではなく、買ったあとの維持費も考えて現金を残しておく必要があるからです。必然的にローンを組むことになり、それは年収で左右されます。

年収別の車選びの目安(200万〜1500万)|2台持ちの人の年収

年収別の車選びの目安は?

車を買う理由は?

車を買う理由は、人それぞれ違います。通勤に使う人、レジャーに使う人、両方使う人、毎日乗る人、週末しか乗らない人、近所で乗る人、遠くまで乗る人、それぞれに対応する車があって迷ってしまいますが、昔と違って車種・メーカーとも星の数ほどあります。どれを選んでも良いのですが、「購入」するだけでなく余裕を持って「維持」していけないと車を持った意味そのものがわからなくなってしまいます。

そのため、維持するだけの現金を残すことが出来ない人のために「ローン」があります。ローンで借りられる限度は、主に年収により決まりますので、「年収に応じた選択肢」というのは無視することができません。

目的に応じた車を選ぼう!

星の数ほどある車種の中から自分の目的に合った車を選ぶ必要があります。乗車人数から見れば、2人しか乗れないスポーツカーから7人以上乗れるワンボックスです。使い方から見れば、毎日の通勤のために最低限の荷物が載れば良い軽自動車、大きなレジャー道具をたくさん載せられるSUV、家族や友達をたくさん乗せられるワンボックスです。

それぞれ毎日使うことは可能ですが、たとえば純粋に走りだけを楽しむスポーツカーは2人しか乗せられませんので、通勤に使うことができても大きなレジャー道具を満載することはできません。高額な買い物であって値下がりの大きな品物ですから、「買いなおし」をすると思わぬ損をします。年収を考えながら、一番良い車を慎重に選択する必要があります。

200万円~1,500万円の範囲で!

新車というのはいったい、いくらなんでしょうか?自動車には「軽自動車」もあります。かつては、貨物仕様の「廉価版」もありましたが、現在は見当たりません。最近は、必要最低限の装備がレベルアップしており諸経費込みで150万円前後です。「軽自動車が高くなった」とはいえ、200万円を超えるものは多くはありません。

そのため、最低限は200万円ほど準備できれば十分でしょう。しかしながら、軽自動車は「足代わり」にしかなりませんので、5ナンバーである「小型乗用車」、3ナンバーである「普通乗用車」がメインになります。ここは最低が諸経費込み200万円の大衆乗用車から、外国製スポーツカーや大型SUVの1,500万円ほどです。

車を買う方法(支払い手段)は?

維持費を現金で払わなければならないことを考えれば、車をすべて現金で買う人は多くないです。当然、「自分がどれくらいのローンが組めるのか?」考えてみる必要が出てきます。ディラーで組むローンはなどは、車そのものが担保になっていますので、ディーラーやローン会社の名義にされることも多いです。

これはすなわち、「ローンが滞ると車をローン会社に取られること」を意味します。ディーラーのローンでなく銀行のローンもありますが、返済できなければ車を売ることになります。そのため、車をディラーやローン会社に取られないために「無理のないローン」を組まなければなりません。

自動車ローンを借りるには?

自動車のローンには「ディーラー系のローン」と「銀行系のローン」があります。早く借りられるのは前者ですが、金利が不利な場合も多いです。すると「銀行ローン」ということになりますが、他に借入れをしているローンの年間返済額の合計を考慮され、たとえば、年収400万円であれば年収の40%程度まで借りられるでしょう。

つまり、他にローンを組んでいなければ、160万円までは借りられることになります。頭金については銀行ローンの場合、10%~30%を入れる方が多いです。もちろんのことですが、ローンの審査には勤め先の会社での勤続年数とかいろいろな要素がありますので「皮算用」には注意は必要です。

年収とローンとの関係は?

年収とローンの一例を紹介します。

車の値段、支払い方法、そしてローンと考えてくると「年収別に買える車」というものがおおよそ、わかります。一般的に頭金を30%入れるものとして考えてみます。200万円の車を買うのに頭金60万円、ローンが140万円なのでそれを借りられる年収は140万円を先の40%で割って350万円、ということになります。

400万円では頭金120万円、ローンが280万円ですから借りられる年収は700万円になります。同様に1,000万円の車を買うには頭金300万円、ローンが700万円なので年収は1,750万円です。想定上一番高い1,500万円の車を買おうとすると頭金450万円、ローンが1,050万円なので年収2,650万円が必要です。

年収別に買える車は?

ローンを借りられる年収から導いた「年収別に買える車」の値段は以下のとおりです。年収350万円の人が200万円の車、年収700万円の人が400万円、年収1,750万円の人が1,000万円の車、年収2,650万円の人が1,500万円の車を買えます。もちろん、これは「頭金を30%入れる」と前提した結論であって、1,500万円全額を現金で用意できればこの限りではありません。

ただ、高額な車というのは実は「維持費も高額」になる傾向があります。たとえばスポーツカーのブレーキは大衆車のブレーキと性能が全く違う、輸入車の部品は本国から輸入するのに多くのコストを掛けないと入ってきません。「たまたま現金がたくさん入ったから」といって高級車を買ってしまうと維持できなくなります。

車の維持費は高い?

車というのは「維持するのにお金が掛かるもの」なのです。先の高級車の維持コストの話は部品の話になりますが、高級車でなくても掛かるものは当然、あります。駐車場の賃料、ガソリン代は地域差がありますが、間違いなく掛かります。あと、新車であれば3年後には車検を受けなければなりません。

税金と諸費用を合わせて小型乗用車であれば10万円前後、その際に交換すべき部品があれば別途、支払いになります。買ったことのない人からすれば「意外と掛かる」と思うのが普通です。

2台持ちの人の年収は高い?

「車を2台持つ」というと贅沢に思われるかもしれませんが、そうでもありません。都市部を離れると公共交通が貧弱になりますので、やむを得ず2台以上の車を保有しているのが地方の実情です。お父さんが毎日、会社の通勤に乗っていってしまうとお母さんは買い物に行けません。2台目以降は税金の安い軽自動車になることが多くなります。

地方では年収の「多い」「少ない」に関係なく、生活するのに必要だから2台以上持つことになります。つまり、年収相応の、車両価格も維持費も安い車を複数持つことになりますので特に年収が高い、とは言えません。一方で、毎日乗る必要のない都市部ではそうではありません。

地方の場合と都市の場合の、車を持つ人の年収は?

都市部で2台持ちの人と地方で2台持ちの人では、年収が違います。土地の値段が全く違うので、駐車場の賃料も何倍も違い、地方ではひと月5,000円ですが、都市部でひと月50,000円ということがあるからです。こうなると公共交通の便利な都市部で2台持ちの人は「生活必需品としては」所有していないです。

通勤は、小さめの乗用車で週末の「レジャーに」大型SUVを使いましょう。年収の高い人が「生活に必要はないが遊びに必要なので」ひと月50,000円の駐車場を借りているかもしれません。

今回は「年収別に買える車の目安」をお話ししました。

年収別に買える車の目安としては、一般的な200万円の車を買う人であれば、年収350万円は必要です。これは車の維持のために必要な現金を残す想定です。意外に掛かる駐車場や車検費用を残しながら自分の収入と目的に合った車種を選ぶ必要があります。

傾向として、2台持ちの人で都市部の人はレジャー用の車を持っていたりして高収入のようですが、車が生活に必要な地方ではごく普通の車を持ち、普通の収入です。ご自分の年収や用途を良く考えながら最適な車を買って、快適なカーライフを過ごしましょう。

初回公開日:2017年08月22日

記載されている内容は2017年08月22日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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